はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米最大手スーパーチェーンがVisa決済の停止を発表|代替案として仮想通貨ビットコインのライトニング採用の可能性を示唆

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米最大手スーパーチェーン、VISAカード利用不可能へ、仮想通貨が代替案に
米最大手スーパーチェーンKroger社は、高い手数料を理由にVisa決済サービス提供を停止すると発表。代替案としてビットコインライトニング決済の導入の可能性が浮上しているという。実現すれば、仮想通貨決済普及への急加速材料となる。

米最大手スーパーチェーン、Visaカード利用不可能へ

米最大のスーパーマーケット持株会社『Kroger』が、2019年4月3日より、傘下のスーパーマーケットチェーン店である『Smith’s』で、クレジットカードVisaの利用を停止すると発表した。米著名経済メディアMarketWatchの報道で明らかになった。

『Smith’s』は、米国の7つの州に渡って、計134店舗、2万人の従業員を抱える巨大規模のスーパーマーケットチェーンを運営している。

Krogerによる利用停止の理由として挙げられているのは、Visa利用に係る「過度な手数料」だ。

2018年8月には、カリフォルニア州にある「Foods Co.」というKrogerが有する別のスーパーマーケットチェーンでも、同様の利用でVisaの受付中止を発表しており、米大手スーパーでのクレジットカード決済離れが加速している。

Krogerの最高財務責任者を務めるMike Schlotman氏は、今回の事業決定に関して以下のように説明している。

Visa社は今まで、リテール企業に過度な手数料を請求してきている。特に、Smith’sではVisaカードの手数料は他のクレジットカードよりも高い。

ビットコイン提唱者がBTCライトニング決済を提案

SNS上でも有名なビットコイン・仮想通貨提唱者および仮想通貨ファンド企業「Morgan Creek Digital」の最高責任者であるPompliano氏は、Krogerの発表に応じて、一つの解決策として、ビットコインライトニング決済を提案した。

KrogerがVisaのサービス提供をよりやめている。

Krogerの経営陣と繋がりをもっている人いない?

我々Morgan Creek Digitalのチームはその管理者たちに会って、『ライトニング・ネットワーク』のセットアップをしてあげたい。

なお、このツイートには2000以上のいいね数がつき、大きな反響が確認されたが、驚くことに、Kroger社のデジタル部のプロダクト・マネージャーを名乗るSophic Nick氏が「ライトニング・ネットワークの提供に関して、弊社の関係者との商談の場を設けたい」などと返答、協業の可能性を示唆した。

実際、Kroger社がどのようにMorgan社と協業し、ライトニング・ネットワークの実装を行うかは未だわかっていないが、仮に実現すれば、Kroger社傘下のFoods Co.およびSmith’sにおけるビットコイン・ライトコインの実用利用が実現、ビットコイン決済の普及が急加速する事に繋がる。

Krogerは売り上げNo.1の米スーパーでありながら、世界においては3位の規模でもある。さらにスーパーのみならず、複合ショッピングモールなど多岐に渡って事業展開を行なっている中、未だ普及に至っていないライトニング・ネットワーク(手数料不要)の技術的向上、ペイメントチャネルの拡大などの解決においても極めて重要な動きとなると考えられる。

今後、Krogerだけでなく、Visaカードやその他の手数料の高い既存のペイメントシステムから手数料の低い仮想通貨決済に乗り換える可能性のある企業の動きにも、注目するべきと言えるだろう。

クレジット・デビットカード社会の米国における決済手段は将来、どのように変貌していくか、仮想通貨業界からの注目もあつまりそうだ。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

日本政府、増税後のキャッシュレス決済で5%を還元 値引きも優遇対象に|仮想通貨業界にも追い風
今年10月に増税を控える中で、政府が導入するキャッシュレス決済へのポイント還元サービスの詳細が明らかになった。仮想通貨業界への追い風になる可能性もあり、注目が集まる。
岩手銀行など地銀4行、「ブロックチェーン」活用の新金融サービスを提供開始|大幅なコストカットを見込む
岩手銀行が全国地銀4行と共同での新金融サービスの運用開始を公表した。ブロックチェーンを応用し、異なる金融機関のプラットフォームを統合、安全かつ低コストなシステム構築を行う。事務経費などの大幅なコスト削減が見込まれているという。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者13,000名突破。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/02 火曜日
18:36
AIがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見 防御活用にも期待=レポート
Anthropicの研究で、AIエージェントがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見。2025年3月以降の34件で460万ドル相当の攻撃に成功し、新たに2件のゼロデイ脆弱性も発見。攻撃収益は1.3カ月ごとに倍増しており、防御活用が急務に。
17:42
FRBが3年半にわたる量的引き締め(QT)終了、仮想通貨市場に流動性改善の可能性
米FRBが12月1日、3年半にわたる量的引き締め(QT)を終了した。約2.4兆ドル規模の資産縮小後、仮想通貨市場への流動性改善が期待される。2019年QT終了時はビットコインが短期下落後に上昇した経緯があるが、専門家は政策効果の遅延やインフレ動向など不確実性に慎重な見方も示している。
16:04
走行映像でGARコインを還元 ドラレコアプリ「セトラス」が地方創生DXモデルを始動
セトラスが市民のドラレコ映像を行政業務に活用し、専用暗号通貨「GARコイン」で報酬を還元する地方創生モデルを発表。実証実験に参加する自治体を3枠限定で募集している。
13:55
コインベースへの情報開示請求が過去最多の1.2万件、欧米で協力要請急増 実態判明
コインベースが2025年透明性レポートを公開し、60カ国以上から12,716件の情報開示請求を受領し、前年比19%増加となったと報告した。米国の件数がトップだが、米国外からの請求は53%を占め前年比2%増加した。
13:15
米FDIC、ステーブルコイン規制「ジーニアス法」運用規則案を12月下旬に公表予定
米FDIC代行議長がステーブルコイン規制「ジーニアス法」の運用規則案を今月に公表する予定だと表明。トークン化預金や仮想通貨業界のデバンキング問題についても対処を説明した。
12:29
カルシ、ソラナ上で予測市場トークン化を開始 仮想通貨の流動性取り込みへ
米予測市場カルシがソラナ上で予測市場契約のトークン化を開始。オンチェーン取引により匿名性が向上し、開発者のサードパーティ構築も可能に。評価額110億ドル、約3500市場を運営する同社は仮想通貨ユーザーの流動性獲得を目指す。
11:00
米トランプ政権の仮想通貨特命官サックス氏、利益相反報道を否定
米トランプ政権のAI・仮想通貨特命官デビッド・サックス氏がNYタイムズの利益相反報道を否定した。名誉毀損専門の法律事務所に対応を依頼し、倫理規定遵守を主張している。
10:40
ゴールドマンがイノベーター買収、ビットコイン連動ETFも取得で仮想通貨事業拡大
ゴールドマン・サックスがETF大手イノベーターを20億ドルで買収すると発表した。買収にはビットコイン連動ファンドQBFも含まれ、ゴールドマンの仮想通貨関連商品ラインアップが拡大。
10:14
リップル、シンガポールでライセンス範囲拡大 XRPとRLUSDによる決済事業を強化
リップルがシンガポール金融管理局から主要決済機関ライセンスの拡大承認を取得。XRPとRLUSDを活用した決済サービスを強化。アジア太平洋地域のオンチェーン活動は前年比70%増で、同地域での事業拡大を加速。
10:02
ビットコイン100万円幅急落、yETH流出事故で大規模清算|仮想NISHI
ビットコインは軟調な推移が続いている。1日には一時8万5,000ドルを割り込み、日本円ベースでも24時間比で100万円超の下落となった。背景には、イーサリアムが「フサカ・アップデート」を目前に控えロングポジションが積み上がる一方、Yearn FinanceでyETHの流出事故が発生し、ロングポジションの清算が連鎖したことがある。
09:20
リミックスポイント、12億円規模のWeb3関連事業投資を中止へ
リミックスポイントは、事前に予定していた12億円規模のWeb3関連事業投資の中止を決定。仮想通貨ビットコイン購入以外の調達資金使途を変更した。
08:40
ハッキング被害から3.7億円相当回収、ヤーン・ファイナンス
ヤーン・ファイナンスがyETH関連のハッキングで盗まれた資産のうち約240万ドル相当を回収した。回収作業は継続中で被害者への返還を予定している。
07:35
mNAV1倍割れでも「最後の手段」に、ストラテジーがビットコイン清算条件を明示
ストラテジー社のフォンレCEOがビットコイン売却の具体的条件を初めて明言した。株価が保有資産を下回り資金調達が不可能になれば売却も選択肢の1つとなる。
07:05
ストラテジー、約2240億円の米ドル準備金を確保
ストラテジー社は、優先株の配当と負債の利子の支払いのために約2,240億円の米ドル準備金を確保したことを発表。目的を説明し、仮想通貨ビットコインの買い増しも報告した。
07:00
チェーンリンク初のETF、NY証券取引所に上場予定
仮想通貨チェーンリンク(LINK)に投資する上場投資信託(ETF)が12月3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始予定。NYSEアーカがグレースケール・チェーンリンク・トラストETFの上場を認証した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧