はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨イーサリアムのショート激減、底打ちを示唆:Genesis Global Trading調査

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアム価格、現在が底値か
仮想通貨ディーラーの中でも最も長い歴史を持つGenesis Global Tradingによれば、イーサリアムのショート投資が2018年第3四半期において大きく減少している。こうした状況から、イーサリアムは底値に達しているとの見方がある。
Genesisによる仮想通貨貸付
Genesis Global Tradingは、今年3月に仮想通貨の貸付を開始しており、すでにヘッジファンドや金融ファームを含めた機関に対し、5億ドル以上の仮想通貨を貸し付けたとしている。

イーサリアム価格、現在が底値か

仮想通貨ディーラーの中でも最も長い歴史を持つGenesis Global Tradingによれば、イーサリアムのショート投資が2018年第3四半期において大きく減少している。

過去4ヵ月間、リップル、ビットコインキャッシュ、EOSやその他仮想通貨と同様に、イーサリアムも続落、主要サポートラインを割り込む事態に陥っていた。

しかし、現在の高い市場安定性を踏まえると、ビットコインとイーサリアムは底値を記録しているという意見もある。

イーサリアム価格は3月に最高値を記録してから80%もの下落となっており、多くのヘッジファンドやトレーダーが一斉にイーサリアムのショートに賭けていた。

Genesisによる仮想通貨貸付

ビットコイン貸付けサービスでその名を広めた「Genesis Global Trading」は、今年3月に仮想通貨の貸付を開始しており、すでにヘッジファンドや金融ファームを含めた機関に対し、5億ドル以上の仮想通貨を貸し付けたとしている。

仮想通貨貸付サービスとは、その名の通り、顧客に仮想通貨を貸付け、利子で利益を出すビジネスのことで、BTC、ETH、BCHなどをショートするために借用することもある。

開始当時の3月時点で、1億3000万ドル相当の仮想通貨をビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュなどで貸し付けたという。

Genesisが貸し出す仮想通貨の大半は、貸付業の需要の高さから、他の機関から借り入れたものとなっている。

いくつかの最大の貸付は、ヘッジファンドへのイーサリアムの貸付が占めており、これらは基本的に「イーサリアムの価格下落を見込んでの借入」となっていたとGenesisは述べた。

しかし、イーサリアム価格が日本円で20,000円を割り込むなど年初来安値を大幅更新した今年9月には、イーサリアムの貸付は全体のわずか4%にまで低下、現在は大半がビットコインでの貸付となっている。

これは、金融機関によるイーサリアムショートの関心急低下を示唆しており、「イーサリアムが底値である」という予測を補強するものとなっている。

同社CEOによれば、貸し付けた仮想通貨のほとんどは、昨年12月に始まったデリバティブ市場でのヘッジに利用されている。

Genesisは自身の借り入れに5〜7%の利子が課せられており、自社からの貸付に対しては10〜11%の利子を課している。

同社は一定の時期ごとにレポートを公開するようにするつもりだという。

CoinPostの関連記事

仮想通貨イーサリアム(ETH)、ICOによる売り圧力の終わり間近か|BitMEXの報告書
大手取引所BitMEXの最新研究報告書は、ICOプロジェクトによるETHの売却や保有データを解析。 「ICOプロジェクトはすでに当時調達したUSドル分のETHを売却した」との分析結果を公開した。
年内開始予定ETH先物は、イーサリアムよりビットコイン価格にいい影響を与える|投資アナリストの見解
Fundstrat Global Advisorsの市場アナリストであるLee氏は、イーサリアム先物取引の開始が、イーサリアムの価格に悪影響を与えることも考慮すべきであるとした一方で、ビットコイン価格には好影響を与える可能性があると主張した。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/21 土曜日
13:55
イーサリアムETF純流出に転じるも、ビットコインETFは9日連続流入 地政学リスク下でも需要堅調
6月20日、イーサリアム現物ETFが1134万ドル純流出で連続流入が途切れる。ビットコイン現物ETFはわずか636万ドル流入で9日連続流入を継続。地政学リスク下でも仮想通貨投資商品需要は堅調か。
13:05
ソラナ基盤Jupiter、DAO内部対立でガバナンス投票を2026年まで停止へ トークン価格に影響か
仮想通貨ソラナのDEXアグリゲーターJupiterのチームがDAO投票を2025年末まで停止すると述べた。投票権集中化などをめぐる内部対立が起きていたところだ。
11:05
テキサス州知事、ビットコインの「準備金保護法案」に署名 
米テキサスのアボット知事は300法案に署名したが、SB21には署名せず。準備金保護法案HB4488は署名済み。最重要なSB21が6月22日に自動成立見込みだ。
10:00
USDC発行サークル社の株価が大幅続伸 投資銀行シーポート「買い推奨」などで
ステーブルコインUSDC発行のサークル社株価が20%上昇した。投資銀行シーポートが買い推奨したことを受けたものだ。金利収益や規制法案の進捗により投資家に注目されている。
09:05
ソラナやXRP現物ETFの承認確率90%超か、ETF専門家がSEC前向き姿勢を評価
ブルームバーグのETF専門家が仮想通貨ETF承認確率を90%超に引き上げ。SECの積極的な関与を好材料と評価し、ソラナ現物ETFは2-4カ月以内承認の可能性。
08:45
メキシコの大富豪、ビットコイン価格の最低8倍上昇を予測
メキシコの大富豪リカルド・サリナス・プリエゴ氏は、仮想通貨ビットコインは近くゴールドよりも価値を高めるとの見方を示した。ビットコインの価格は最低8倍上昇すると概算している。
07:35
11万ドル突破後需要鈍化、ビットコイン現物購入が減速=CryptoQuant
クリプトクアントが6月19日にビットコイン需要分析を発表。現物需要は成長継続も拡大ペースが減速し、クジラとETFの購入が半減。サポートラインは9万2000ドルと分析。
06:40
米ワイオミング州のステーブルコインWYST、パイロットプログラムでAptosとSeiを選定
ワイオミング州ステーブルコイン委員会が政府発行ステーブルコインWYSTのパイロットプログラムでアプトスなどを選定。32点の最高評価でソラナと並ぶ。
06:00
ノルウェー政府、仮想通貨採掘の新規設立を一時禁止へ=報道
ノルウェー政府が電力集約的な仮想通貨マイニング新設を一時禁止すると発表。電力を他産業に優先配分し、雇用創出効果の低いマイニング事業を制限する方針。
05:40
ナカモトとカインドリーMD、ビットコイン戦略強化で75億円追加調達完了
ナスダック上場のカインドリーMDが72時間以内に75億円の追加資金調達を完了。ナカモトホールディングスとの合併に向けビットコイン購入資金を確保。
06/20 金曜日
18:58
ビットコインは"国の富"となり得るか? 通貨を超えた「戦略資産」として注目される理由
ビットコインはもはや単なる通貨ではない。米国の戦略的準備構想、ブータンの国家収益源活用、中国シンクタンクの準備資産検討など、各国がビットコインを戦略資産として位置づけ始めている。金とドルの特性を併せ持つデジタル資産として、秩序なき時代の新たな価値基準となりつつあるビットコインと日本はどう向き合うべきか。
13:55
ビットコイン、オンチェーン取引が空洞化=Glassnode
Glassnodeの最新レポートによると、ビットコイン市場の構造が大きく変化。オンチェーン取引が減少する一方で、中央集権型取引所での現物・先物・オプション取引が急拡大しており、オフチェーンでの活動が主流になりつつある。
13:30
世界最小島国ナウル、太平洋初の仮想通貨規制当局を設立
太平洋の島国ナウル共和国が仮想通貨規制当局「CRVAA」を設立する法案を可決。気候変動リスクに対する経済的回復力強化と新たな収益源確保が狙い。
13:00
DeFiレンディングのTVLが過去最高8兆円を記録、AAVE・Morpho・Mapleがけん引
DeFiレンディングプロトコルの預かり資産総額が過去最高の8兆円を記録した。AAVE、Morpho、Mapleが牽引しており、SEC委員長のDeFi支持発言も追い風となっている。
11:54
ビットコイン10万4000ドル台で推移、現物市場の需要後退も機関投資家は資金流入継続
ビットコインは前日比+0.2%の104,560ドルで推移。中東情勢の緊迫化とFRBの高金利継続姿勢が重石となる中、現物市場では売り圧力が優勢に。一方でビットコインETFには5日連続で13.9億ドルが流入し、機関投資家の中・長期的な買い姿勢は堅調だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧