はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米トランプ前大統領、即完売した自身のNFTトレカについて語る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NFTローンチの経緯

米ドナルド・トランプ前大統領は、自身をモチーフにした公式NFT(非代替性トークン)デジタルトレーディングカード「CollectTrumpCards」について見解を語った。

CollectTrumpCardsは15日にリリースされ、投機的な買いも集めてわずか数時間で完売した。

米メディアOn America News Network(OAN)のインタビューに応じたトランプ氏は、それまでNFTについての知識は特になく、あるグループが提案したアートを気に入り、「売れそうだ」と直感したという。

同NFTコレクションは様々なシーンのトランプ氏を題材としてトレーディングカード化された。気に入った理由としてトランプ氏は、冗談混じりに「アメコミヒーローのような鍛え上げた肉体を手に入れたかった」と述べた。

市況悪化の影響もあって一般的なNFTブームはすでに過ぎ去っていたため、逆風も強かった。発表直後は多くの嘲笑を買ったトランプ公式NFTのリリースだったが、蓋を開けてみると販売元の「6ヶ月で売り切る」との予想に反してわずか6時間で完売。

最大手NFTマーケットのOpenSeaでは、24時間の出来高1位にもランクイン。当初99ドルで販売されたNFTは、倍以上のフロアプライスを保つなど人気化した。

関連:米トランプ前大統領、自身初の公式NFTコレクションをリリース

インタビューでは、これまで不動産など実物資産に投資してきた「投資家としてのドナルド・トランプとして、NFTの将来性に魅力を感じているのか?」と質問されると、トランプ氏は否定。「NFT市場は旬を過ぎ、今は市場が冷えている」と冷静な見解を示し、自身のコレクションは“素敵なアート”の1つとして捉えていると述べた。

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

▶️仮想通貨用語集

成功の要因

トランプ氏のNFTコレクションが成功した要因の一つとしては、同氏の根強い支持者層にアピールする手法を用いたことが指摘されている。

公式サイトでは、NFTを購入した時点でさまざまな特典に当選する懸賞に自動エントリーされる、などと大々的に宣伝された。

  • トランプ氏主催のディナー
  • トランプ氏の別荘マー・ア・ラゴでのカクテル
  • マー・ア・ラゴでトランプ氏と一対一で会談
  • トランプ氏と1時間のゴルフ(友人2人まで招待)
  • トランプ氏と個人でズームミーティング
  • トランプ氏とグループでズームミーティング
  • 直筆サイン入りの記念品
  • デジタルサイン入りの限定ゴールドNFT

さらに、購入者にNFTが自動的に割り当てられたことも、ゲーム性がありコレクションが盛り上がる一因となった。

仮想通貨市場の低迷とともにNFTへの関心が低下する中、トランプ氏のNFTコレクションは、一時的にでもNFT市場の起爆剤としての役割を果たし、今後のNFTのマーケティング方法にもヒントを与えたと評する声もある。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/06 土曜日
13:46
仮想通貨市場構造を定める「クラリティ法案」を遅滞させる3つの争点とは? 専門家見解
仮想通貨に詳しい弁護士が、ビットコインなどについて米国の規制を明確化する「クラリティ法案」の年内進捗は期待薄だと見解。3つの争点が議論のハードルだと指摘する、
11:15
メタマスク、予測市場取引機能を導入 ポリマーケットと連携しウォレット内で完結
メタマスクが12月4日、トラストウォレットが12月2日に予測市場機能を相次いで発表した。ユーザーは自己管理型ウォレット内で実世界のイベント結果を予測し仮想通貨で取引できるようになる。
10:45
SBI VCトレードとサッポロビール、黒ラベルTHE BARリニューアル記念でNFT配布キャンペーン開始
仮想通貨取引所SBI VCトレードとサッポロビールがWeb3技術を活用した実証実験を12月5日に開始した。黒ラベルTHE BARのリニューアルを記念し、応募者全員にNFTを配布。保有者は店舗で特別なビール体験が受けられる。
10:10
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、5週連続で資金流出 4200億円規模に
ブラックロックの仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」から5週連続で約4200億円が流出した。上場以来最長の流出超過を記録。同社の事業開発ディレクターは「正常な動き」と述べた。
09:30
米SEC、仮想通貨プライバシー円卓会議を来週開催 ジーキャッシュ創設者も参加
米証券取引委員会が金融監視とプライバシーをテーマにした円卓会議を12月15日に開催予定。ジーキャッシュ創設者ゾーコ・ウィルコックス氏を含む専門家がパネリストとして参加し、仮想通貨の匿名技術と監視措置について議論を行う。
08:35
トム・リーのビットマイン、今週約9.8万ETHを追加購入 総保有額1.8兆円相当
ビットマインは今週もETHの押し目買いを実施し9万7650イーサリアムを追加購入した。アーカムのデータによると、同社の総保有額は1.8兆円に達しETH総供給量の3.16%を占めている。
08:00
KLab、ビットコインと金を組み合わせた財務戦略を発表
KLabは、仮想通貨ビットコインと金を財務資産に組み込むデュアル・ゴールド・トレジャリー戦略を実施すると発表。同日発表した資金調達で得る約51億円のうち36億円を充当する。
07:35
ウィズダムツリー、欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場
ウィズダムツリーが4日、Lidoプロトコル経由でミントされたstETHのみを保有する欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場した。運用資産約5000万ドルでドイツ、スイス、フランス、オランダの取引所で取引が開始された。
06:30
ビットコイン保有企業の指数除外方針に反対、ストライブ社がMSCIに書簡
米ナスダック上場企業ストライブがMSCIに対し、ビットコイン保有企業を株式指数から除外する提案に反対する書簡を送付した。同社は7500BTC以上を保有する企業として、50%基準は不公平で実行不可能だと主張。
05:55
仮想通貨評価損不計上でフィスコとクシムに課徴金勧告 金融庁監視委が虚偽報告を指摘
証券取引等監視委員会が5日、フィスコとクシムに対し、仮想通貨の評価損を適切に計上せず有価証券報告書に虚偽記載を行ったとして、それぞれ1500万円と1200万円の課徴金納付を勧告した。
12/05 金曜日
19:26
テザー投資家が英政党に史上最高額寄付 改革党に18億円相当
ステーブルコイン発行会社テザーの投資家クリストファー・ハーボーン氏が英国改革党に900万ポンド(約18億円)を寄付し、存命個人からの政党寄付として史上最高額を記録。米国でもトランプ大統領が選挙期間中に仮想通貨業界から2600万ドル超を集めるなど、仮想通貨資金が英米両国の政治に影響力を持ち始めている。
18:40
Cloudflare障害でコインベースなど取引所が一時アクセス不能 11月に続き再発
12月5日夕方、Cloudflareの障害により、コインベースやクラーケンなど複数の仮想通貨取引所とDeFiプロトコルのユーザーインターフェースが一時的にアクセス不能に。11月18日に続く障害で、インフラ依存のリスクが再び浮き彫りとなった。
17:24
米上場AlphaTON Capital、約630億円調達へ TONトークン取得とAI投資
ナスダック上場のデジタル資産運用企業AlphaTON Capitalが、米SECに4億2069万ドル(約630億円)の資金調達枠を申請。TONトークンの追加取得とテレグラムのCocoon AIネットワークへの投資を計画。TONエコシステムへの機関投資加速が見込まれる。
14:30
チェーンリンク現物ETF、初日に64億円の流入で好調 ソラナETFからは最大流出
仮想通貨チェーンリンク現物ETFの取引初日に64億円が流入し好調な滑り出しとなった。一方ソラナ現物ETFからは過去最大の資金流出があった。
14:00
国際通貨基金(IMF)、ステーブルコインの規制断片化に警鐘 
国際通貨基金が今週、ステーブルコイン市場の評価報告書を公開し、各国の規制枠組みの断片化が金融安定性を脅かし監視を弱体化させ、国境を越えた決済の発展を遅らせていると警告した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧