はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ルイ・ヴィトンの親企業などで開発、高級ブランドの真贋証明ブロックチェーンとは

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ルイ・ヴィトンなどの高級ブランド、ブロックチェーン活用
ConsenSysは高級ブランドの真贋証明に用いることができる、ブロックチェーンを活用したAURAというプラットフォームを正式発表。ルイ・ヴィトンの親会社LVMHやマイクロソフトと構築している。

高級ブランドの追跡にブロックチェーン活用

米ニューヨークを拠点にするブロックチェーン企業ConsenSysは、コンソーシアム型ブロックチェーンを活用したAURAというプラットフォームを発表した。世界的に有名な高級ブランドであるルイ・ヴィトンの親会社LVMHとマイクロソフトと協力して構築しているという。以前からニュースでも報じられていた内容だが、今回は正式にプレスリリースでの発表だ。

イーサリアムのブロックチェーン技術とマイクロソフトのクラウドコンピューティングプラットフォームMicrosoft Azureを活用するAURAは高級ブランド業界に特化したプラットフォームで、商品の材料を選ぶところから販売までのプロセスを追跡をすることができる。製造の記録やその商品が本物かどうかを顧客も確認することが可能だ。

現在ルイ・ヴィトンやクリスチャン・ディオールなどLVMHのいくつかのブランドがAURAの導入に向けて動いており、さらにブランドの数を増やそうと話が進んでいるという。他の高級ブランドのグループを含め、世界的に普及させていく狙いだ。

LVMHの製造に関してはブロックチェーン技術を用いることによって今は詳しく知ることができる。製造の過程で1つ1つの製品がブロックチェーン上に記録され、その時点で情報の複製が不可能になる。購入者は商品を買う時にブランドのアプリを使い、AURAを通して商品の情報を確認することができる。ブロックチェーンの特徴を活かし、透明性のある情報をもとに安心して買い物ができるようになるだろう。

AURAで使われるブロックチェーンはコンソーシアム型であるため、どんな高級ブランドでも参加することができる。高級ブランドによる、高級ブランドのためのプラットフォームだ。

AURAのメインパートナーの1つであるConsenSys。そのブロックチェーン部門の責任者であるKen Timsit氏は、AURAは高級ブランド業界において革新的なプラットフォームで、ConsenSysはLVMHと協力してこの業界に貢献できることを誇りに思っていると述べた。イーサリアムのブロックチェーンを用いて非中央集権的でありながらも各ブランドのプライバシーなどは守っていきたいとしている。

LVMHが高級ブランド商品の追跡にブロックチェーンを活用しようとしていることはCoinPostでも今年の3月に報じた。前回と違い今回の発表はパートナー企業のプレスリリースのため、確実にAURAの実用化が近づいていると思われる。世界的著名ブランドの実用例がブロックチェーンの認知度向上など業界に与えるインパクトに注目したい。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/18 木曜日
09:40
フォワード・インダストリーズ、最大5900億円規模の資金調達でソラナ戦略を推進
米上場企業フォワード・インダストリーズが最大40億ドル規模のATM増資で仮想通貨ソラナトレジャリー戦略を推進する。DeFi Development Corpもソラナ買い増しを発表した。
08:45
トランプ・ジュニア出資のサムザップ、750万ドージコインを初購入
米ナスダック上場のサムザップメディアが750万ドージコインを200万ドルで公開市場から初回取得したと発表した。
07:20
米SEC、仮想通貨ETF上場手続きを大幅簡素化へ
米証券取引委員会が、ナスダック、Cboe BZX、NYSEアルカの3大取引所による包括的上場基準を承認。今後、仮想通貨を含むコモディティベース株式の上場プロセスが大幅に簡素化される見通しである。
07:10
SBI新生銀行、トークン化預金「DCJPY」の導入を検討へ
SBI新生銀行は、円建てトークン化預金DCJPYの導入を検討すると発表。JPモルガンらが参加するプラットフォームを活用し、トークン化預金での多様な外貨の取り扱いも検討する。
06:50
仮想通貨取引所Bullish、NY州からビットライセンス取得 米国展開へ
機関投資家向け仮想通貨取引所ブリッシュが17日にニューヨーク州金融サービス局からビットライセンスと送金業ライセンスを取得したと発表した。
06:25
マネーグラム、ステーブルコイン送金サービス開始 
国際送金大手のマネーグラムが9月17日にクロスミントと提携しステーブルコインを活用した新たな送金サービスを南米コロンビアで開始すると発表した。
06:02
カルシ、予測市場エコシステムハブ開始 ソラナとベースと提携
予測市場プラットフォーム大手Kalshiが17日、ソラナとベースとの提携によるエコシステム支援ネットワーク「カルシエコ」の開始を発表した。
05:45
米CME、ソラナとXRPの先物オプション取引を10月に提供予定
世界最大のデリバティブ取引所CMEグループが10月13日にソラナとXRPの先物オプション取引を開始すると発表した。
09/17 水曜日
18:00
日本でステーブルコイン普及のハードルと可能性は?|WebX2025トークセッション
WebX2025で日本円建てステーブルコインの普及をめぐるパネルセッションが開催された。専門家がステーブルコインの課題やユースケース創出をめぐって徹底議論した。
17:43
メタプラネット、「Bitcoin.jp」ドメインを取得 「ビットコインジャパン」も設立
メタプラネットは「Bitcoin.jp」を戦略的に取得し、新会社を設立。国内ビットコイン事業の拡大と収益基盤強化を目指す。
15:15
ビットコイン・スタンダード著者、アルゼンチン・ミレイ政権の経済政策を「ポンジスキーム」と指摘
ビットコイン・スタンダード著者のサファディーン・アモス氏が、アルゼンチンのミレイ政権の経済政策を「国家規模のポンジスキーム」と痛烈に批判。キャリートレードによる金融システムの崩壊リスクと、自由主義政策の矛盾を解説した。
13:30
11年間休眠のビットコインクジラが1000BTC移動、170億円相当
11年以上休眠していたビットコインクジラが17日朝、1000BTCを4つの新しいアドレスに移動したことがオンチェーンデータで判明した。
11:40
コインベース、銀行の「預金流出」懸念を否定 ステーブルコイン規制めぐり反論
米仮想通貨取引所大手コインベースが銀行業界のステーブルコイン規制変更要求に対し、預金流出は根拠のない神話だとする反論文書を発表した。
10:45
米ビットコイン法案承認に向けた円卓会議、セイラー会長らが出席
米連邦議会でビットコイン法案の円卓会議が開催され、ストラテジーのマイケル・セイラー氏らが出席。この法案では米政府が合計で仮想通貨ビットコインを100万BTC購入することなどが提案されている。
10:02
米国と英国、仮想通貨市場などで連携強化を協議=報道
ベッセント米財務長官、リーブス英財務相が仮想通貨分野での連携強化を協議した。リップル社なども出席した会合で、英米テックブリッジ関連で話し合いが行われた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧