はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

スイスで来週にも世界初の仮想通貨ETP取引開始へ|大型ファンダでトレンド転換の兆し

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

スイス規制当局が仮想通貨ETPを認可
今回、認可を受けた、Amun社によって提供される、ビットコインに加え、4種のアルトコインを含んだ、「Amun Crypto Basket Index (HODL5)」は、世界初、株式市場に上場する仮想通貨ETPとなる。なお、上場先の取引所については、スイスの主要取引所、「SIX Exchange」とされる。
市場の追い風となるか
今回のスイスにおける動向は、現在の弱気相場の中で希望となる朗報とも捉えれる。また、それは、厳しい姿勢を保つSECのスタンスへも影響をおよぼしていくだろうか
ETPとは
「Exchange Traded Products」の略で、意味は「上場取引型金融商品」。証券取引所で取引される、様々な投資商品という意味です。ETPの価格変動は、株式や金利など金融商品に連動しますが、資産の所有権を得ていません。ETF(上場投資信託)、ETN(上場投資証券)、ETC(上場投資コモディティ)などが該当します。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

スイスが世界初の仮想通貨ETPを認可

 

SECの仮想通貨ETF承認の可否への世界中の注目が集まる中、スイスの規制当局は一歩先にETPの認可へと動きをみせた。

Amun社によって提供される、ビットコインに加え、4種のアルトコインを含んだ、「Amun Crypto Basket Index (HODL5)」は、世界初、株式市場に上場する仮想通貨ETPとなる。

なお、該当アルトコインは、Bitcoin cash(BCH)、Ethereum(ETH)、Litecoin(LTC)、Ripple(XRP)とされる。

ETPにおけるそれぞれの通貨の比率については、BTC(48.69%)、XRP(25.72%)、ETH(17.6%)、BCH(5.11%)、LTC(2.88%)とされており、ビットコインがほぼ半分を占め、次に時価総額2位に浮上したXRPが約25%の割合となっている。

上場時期については来週を予定。

以下は、Amun公式ページ、仮想通貨ETPについての画像。

上場先の取引所については、チューリッヒに本社をおく「SIX Exchange」となる。

「SIX Exchange」は、マーケットキャップにして1.6兆スイスフラン(約180兆円)スイスにおける主要な取引所である。

また、Amun共同設立者兼最高経営責任者のHany Rashwan氏は、今回の仮想通貨ETPに関して、英Financial Times紙の取材で以下のように発言した。

Amunの仮想通貨ETPは、株式のみへの投資、もしくはデジタル資産のカストディの設立を望まない機関投資家を、仮想通貨へ引き入れるきっかけとなる。また、それは、ローカルの規制により仮想通貨取引所へのアクセスのなかった一般投資家にも投資機会を与えることになる。」

そして、以下はRashwan氏のツイート。

デジタル通貨金融商品を提供するプロバイダーは、他に、 CoinSharesとGreyscaleの2社が存在するが、それらは異なった法的な構成、単一の通貨のみに連動したものであり、その点でも今回のETPは初のものとなる

市場の追い風となるか

スイス規制当局が、仮想通貨ETPの認可へと踏み切ったことは、現在の弱気相場の中での市場の追い風となるニュースだ

一方で、米SECは、複数のETF申請を、「詐欺や相場操縦」を理由とし、それらを退けてきた。

今回のスイスにおける動向は、SECのスタンスにも影響を及ぼすだろうか

今後の規制関連の動向は非常に注目すべきものとなってくるだろう。

CoinPostの関連記事

ウィンクルボス兄弟:BTC・XRP・ETH等を含むETPの扱いに関する特許取得
ビットコイン・仮想通貨億万長者のウィンクルボス兄弟が経営する、Winklevoss IP社が、仮想通貨を含むETPの扱いに関する特許請求を受理されました。ビットコインやリップル、イーサリアムなどを含むETP取引のシステム特許とのことです。
最有力ビットコインETFの申請企業、SECのコミッショナーに承認される根拠を明示|仮想通貨市場状況もプレゼン
ビットコインETFの提供を申請中のVanEck社は先日SECの一人コミッショナーと面会し、承認に当たる根拠やSECの二重規範について、プレゼンテーションを行った。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/21 金曜日
16:10
CAICAテクノロジーズ、JPYC決済ソリューションの提供を開始
CAICAテクノロジーズが日本円ステーブルコインJPYCの決済ソリューション提供を開始。企業向けにコンサルティングサービスと決済モジュールを提供し、ステーブルコイン決済の導入を支援する。
16:03
ナッジ、ステーブルコイン決済・還元対応クレカ「HashPortカード」発行開始
HashPortとナッジが日本初となる後払い型クリプトクレジットカード「HashPortカード」を発行開始。ステーブルコインJPYCで決済・還元が可能で、利用額の0.3%をJPYCで還元。年会費無料、カード発行手数料2,500円。
15:44
金融庁が語る暗号資産規制改革の全貌──銀行参入、インサイダー規制、DEX対応の狙い|独占取材
金融庁独占取材。暗号資産規制の金商法移行について、銀行グループ子会社の参入、インサイダー取引規制導入、分散型取引所(DEX)対応の狙いを詳しく聞く。投資家保護と健全なイノベーション両立への取り組みを解説。
13:55
Bitcoin Core、史上初の公開セキュリティ監査をクリア 「重大な脆弱性なし」
ビットコインの基盤ソフトウェアBitcoin Coreが16年の歴史で初となる第三者セキュリティ監査を完了した。Quarkslabによる4ヶ月間の徹底調査で致命的な脆弱性は発見されず、300兆円規模のネットワークの安全性が裏付けられた。
13:30
金融安定理事会、ステーブルコイン監視強化を表明 G20サミット前に警告
金融安定理事会(FSB)のベイリー議長がG20首脳会議を前にステーブルコイン規制強化を表明。市場規模3000億ドル突破を受け、ECBも警戒。2026年作業計画で国際協力推進。
13:05
仮想通貨団体ら、税制改正などをトランプ大統領に要望
ソラナ政策研究所など65以上の仮想通貨団体がトランプ大統領に書簡を提出。税制の改善、規制の明確化、イノベーションや開発者保護の取り組みを求めた。
13:00
Secured Finance CEOが語るJPYC固定金利レンディングの挑戦|独占インタビュー
Secured Finance菊池氏が語るJPYC固定金利レンディングの全貌。日本円を世界の金利ベンチマークにする構想、RWA担保展開、x402対応など最新戦略を独占取材。
11:25
米SEC、今年度の仮想通貨含む執行件数が3割減 アトキンス委員長就任後は記録的低水準に=報告
米SECの2025年度執行件数が30%減の56件、金銭的和解額も45%減の8億ドルと記録的低水準に。トランプ政権下でアトキンス委員長が就任し、仮想通貨規制を大幅緩和。前政権の「執行による規制」から明確なルール作りへ方針転換。
11:02
アバランチ財務企業「AVAX One」、最大63億円規模の自社株買いを承認
仮想通貨アバランチの財務企業AVAX Oneは、取締役会が最大で約63億円規模の自社株買いを承認したと発表。また、購入規模を増やしたり、購入期間を延長したりしていく可能性があるとも説明している。
10:30
バイナンスジャパン、PayPayで暗号資産購入が可能に
Binance JapanとPayPayが連携サービスを開始。PayPayマネーから1,000円で暗号資産を購入可能に。入金手数料無料、24時間365日利用可能、PayPayポイントも使える新サービス。
10:20
ビットコイン続落、トレジャリー企業の売り懸念とFOMC利下げ不透明感で市場心理最悪に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは続落基調が止まらず、一時は7か月ぶりとなる8万5000ドル台まで下落。背景には、世界最大のビットコイントレジャリー企業であるストラテジー社が、MSCIやナスダック100といった主要株価指数から除外される可能性がある。
10:05
コインベース、イーサリアム担保ローンを開始 最大約1.57億円まで借入可能
大手仮想通貨取引所コインベースがイーサリアム担保ローンサービスを開始。最大100万ドルのUSDC借入が可能に。Morphoプロトコル活用でBase上で運用。ニューヨーク州を除く米国ユーザーが利用可能。
09:45
著名投資家レイ・ダリオ、総資産の1%をビットコインで保有 量子リスクを懸念
著名投資家レイ・ダリオ氏が総資産の1%を仮想通貨ビットコインで保有していると表明した。量子コンピューターのリスクや金と比較した価値保存手段としての課題を解説している。
08:50
ビットコイン売り圧力は中期保有者が主因、長期大口は保有継続=VanEckレポート
バンエックが19日に公表したレポートで、ビットコインの売り圧力が長期大口投資家ではなく保有期間3〜5年の中期保有者に集中していると分析した。5年以上保有のビットコインは増加傾向を続けている。
08:25
メタプラネット、ビットコイン戦略のための新たな増資を発表
メタプラネットは、B種永久優先株式の発行を開示。調達した資金は主に仮想通貨ビットコインの財務戦略を推進するために使用すると説明した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧