はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

市場参加者が直面するブロックチェーンの課題 今必要とされる「ワンストップインフラ」の構築にインフィニト社が挑む

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

シンプルなシステムが全てのニーズを答える
モバイルウォレットはブロックチェーンと実社会を繋ぐゲートウェイとし、「Infinito Wallet」などを開発するブロックチェーン企業Infinito Solutions社。ブロックチェーン社会実装へ向けた次の一歩とは。

数あるモバイルウォレットの中でも、ユーザー本位の優れた操作性と安全性、群を抜くサポート通貨の数(1000以上)を誇るとともに、多様なブロックチェーンサービスへのアクセスを実現し、高い顧客満足度を達成しているインフィニト・ウォレット

そのインフィニト・ウォレットの開発を支えているのは、シンガポールに本拠を置くインフィニト・ソリューションズ社 (Infinito Solutions :以下インフィニト社と表記)で、一般ユーザーならびに企業向けに、ブロックチェーン関連の製品やサービス、及びソリューションを提供している。

シンプルなシステムが全てのニーズを答える

同社初の一般ユーザー向け製品であるインフィニト・ウォレットは、2017年の公開以来、世界で40万以上がダウンロードされているが、仮想通貨保有者のための「ワンストップインフラ」として、多言語対応で多数の仮想通貨を一元的に保管管理できるだけでなく、安全かつスムーズに様々なブロックチェーンサービスを利用できる「ゲートウェイ」の役割も兼ね備えたユニバーサルウォレットとして開発されており、インフィニト・エコシステムの中核となる次の四つのプラットフォームのうちの一つだ。

 

1) インフィニト・ウォレット:

拡張性の高いモバイル用ウォレット

2) インフィニト・アプリスクエア:

インフィニト・ウォレットに組み込まれたdApps用ブラウザ/ブロックチェーンアプリストア

3) IBP(インフィニト・ブロックチェーン・プラットフォーム):

開発者がブロックチェーンアプリを効率的に構築し、ローンチするための統合開発プラットフォーム

簡易性・拡張性・安全性を同時実現した開発ツール

4) インフィニトペイ(2019年第3四半期稼働予定)

支払いと受け取りの通貨が法定通貨/仮想通貨から自由に選べるブロックチェーン

支払いサービスプラットフォーム / 使いやすく安全な決済サービス

同社のブロックチェーン専門チームにより開発されたこの四つの柱に加え、ユーザー、開発者、ビジネス、そして提携している世界のブロックチェーン関連サービス企業によりインフィニト・エコシステムは支えられている。

提携先には、オンチェーン流動性プロトコル開発に注力するKyber Network(カイバーネットワーク)、中国発のパブリックブロックチェーンプロジェクトONTology(オントロジー)、Cardano(カルダノ)の技術開発を行うIOHK、ブロックチェーンAML/CTFソリューションを提供するCoinfirm(コインファーム)などの主要ブロックチェーンプロジェクトや、仮想通貨取引所最大手Binance(バイナンス)の運営するBinanceDEXも名を連ねている。

インフィニト社が挑むブロックチェーンの課題

インフィニト社は、このようなユーザー、開発者、および企業といった参加者全てがブロックチェーンを安全かつ気軽に利用するための場、「ワンストップソリューション」としてのニーズを満足させられるエコシステムの構築を目指しているのに対し、ブロックチェーンを取り巻く状況を俯瞰すると、ブロックチェーン間の相互運用性の低さをはじめ、次のような課題があるため、その普及拡大が阻まれていると分析している。

  • ・利用や参加しても利益がなく、サービス改善に向けた意見が反映されない
  • ・異なるインフラ上にサービスが作られており、それぞれ利用に際して異なる準備が求められる
  • ・決済手段が限られており、収益の分配メカニズムもない
  • ・ユーザーと開発者に対する不適切なインセンティブ

このような課題に対し、インフィニト社は、今年2月にリリースしたシステム開発ツールIBP(インフィニト・ブロックチェーンプラットフォーム)で、簡単に利用可能なSDKやAPIを用いた開発環境を提供することで分散型アプリ(dApps)開発のハードルを下げ、開発者を支援している。

IBPは、決済から、KYC(顧客確認)やAML(マネーロンダリング防止)、仮想通貨の自動交換、さらにスマートコントラクトや複数のブロックチェーン間の相互運用まで、幅広い機能をサポートしている。

そして、開発したdAppsは、インフィニト・アプリスクエアを通じて、月間7万人のアクティブユーザーを擁するコミュニティを対象に販売することが可能だ。

アプリスクエアの進展は目覚ましく、今年2月にはイーサリアム上のdAppsのサポートを開始、3月にはイオス(EOS)、4月にはオントロジー(ONT)と大手仮想通貨取引所BinanceのBinanceチェーンに対応、そのDAppであるBinanceDEXが実装されるなど、市場で最も拡張性の高いdAppsブラウザとなっている。

そして、7月に稼働予定のエコシステム4本目の柱であるインフィニトペイにより、一般ユーザーをはじめ、あらゆるdAppsサービス提供者に対して自由に通貨を選べる支払い機能を提供し、ブロックチェーン間の相互運用性の問題の解決を図り、安定した収益モデルの実現を目指す。

インフィニトペイとは

インフィニトペイは、安全な支払いプロトコルを自社のサービスに容易に統合することができるプラットフォームで、サービス提供者はスマートコントラクトを利用し、カスタム仕様でマーケティングの最適化や販売の自動化を行うことが可能になる。つまり、異なるブロックチェーン上のサービスへの支払い手順を一括化できるため、利用者はサービスに併せたコインの購入作業は不要になり、開発者はトークンによる支払い導入を簡単に実現可能となる。

これこそが、現在ブロックチェーン経済に欠けている要素を補うビジネスモデルであり、ブロックチェーンの普及を促す鍵になるとインフィニト社は自負している。

また、新たにインフィニト・トークン(INFT)も導入されるが、INFTはインフィニト・エコシステム内で決済通貨として利用できるだけでなく、その保有量に応じてネットワーク運営への投票やトークンでの報酬を受け取ることも可能になり、ユーザーとエコシステムをつなぐ一助となると期待されている。

今後大きな成長が見込まれるブロックチェーンアプリ市場は、フィンテック業界やゲーム業界及び関連サービス業界を合わせると、数年内に230億ドル(約2兆4800億円)の収益を産み出すと予測されているという。

そんな中、インフィニト社が指摘するように、dApps開発環境の整備や柔軟な決済手段と安定した収益モデルの実現は喫緊の課題だと言える。

その課題に正面から取り組み、仮想通貨とブロックチェーンビジネスへのアクセスを簡易化し、安全性と利便性を高めることにより、ブロックチェーン技術の一般社会への普及目指すインフィニト社の今後の進展に注目したい。

企業情報

インフィニト・ソリューションズ社は、シンガポールを拠点とし、ブロックチェーン技術に高い経験値を持つ専門家50名のプロフェッショナルチーム(技術開発、研究、ビジネスマーケティング、デザイナー、品質管理エンジニア、カスタマーサービスを含む)がインフィニト・ウォレット、アプリスクエア、インフィニト・ブロックチェーン・プラットフォーム、そして近日公開のインフィニト・ペイの開発とサポートに従事しています。

公式サイト:https://www.infinito.io/

Telegram(日本公式):https://t.me/infinitowalletjapan

Telegram(公式):https://t.me/infinitowallet

FaceBook:https://www.facebook.com/InfinitoWallet/

Twitter:https://twitter.com/Infinito_Ltd

イベント情報

銀座にあるブロックチェーン関連企業が多く入居するブロックチェーンビジネスハブBINARYSTARにて、記念すべき第1回目を迎える”インフィニト・ミートアップ”が開催される。ブロックチェーンユーザーと開発企業のための「ワンストップインフラ」として誕生したのが「インフィニトエコシステム」です。本イベントでは、インフィニト・ソリューションズ社の提供するサービスと同社の今後について話されるとのことです。

【インフィニト・ミートアップ】暗号資産保有者・開発者・企業に最高のブロックチェーン体験を実現

日時:7月2日(火)

場所:BINARYSTAR

チケット申し込みページはこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/15 土曜日
13:55
続落するイーサリアム、長期保有者が1日4.5万ETH超を売却=グラスノード
グラスノードによると、イーサリアムの3年から10年保有者が1日あたり平均4万5000ETH超を売却している。イーサリアム現物ETFも13日に2億6000万ドルの純流出を記録し売圧を高めている。
13:20
リミックスポイント決算発表、仮想通貨評価益で売上高が大幅増加
リミックスポイントが2025年4~9月期決算を発表した。仮想通貨評価益で売上高が大幅増加している。同社はビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨を財務資産として蓄積している。
13:00
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者、ステーブルコインの展望を語る|CoinPostインタビュー
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者ニシント・サンガヴィ氏がCoinPostの独占インタビューに応じ、ステーブルコイン決済戦略の拡大、CBDCとの共存、米国ジーニアス法の影響について詳しく語った。4つのステーブルコインと4つのブロックチェーンをサポートし、2億2,500万ドル超の決済を実現。今後5年間のアジア太平洋地域におけるデジタル通貨の展望と、Visaが果たす役割について解説。
11:15
テクノロジー大手アリババが預金トークン決済を開発 中国当局のステーブルコイン懸念に対処か
中国アリババが預金トークン決済システムを開発している。当局によるステーブルコイン規制を回避することも背景とみられる。AI活用サービスも発表した。
10:30
ビットコイン急落、45日ルール通過とFOMC利下げ見送り観測で売り圧力が最大化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは足元で強い売り圧力に晒されているが、ヘッジファンドの45日ルール通過により解約売りの終了が期待される。ビットコイン長期保有者が直近1カ月で12兆円相当のBTCを売却したことは心理を悪化させていた。
09:50
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、売上高99億円に増加 決算発表 
トランプ一族の仮想通貨マイニング企業「アメリカン・ビットコイン」が2025年7~9月期決算を発表した。前年同期比で黒字転換し、ビットコイン保有量は4,090BTCに到達している。
09:35
ジャック・ドーシーのCash App、ステーブルコイン決済機能を導入
決済アプリのキャッシュアップがステーブルコインの送受信機能を含む11の新機能を発表した。ライトニングネットワークを使用したビットコイン決済機能も拡充している。
08:50
ソニー銀行の米銀免許申請、通貨監督庁にICBAが否認を要求
ソニー銀行が米国で信託銀行の国家免許を申請したことについて、米組織ICBAが強く反対すると表明。通貨監督庁に書簡を送付して反対理由を説明し、ソニー銀行の申請を認可しないように要求した。
07:45
バイナンス、ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」を取引担保として受け入れ
仮想通貨取引所バイナンスがブラックロックの「BUIDL」を取引所外担保として統合した。BUIDLはBNBチェーンで新シェアクラスも立ち上げる。
06:50
ビットマイン、45億円相当のイーサリアムを追加購入 新CEOにHSBC元幹部を任命
ビットマインが3000万ドル相当の仮想通貨イーサリアムを追加購入した。同社は新CEOにHSBCアジアTMT投資銀行部門の元責任者を任命した。
06:25
ビットコイン長期保有者が1カ月で12兆円相当BTCを売却、初期投資家も2400BTCを取引所へ送金
ビットコインの長期保有者が過去1カ月で約81万5,000BTCを売却し、2024年1月以来の高水準となった。初期保有者のオーウェン・ガンデン氏も2400BTC以上を売却している。
05:50
ストラテジーのセイラー会長、6900億円相当のビットコイン売却の噂を否定
ストラテジーのマイケル・セイラー会長が47000BTCの売却憶測を否定した。オンチェーン上の動きは保管業者の入れ替えによるもので、実際に購入ペースを加速させていると説明。
11/14 金曜日
21:20
CourtYard(コートヤード)でトレカをNFT化|使い方を初心者向けに徹底解説
トレーディングカードをNFT化して取引できるCourtYard(コートヤード)の使い方を解説。アカウント開設からPolygon上での取引方法、ガス代準備、リスクまで初心者向けに図解で詳しく紹介します。
21:00
ビットコインウォレットのおすすめは?種類・選び方・アドレス作成手順まで解説
ビットコインウォレットの種類や違い、安全な選び方を徹底解説。ハードウェア・ソフトウェアの比較からアドレス作成、セキュリティ対策まで初心者にもわかりやすく紹介します。
17:19
米ビットコイン現物ETF、過去2番目の規模の純流出 リスクオフが加速
11月13日、ビットコイン現物ETFは8.7億ドル(約1,340億円)の純流出を記録し、過去2番目の規模に。イーサリアムETFも3日連続で流出。FRB当局者の慎重発言を受け、仮想通貨と米国株が同時に下落。専門家は健全な調整との見方も。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧