- 仮想通貨市場
-
下落局面にあるビットコイン(BTC)相場をテクニカル分析と国際金融市場を含むファンダ両面から考察。海外の著名投資家が指摘する、4hローソク足のフェイクアウト(だまし)にも関心集まる。
仮想通貨ビットコイン(BTC)市況
ビットコイン(BTC)は、4h三尊を形成して10,000ドル付近の107万円台まで一時続落した。
サポートされていたネックラインをレジスタンスにロールリバーサル(①)したことで、売り圧力が強まった。反発するようであれば、まずは113万円付近と115万円の上値抵抗線を抜けられるかどうか(抜けた場合、強レジスタンス120万円)。このまま明確に割り込んで下落するようであれば、日足雲下限の106万円付近や、防御壁として意識される②の9,000ドル(99〜100万円)までに反発できるかどうかが焦点となりそうだ。
今後のファンダとしては、29日のテザー裁判(Bitfinex)の行方に加え、31日の米FOMCで10年ぶりの「利下げ」が行われるかどうかが注目される。
連邦公開市場委員会(FOMC)では、米中貿易摩擦や世界経済の減速に伴う「景気下振れリスク」を背景に、0.25%の利下げ (金融緩和政策)が予想されている。6月のFOMCでは、利下げが示唆されたことでゴールド高騰やビットコイン(BTC)上昇を後押しした。詳細は、以下の記事で解説している。
海外投資家の見解
海外仮想通貨トレーダー兼投資家のJosh Rager氏は、重要局面を迎えるビットコイン市場について見通しを示した。
4時間足で見ると、BTCのロウソク足はサポートラインの下で閉じているが、その前にフェイクアウト(だまし)が見られる。さらに、(フェイクアウトが確認された)そのローソク足は、価格が上がった後にフェイクアウトが発生している。
日足チャートでは、まだサポートラインを上回っていることがわかる。普段は長い時間枠の方がより重要なもの示すものだ。
そのため、次の4時間足のローソクが局面の判断を下すインジケータとなる可能性が高いだろう。
$BTC 4 hr closed under support but remember, there was a fake-out not long ago
— Josh Rager 📈 (@Josh_Rager) 2019年7月22日
Immediately after the close price bounced
1Day chart is still above support and higher time frames always have more significance
The next close in 4 hrs will likely be the deciding indicator pic.twitter.com/TXym9pxKpI
この上述したツイートでは、長い時間軸での市場観察の重要性を説いた上で、今後の市場の展開を示すインジケータがまだ現れていないとの考えを明らかにしている。Rager氏は、このツイートの8時間後の21時25分に以下の投稿を行なった。
BTCは、日足で未だサポートライン上を保っている。
サポートライン付近で価格が維持されればされるほど、BTC価格が大きく下落する可能性が高くなると思われる。
サポートラインとレジスタンスラインの間、あるいはレジスタンスライン付近まで押し戻されるのを見たいところだが、もし確認できなければ、価格が1万ドルを大きく下回るだろう。
$BTC still holding support on daily
— Josh Rager 📈 (@Josh_Rager) 2019年7月23日
The longer it stays in this support area the more likely BTC may break down
Wanting to see a push back up to the neutral area or resistance
If not, more 4 digit BTC to accumulate pic.twitter.com/8eHkSKjjdh
Rager氏の予測によれば、現在BTC価格が大きく割れるか否かを決定づける瀬戸際にいるとしており、ビットコイン市場が重要局面へと差し掛かったことを伝えている。
【告知】
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2019年7月18日
CoinPost公式telegram(https://t.co/MLmPxiuitw)を新しく開設!
8月以降のLINE@仕様変更に伴い、今後はメッセンジャーアプリ「telegram」を中心に配信予定です。
仮想通貨市場に影響を及ぼし得る重要ニュースをいち早く入手したい方は、ぜひご活用ください。(QRコード登録も可能) pic.twitter.com/Q2A7hdUUkl
免責事項
当ページは、仮想通貨の信憑性・正確性を保証するものではありません。
掲載されている内容やリンク先、サービス等、または投資情報からの不利益や損害については、当サイトでは一切の責任を負いかねます。投資する際は、ご自身の判断の元、自己責任でお願い致します。