
国内で暗号資産(仮想通貨)を取扱う1種会員(日本暗号資産取引業協会:JVCEA)として、2025年5月時点で33会員が登録されています。各取引所は独自の特色を活かしたサービスを展開しているため、自分に合った取引所を見つけることが重要です。
2017年から8年間、日本の仮想通貨市場を8年間にわたり取材・分析してきたCoinPostが、取引所選びの重要な5つの基準と評判を詳しく解説します。
目次
各取引所の特徴の比較・早見表
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取引所 |
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ポイント | 全銘柄「板取引」対応、流動性◎ 即時出庫でも定評 |
アプリDL700万 東証プライム上場グループの信頼性 |
人気銘柄(SOL・SHIB等)を取扱い SBIグループの総合力 |
100円から手軽に投資スタート FX仕込みの高機能モードあり |
BTC取引量9年連続国内No.1 Lightning&CFDで大口取引も快適* |
ステーキング利回り 国内最高水準* 報酬の日本円受取でスムーズな確定申告 |
楽天ポイントで投資可能 取引所形式の証拠金取引で屈指の品揃え |
貸暗号資産の特別募集を適時開催 ゲーム/メタバース銘柄も充実 |
三井物産系と提携したレンディング 11銘柄ステーキング対応 |
SUI、SOLなど注目銘柄の板取引充実 出庫対応など利便性◎ |
LINEアプリ内で利用可能 PayPay入金対応 |
– | – | メルカリの100%子会社、200万口座突破 |
取引方法 | 販売所 取引所 |
販売所 取引所 |
販売所(現物・レバレッジ) 取引所 |
取引所(現物・レバレッジ) 販売所 暗号資産FX |
販売所 取引所 bitFlyerLightning(現物・レバレッジ) |
販売所 取引所 |
販売所(現物) 証拠金取引(取引所) |
販売所(現物・レバレッジ) 取引所 |
現物取引サービス 取引所 |
販売所 | 販売所 取引所 |
販売所 取引所 |
取引所 | 販売所 |
取扱い 通貨数 |
41 種類 |
32 種類 |
39 種類 |
27 種類 |
38 種類 |
29 種類 |
11 種類 |
43 種類 |
19 種類 | 44
種類 |
7 種類 |
22 種類 |
2 種類 | 2 種類 |
手数料 (主な特長) |
メイカー -0.02%リベート |
取引所の手数料 無料 *一部銘柄を除く |
メイカー -0.02%リベート BTC 出庫 無料 |
メイカー -0.01%リベート BTC 出庫 無料 |
0.01 ~ 0.15%(Maker/Taker) *Lightning |
取引・入出庫・ステーキング手数料 “すべて無料” | 無料(Maker/Taker) | 全通貨ペア 無料 | - | メイカー ~0.07%(Lv制) | 無料 ※販売所スプレッド除く |
無料 ※販売所スプレッド除く | 確認中 | 無料 ※販売所スプレッド除く |
投資 運用機能 |
信用取引 レンディング |
積立・レンディング ステーキング IEO・NFT等 |
積立・レンディング ステーキング |
積立・レンディング ステーキング・IEO |
定期貸コイン ステーキング 積立・IEO |
ステーキング レンディング つみたて |
楽天ポイントで投資 楽天キャッシュへチャージ |
積立・レンディング・IEO | ステーキング | 積立・レンディング ステーキング |
レンディング PayPayマネーで購入 |
積立 | IEO・ステーキング | 積立、ポイント投資 |
口座開設 | 準備中 | 準備中 | 準備中 |
仮想通貨取引所9社を実績と評判で分析
本項では、実績や評判に基づいた国内暗号資産(仮想通貨)取引所のレーダーチャートを紹介します。評価基準は、1.取扱い通貨数、2.使いやすさ、3.信頼性、4.手数料、5.流動性で、それぞれ5点満点です。


























































































BTC出庫手数料: 0.0006 BTC
暗号資産取引所〈現物取引部門〉で2年連続 総合1位 *関連
取引しやすさと信頼性を兼ね備えた国内有数の取引所
日本円の出金、暗号資産の出庫対応の早さ、ETHの(Arbitrum、OP)マルチチェーン対応など、NFTやブロックチェーンゲームなどのWeb3サービスと組み合わせた使い方にも最適です。
*2023年1月〜2024年10月のJVCEA統計情報自社調べ
スマホで使える機能の充実、分かりやすさ、誠実なイメージ、機能追加のスピード
間違えて送金した時など対応がしっかりしていた。諦めていた通貨がちゃんと戻ってきた。
海外取引所との送金など大変重宝しているが、SOLが売買出来ないのは不便
bitbankで取り扱われているすべての銘柄が取引所と販売所の両方にあるので良心的。また、取扱銘柄の選定が優れていると感じます。あとはUIも良くて使いやすいです。国内暗号資産交換業者はいままで5社使ったことがありますが、bitbankがダントツで良いと感じています。
他の取引所も複数使ったことがあるんですが、ビットバンクが一番自分に合ってました。使いやすい、見やすい、銘柄が良い、など。改善してほしいのは「マイマス手数料」。メイカーで板取引をするとマイナス手数料というボーナスが日本円でもらえますが、面倒なので不要です。
私が使っている中で一番使いやすいです。出金:まず、出金先アドレスの新規登録申請から登録完了までが早いです。即座反映だと思います。出金の実行も早い。他社(GMO)だと10分くらいかかるような印象ですが、bitbankは海外取引所と遜色のない対応の早さだと感じています。ただし、暗号資産出金時の手数料の面ではGMOが圧倒的に優秀です。UI:全体的に直観的なUIで使いやすいです。特に、取引所からの発注画面が使いやすいです。他社(GMO)はびっくりするくらい使いづらいです。取引所取引できる銘柄:銘柄もおおむね満足です。入金:日本円入金はGMOに劣ります。即座入金に対応していません。



















































BTC出庫手数料: 0.0005 BTC
*対象:国内の暗号資産取引アプリ、期間:2019年〜2024年、データ協力:AppTweak
東証プライム上場グループの信頼と実績
シンプルで使いやすいUIにより、スマホアプリの累計ダウンロード数は700万件を突破*。累計取引高は約1兆957億円、口座数は約220万と、国内最大級の規模を誇ります (*2024年12月時点)。
「実績」「安心感」「使いやすさ」のバランスに優れ、これから仮想通貨を始めたい方にも適した取引所です。
* 現物取引高:2024年7月〜12月、国内暗号資産交換業者の公表値をもとにCoinPostが集計
* スマホアプリDL数:AppTweak提供データに基づく
周りの友人も利用している。特に不便はなく始めての取引なら問題なし
アプリのデザインが使いやすいから
スマホアプリの使い勝手は唯一無二。国内では珍しくIEOやINOといった試みにも積極的
はじめて口座開設した取引所だった。他のアプリより使いやすい
つみたて機能を使っていますがとても便利です。
カスタマーサポートの対応がすごく親切でした
初心者でも問題なく使え、またわかりやすいため。
アプリが使いやすく、長期投資の自分にとっては手数料もそこまで気になりませんでした。IEOなど他にはないサービスがあるのが魅力だと思います。




























































BTC出庫手数料: 無料
SBIグループの信頼と実績で個人投資家から高い支持
国内最多クラスの14銘柄に対応したステーキングサービスや、貸コインなど資産形成層向けの機能も充実。安価な手数料設計で、コストを抑えられる点も魅力です。
口座数は約130万件、顧客資産残高は約5,000億円に達する見込み(*2025年第3四半期時点)、信頼性・利便性・運用機能のバランスが取れたサービスとして、多くのユーザーに選ばれています。
SBI VCが提供する預けているだけのステーキングは非常に優れております。手数料がその分取られますが、個別でステーキングをする必要がないという点は初心者には大変わかりやすく、自身でステーキングができる方でも1億円以上の資産を運用していなければ年率1%を惜しむより、手間がかからない方を選びます。ほとんどの資産をSBIに移しました!銘柄充実してもらえると嬉しいです!
スマホで操作するので、文字の大きさや必要な画面の探し易さが魅力です
あずけるだけでステーキングできるので助かっている。
最初から長期投資を目的としているので安定性・安全性のみで取引所を選定しました。レポート系などがガチ目なのでもう少しユーザー獲得の為に努力した方が良い。実際、情報自体はアプリケーションとして定評のあるコインチェックの方を利用している。販売所を使う気など無いので取引所板を活性化させる為のユーザー獲得努力をお願いしたいですね。
ステーキング関連のサービスがどこよりも充実してるから



























































BTC出庫手数料: 無料
実践向けの多機能アプリと充実のサポート体制
即時入金や出庫手数料が無料など、資金移動コストの低さに加え、アプリの操作性やチャート機能の充実度でも高く評価されています。高機能チャートやアラート、ウィジェットなどを備えた「トレーダーモード」や、ワンタップ注文可能な暗号資産FXなど、上級者向けの機能も充実。
「カスタマーサポート」で高評価を得ており、総合的な信頼性が高い取引所です。













































BTC出庫手数料: 0.0004 BTC
高い流動性とセキュリティで安定した取引を実現
2014年1月のサービス開始以来ハッキング被害ゼロというセキュリティ実績を持ち、安心して利用できる取引所として高く評価されています。
* 国内暗号資産交換業者における2016 年~2024 年の差金決済および先物取引を含んだ年間出来高。 (日本暗号資産取引業協会が公表する統計情報および国内暗号資産交換業者各社が公表する取引データに基づき当社にて集計。日本暗号資産取引業協会の統計情報については2018年以降分を参照)



















































BTC出庫手数料: 無料
SBIグループ傘下の信頼と、全サービス手数料無料の手軽さ
取引コストを抑えたい中・上級者にとっては頻繁な売買にも適しており、一方で、口座に資産を保有するだけでステーキング報酬が得られる仕組みは、初心者にもやさしい運用環境となっています。 *国内暗号資産交換業者の公表値比較、2025年4月30日調べ















楽天ポイントで始める、シームレスな仮想通貨取引


































































BTC出庫手数料: 0.0005 BTC
取引所全通貨ペアで手数料0
































ETH: 0.005 ETH
企業連携の信頼性と、資産運用機能の充実
さらに、「CoinTrade Stake」ではイーサリアム(ETH)やテゾス(XTZ)など11銘柄に対応したステーキングサービスを展開。比較的高い利回りも期待でき、長期保有しながら資産を増やしたいユーザーから注目されています。
暗号資産(仮想通貨)取引所を選ぶ際の5つの基準
暗号資産(仮想通貨)取引所を選択する際に検討すべき点について、5つの観点で解説します。
基準1:取り扱い通貨数

各取引所では、扱っている暗号資産(仮想通貨)の種類や銘柄が異なります。
投資したい特定の仮想通貨が取引所にあるか、またはその通貨でより有利な取引方法が提供されているかを確認することが重要です。
各取引所の銘柄取扱い状況
基準2:使いやすさ

取引所の利用目的に応じて、必要な機能とその利便性を評価することが大切です。
例えば、手軽にビットコインを購入したい場合や、スマートフォンアプリを通じていつでも迅速にトレーディングを行いたい場合、またはステーキングやレンディングなどの運用を管理したい場合など、利用シナリオに応じた機能性が求められます。
また、単なる取引にとどまらず、ステーキングやレンディングといった他の運用方法が提供されているか、また外部ウォレットへの送金が便利かどうかも考慮すべきです。特定の機能やサービスに注目して比較したい方は、以下の銘柄・目的別の詳細記事もご参照ください。
基準3:信頼性

暗号資産(仮想通貨)取引に関しては、金融庁によって認可された取引所の利用が重要です。
無許可の取引所を利用した場合、国内規制による資産保護が受けられない可能性があるためです。金融庁に認可された取引所では、厳格なセキュリティ基準と資産管理体制が確立されています。
万が一、運営母体が破綻したり、ハッキングが発生したりした場合でも、顧客の資産は分離して保護される体制が整っています。
関連:Kaikoが仮想通貨取引所の世界ランキング発表 ビットバンクが12位にランクアップ
基準4:手数料

暗号資産(仮想通貨)取引所では、いくつかの手数料が関わってきます。主なものには、取引手数料、スプレッド(売買価格に含まれるカバー手数料)、仮想通貨の出庫手数料、そして日本円の入出金手数料等があります。
取引所によっては、ビットコインの市場形成に寄与する注文方法(メイカー取引)に対して、手数料分を収益として得られる場合もあります。また、取引所の流動性に依存する売買価格差、つまり「ビットアスクスプレッド」も重要なコスト要因となります。
基準5:流動性

流動性は、市場で取引される通貨量の指標です。流動性が高いと、通貨の換金が容易になります。逆に、流動性が低いと価格変動が大きくなり、希望通りの取引が困難になることがあります。
取引所のユーザー数や銘柄の流通規模が流動性に影響します。例えば、ビットコインやイーサリアムのように時価総額が大きい通貨は流動性が高い一方で、新興の「草コイン」は流動性が低く、価格変動リスクが高いです。
5.まとめ
仮想通貨取引所を選ぶ基準は、通貨銘柄数、手数料、使いやすさ、流動性など人によって様々です。短期トレードをするのか、または長期運用をするのかによっても、おすすめな取引所は変わります。
まずは、自分がどのような取引をする予定なのか、どのような戦略で運用するのか考えるのも良いでしょう。また、本記事を参考に各取引所の特徴を掴み、自分に合った取引所を探してみましょう。
記事の監修
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