ビットコイン1500万円突破
ビットコインは21日、過去最高値である95,000ドル(約1,472万円)を上回り、97,000ドル(約1,500万円)を突破した。米国で現物ETFのオプション取引が解禁され、機関投資家の参入を後押ししている。
今週から開始されたETFオプション取引により、機関投資家はより柔軟なリスク管理が可能となった。オプションは、将来の特定時点で定められた価格での売買権利を得られる金融商品で、ヘッジ戦略に広く活用される。
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金融情報プラットフォーム「ファーサイド・インベスター」によると、20日の米国ビットコイン現物ETFへの資金流入は7.74億ドル(約1,200億円)を記録。このうちブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)への流入は6.27億ドル(約972億円)と、3取引日連続で純流入を維持している。
ETF業界全体で見ても、資金流入は記録的な水準だ。Bloomberg Intelligence のシニアETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は「世界の全地域でETFへの資金流入が過去最高を更新している。運用会社の約半数が過去最高を記録しており、ブラックロックのIBITが特に貢献している」と指摘する。
About half of issuers are also already in personal best territory, incl BlackRock thx to $IBIT and Fidelity is 6x better than old record. Total feeding frenzy. pic.twitter.com/Sn2x5rh3VF
— Eric Balchunas (@EricBalchunas) November 20, 2024
さらに、米大統領選でトランプ氏が勝利したことで、来年1月に予定される政権発足後の規制緩和期待も相場を下支えしている。
株式市場を含め“トランプ・トレード”と呼ばれる楽観的な取引が活発化しており、大手証券会社バーンスタインは「2025年末までにビットコイン価格が20万ドル(約3,100万円)に到達する可能性がある」と強気の見方を示している。
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