はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

新ビットコインETF「the Trust」がSECに承認される理由、米投資運用会社CEOが主張

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「the Trust」が承認される理由をCEOが語る
新たなビットコインETF「the Trust」が認可される理由について、申請中の米投資運用会社CEOが重要ポイント3点とともに持論を展開した。

「the Trust」が承認される理由とは

Van Eck版ビットコインETF申請の行方が注目される中、米ニューヨークを拠点とする投資運用会社が、新たなETFの申請を行っていることが明らかになった。

仮想通貨メディアBTCManagerの取材に応じたCEOのWilliam Herrmann氏は、承認待ちの「United States Bitcoin and Treasury Investment Trust(以下、the Trust)」について、SECの条件をクリアするものとして、その優位点について語った。

SECはかねてから、価格操作のリスクとカストディ(安全性・管理)をビットコインETCの主な懸念点として挙げてきた。Herrmann氏は、SECが重視しているのは「ビットコインの市場規模」「市場間共有協定」「市場操作」であり、the Trustは3つの点でSECの懸念を払拭すると主張している。

Herrmann氏の主張

1.市場規模

ビットコイン市場の規模について、SECはWilshire Phoenix社の商品を同様の金融ソリューションと比較することが予想されるとし、ビットコインと金の値動きには多数の類似点があるため、比較には金ETF(上場投資信託)が含まれる可能性が考えられると主張。

同社が暗号資産に限らず、株式や債券、デジタル資産、不動産、プライベート・エクイティなど、数多くの資産クラスを提供している点を挙げた。

2.市場間共有協定

Wilshire Phoenix社は、BTCの保有を確保するためにCoinbase Custodyと提携済みであると話し、the Trustにはビットコイン先物オプションを取り扱うシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のビットコイン参考基準レート(BRR)を使用するとの予定を明かした。

CMEのビットコイン先物オプションの契約件数は、5月27日~6月3日にかけて、過去最高の5190件に達している。

3.市場操作の脅威

市場操作の脅威に関して、Herrmann氏は以下のように語る。

これまでに申請されたビットコインETFがビットコインの値動きのみに連動することを前提としていたのに対し、the Trustは米ドルや米国債にも準拠している。これによりボラティリティの軽減が期待できるほか、BRRとペアにすることであらゆる市場操作の試みに抵抗できる。

CMEのレートを使用して純資産価値(NAV)を決定し、正しい市場セグメントを通して価値を調べることができる。

金融商品の組み合わせによる、価格変動の軽減

Wilshire Phoenix社は2017年11月、「より透明で機動的、かつ先見性のある投資運用会社が必要である」との信念の下、設立された。

申請前にいくつかの微調節を行うなど、万全の戦略的準備を整えてきたことは、「却下される懸念があれば、最初から申請しなかった」というHerrmann氏の自信に満ちた言葉に反映されている。

BTCManagerが昨年11月に報じた通り、クリプトワールド(暗号の世界)のエクスポージャーを顧客に提供することが同社の狙いだ。

実現にあたりビットコインのボラティリティが大きな障害の一つとなっているが、Wilshire Phoenix社はリスク軽減策として、「Bitcoin Treasury Index(ビットコイン財務指数)を厳密に複製することを目的とした比率」で、保有しているBTCとT-Bills(短期合衆国財務省債券)を組み合わせることを提案している。

Herrmann 氏の主張に基づき結論付けると、the TrustはBitwiseとVanEckのように度重なる延期で可否判断が長引くこと可能性は低い。そしてこの申請が承認されれば、次なる承認例が続々と生まれ、「高度な暗号ベースの金融商品」の新時代の幕開けとなるかも知れない。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
02/18 水曜日
18:00
次世代カンファレンス「MoneyX 2026」の後援に一般社団法人Fintech協会が決定
2026年2月27日開催の次世代金融カンファレンス「MoneyX」の後援に一般社団法人Fintech協会が決定。ステーブルコインの社会実装をテーマに産官学が議論。参加費無料・承認制。
17:52
米・加銀行大手、ビットマインへの保有株を大幅増加
SECへの13F開示で、米加大手銀行がETHトレジャリー企業ビットマインへの投資を急増させたことが明らかに。機関投資家によるETH採用が主流化しつつある兆候として注目を集めている。
16:35
ウェルズ・ファーゴ、税還付でビットコインや投機株に約1500億ドル流入と予測
米ウェルズ・ファーゴは、今年の税還付で3月末までに約1,500億ドルが市場に流入すると予測。ビットコインや投機株への資金流入が加速し「YOLO相場」が復活するとの見方を示した。
15:25
ビットワイズ、予測市場連動ETFを申請 米選挙結果に連動する6本を計画
ビットワイズが予測市場連動ETF「PredictionShares」をSECに申請。2028年大統領選や2026年中間選挙に連動する6本を計画。グラナイトシェアーズ、ラウンドヒルを含む3社が相次いで参入し、予測市場のETF化競争が加速している。
14:32
Moonwellでオラクル設定ミス、AI共著コードが関与し約2.6億円損失
DeFiプロトコルMoonwellでAI共著コードのオラクル設定ミスが発覚し、約178万ドル(約2.6億円)の損失が発生。GitHubの記録にはAnthropicの最新モデル「Claude Opus 4.6との共著」と明記されており、AI活用開発のリスクに注目が集まっている。
14:15
ロボット犬がUSDCで自律決済、サークルとOpenMindがマシン経済を実証
サークルとOpenMindが、ロボット犬「Bits」によるUSDC自律決済のデモを公開し、人間の介入なしに充電料金を支払うマシン間決済を実証した。
13:45
SBI VCトレードと北紡が連携開始、大口BTC取引や保管サービスを提供
SBI VCトレードは2月17日、東証スタンダード上場の北紡とビットコインの取引・保管・運用に関する連携を開始したと発表。法人向け大口サービス「SBIVC for Prime」を通じて、OTC取引や期末時価評価税の適用除外といった機関投資家向けインフラを中小上場企業にも提供。
13:20
「DeFiのトークン改革が弱気相場脱却の鍵に」ビットワイズがAaveの事例を解説
ビットワイズのマット・ホーガン氏がDeFiトークンの改革が仮想通貨弱気相場を脱却する上で重要だと論じた。Aaveの収益連動型トークン提案を事例に解説している。
11:44
「2045年のデジタル金融」SBI・シンプレクスが語る仮想通貨とトークン化の未来|DSC2026
暗号資産市場の時価総額は350兆円を突破し、米ビッグテック7社に匹敵する規模に。WebX2026でSBIグローバルアセットマネジメント朝倉氏が語った、2028年の暗号資産ETF解禁、株・不動産・絵画の資産トークン化、AI時代でも残る人の役割とは。日本の「貯蓄から投資」を加速させるデジタル金融の未来像を詳報。
11:37
CFTC委員長、仮想通貨市場構造法案「成立は目前」と発言
CFTCとSECの役割を明確化 米商品先物取引委員会(CFTC)のマイケル・セリグ委員長は17日、仮想通貨市場構造法案(CLARITY Act)の成立が「目前に迫っている」と述…
11:15
クラーケンも新生児投資口座「トランプ・アカウント」支援へ、コインベースに続き
仮想通貨取引所クラーケンは、2026年にワイオミング州で生まれる全児童を対象に、連邦政府の貯蓄プログラム「トランプ・アカウント」への追加寄付を行うと発表。次世代への投資教育的役割が期待される。
10:40
ドイツ連銀総裁「CBDCとステーブルコインはユーロの役割強化に有用」
ドイツ連邦銀行の総裁は、CBDCとステーブルコインがユーロの国際的な役割強化に有用であるとの認識を示した。役割の強化には、決済のシステムとソリューションにおける欧州の独立性向上も含まれるとしている。
09:50
アブダビ系ファンド、ブラックロックのビットコインETFを約1550億円超保有
アブダビの政府系ファンド、ムバダラとアル・ワルダが2025年末時点でブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」を合計約1,550億円保有していたことがSECへの13F開示書類で判明した。価格下落局面でも積み増しを継続している。
09:50
ステーブルコイン、日常金融ツールとしての採用広がる 貯蓄・送金・給与受取で
仮想通貨取引所コインベースらの調査で、貯蓄・送金・決済など日常的なステーブルコイン使用が拡大していることが分かった。送金手数料削減などのメリットも実用化を進めている。
09:25
ステーブルコイン流動性がバイナンスに集中、7.2兆円保有でCEX全体の6割以上を支配
中央集権型取引所のステーブルコイン在庫の65%をバイナンスが保有していることが判明した。資金流出が沈静化する中、特定の大手プラットフォームへ流動性が集約されている状況だ。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧