CoinPostで今最も読まれています

米トランプ前大統領、自身初の公式NFTコレクションをリリース ポリゴンのブロックチェーンを使用

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

公式NFTをリリース

米ドナルド・トランプ前大統領は15日、自身初となる公式NFT(非代替性トークン)コレクションをリリースしたことを発表した。

*17日追記 4万4,000個のNFTは数時間以内に完売された。OpenSeaで取引されており、24時間出来高は1,594ETHとして1位にランクインした。

出典:OpenSea

「トレーディングカードのようなデジタル収集品」と評したNFTの発行に利用されているのは、暗号資産(仮想通貨)ポリゴン(MATIC)のブロックチェーン。発行数4万5,000個のうち4万4,000個が「Collect Trump Cards」という電子市場で販売されている。すでにOpenSeaなどの2次市場で取引されている。

関連Twitter投稿が3億円の価値に|大企業も注目する「NFT」の仕組みと可能性

NFTの価格は99ドル(約1万3,000円)。支払いはラップされたイーサリアム(ETH)のラップド・イーサリアム(WETH)の他、クレジットカードも利用可能。一次販売している電子市場にはポリゴンについて「環境に配慮したブロックチェーンである」と説明した。

ラップ(Wrap)とは

仮想通貨を別のブロックチェーン上で使用するために代替トークンを発行すること。WETH以外にも、ビットコイン(BTC)をイーサリアム上で使えるようにした「WBTC」などがある。

▶️仮想通貨用語集

なお、トランプ氏のNFT販売は政治目的ではないとし、売上が選挙活動に使われないことも明記された。

NFTの購入者には、トランプ氏とゴルフをしたり、夕食をしたりできる特典に応募することが可能。1人の購入者や1家庭につき、100個までNFTが購入できる。各NFTの種類の発行数は最大20個までと制限されており、1つしかないものなど希少価値に差がつけられている。

仮想通貨で支払いをする場合は本人確認が必要。また、特典応募に参加できるのは、18歳以上の米国市民のみとなる。

トランプ氏と仮想通貨

トランプ氏は以前、仮想通貨に対して否定的な姿勢を示していた。

例えば2019年には、ビットコインや旧フェイスブック(現メタ)が開発を主導していた「ディエム(旧リブラ)をツイッター上で批判。規制面の問題や、違法行為を助長する恐れがあるとして懸念を表明し、米ドルだけが本物の通貨だと主張している。

関連米トランプ大統領、仮想通貨ビットコイン(BTC)とフェイスブックのリブラを痛烈批判

一方で以前、トランプ政権はブロックチェーンには強い関心を持っていた。政府間の運営の迅速化やコスト削減につながるなどと期待し、2017年には、複数の連邦局ですでにブロックチェーンの試用が始まっていることが明らかになっている。

関連トランプ政権、ブロックチェーン採用に強い関心を示す

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
10:20
大統領候補ケネディJr氏、米政府のビットコイン積立を提唱
ケネディJr氏は、米大統領に当選した場合、政府が財務資産として仮想通貨ビットコインを毎日購入し積み立てるようにすると話した。
09:45
3兆円運用の米ミシガン州の退職年金基金、10億円以上のビットコイン現物ETF保有
仮想通貨ビットコインの現物ETFに対する米国の年金基金からの需要は増加傾向にある。運用資産総額3兆円に相当するミシガン州の退職年金はウィスコンシン州とニュージャージー州のジャージー市の年金基金に続き、ビットコインETFの株を保有していることを報告した。
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア