はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

XRP・SOLOなど高騰、トランプ新政権でリップル技術採用への期待高まる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

XRP前日比+17%

米証券取引委員会(SEC)のゲーリー・ゲンスラー委員長が2025年1月20日に退任することが22日に発表され、暗号資産(仮想通貨)業界に大きな影響を与えている。過去4年間弱、SECは仮想通貨業界に対して厳しい規制を実施してきたが、退任発表が業界進歩の好機と見られ、特にXRPの価格が大幅に上昇した。

ゲンスラー委員長は2021年4月の就任以来、仮想通貨をほぼ全て有価証券として扱う姿勢を示し、コインベースやバイナンスなど大手企業への法執行措置を積極的に行ってきた。この強硬な規制姿勢は、業界から強い反発を招いていた。

特に、リップル社とXRPに対するSECの訴訟は、XRPレジャーとリップルの技術の米国での採用を著しく阻害してきた。ゲンスラー委員長の退任発表により、XRPの価格は24時間で17%上昇し、過去7日間で80%、過去1カ月間では200%もの上昇を記録した。

出典:CoinGecko

この急騰の背景には、トランプ氏が次期大統領に当選した場合、仮想通貨に対してより友好的な政策を実施するとの期待感があった。トランプ氏が今回の2024年選挙に向けて仮想通貨支持の姿勢を示していることから、業界の成長を後押しする政策を推進するとの見方が強まっている。

    XRPレジャーは、実物資産(RWA)のトークン化とCBDCにおいて、独自の分散型台帳技術を活用し、1,500TPS以上の高速処理能力と3秒以内の決済完了性を実現しており、特に国際送金における流動性コストの大幅な削減を可能にしている。

    注目すべき特徴は、フェデレーテッドサイドチェーン機能により、各国の中央銀行が独自のCBDCネットワークを構築しながら、XRPレジャーのメインネットと相互運用性を保てる点で、これにより国境を越えたCBDC間決済の即時性と効率性を確保している。

    また、スマートコントラクト機能のXLS-20標準により、不動産や債券などのRWAのトークン化において、法規制に準拠した権利移転や収益分配の自動執行を実現し、特に機関投資家向けの高度な資産運用プラットフォームとしての活用が期待されている。

XRPはトランプ氏の当選確実の11月6日から3倍以上高騰した。

関連XRP・SOL・ADAなどのL1アルトコイン、米大統領選後に価格が急上昇=CryptoQuant

市場では、規制環境の改善により、米国でのXRP上場投資信託(ETF)の認可への期待も高まっている。

関連トランプ次期政権下でXRPの現物ETF承認の可能性は?価格への影響を分析

また、XRPの価格上昇は、XRPエコシステム全体にも波及効果をもたらしている。特に、SologenicのSOLOトークン(前週比+368.5%)やCoreumのCOREUMトークン(前週比+183.9%)など、関連銘柄も大幅な価格上昇を記録している。

Sologenicは、XRPレジャー上に構築された代表的な分散型取引プラットフォームであり、SOLOトークンを基軸通貨として伝統的な金融資産(株式やETFなど)をトークン化し、24時間365日取引可能にするプロジェクトだ。取引所機能に加え、独自のデスクトップウォレットとモバイルアプリを提供し、XRPレジャーの高速性と低コストを活かした取引環境を実現している。

さらに、リップル社は2020年12月から続いていたSECとの訴訟の大部分を2024年に終結させた。業界関係者からは、この訴訟終結が今後の技術革新を加速させる転換点になるとの期待が高まっているところだ。

関連リップルX幹部が語る日本市場の重要性、SEC裁判やIPOの可能性にも言及|WebX2024インタビュー

関連XRPとは?買い方と将来性|リップル社訴訟とSEC新体制の影響を解説

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/12 水曜日
13:45
「仮想通貨は正当なポートフォリオ分散手段」 機関投資家のアプローチに大きな変化=シグナム
スイスのデジタル資産銀行シグナムが発表した最新調査で、回答した世界の機関投資家の89%が仮想通貨をすでに保有し、仮想通貨を投機ではなくポートフォリオの有効な分散投資手段とみなしていることが明らかになった。
13:00
米上場ターボ・エナジー、ステラ・タウラスと提携 スペインで再エネ融資をトークン化
ナスダック上場のターボ・エナジーがタウラス、ステラと提携し、スペインでクリーンエネルギー融資のトークン化実証実験を開始。ブロックチェーン活用で744億ドル規模のEaaS市場参入を目指す。
12:45
JPモルガンとDBS、トークン化預金の相互運用で取り組み
JPモルガンとDBS銀行がトークン化預金の相互運用性フレームワーク開発に取り組んでいると発表した。KinexysとDBSトークンサービス間でリアルタイム決済の実現を目指す。
12:37
Bitcoin JapanのCEO、ビットコイン準備金基盤のAIインフラ投資計画など明かす 
エネルギー軸でビットコインとAIを融合 Bitcoin Japan株式会社(旧堀田丸正)は11日、臨時株主総会で商号変更を完了し、ビットコイン財務戦略の詳細を発表した。 関連:…
11:40
ソフトバンクG、エヌビディア株を9000億円で全売却、オープンAI投資へシフト
日本のソフトバンクグループが保有のエヌビディア株を全売却し、オープンAIへの最大400億ドル投資に充てる。ビジョンファンドは234億ドルの投資利益を計上し、純利益は前年比2倍以上となった。
11:15
XRP現物ETF、今週中に米国で上場見込みか 最終書類提出=専門家
カナリー・キャピタルがXRP現物ETFのナスダック上場に向けた8-Aフォームを提出した。専門家は明日か木曜日のローンチを示唆しており、米国で2つ目のXRP追跡ETFとなる見込みだ。
10:35
ビットコイン量子コンピュータ対策で議論白熱に、アドレス移行提案の是非めぐり
仮想通貨ビットコインの量子コンピュータ対策として、Taprootアドレスからの移行が提案され議論が起こった。量子耐性の獲得方法で専門家の見解が分かれている。
10:25
7年ぶりの米国ICO「モナド」、トークンセール開示文書を公開 評価額3800億円弱
モナド財団が11日、MONトークンのコインベース公開販売に関する開示文書を発表。FDV約3,750億円、最大75億トークンを販売。大口集中を防ぐ「ボトムアップ方式」を採用し、11月17日から販売開始。
10:10
ソラナ現物ETF、取引開始から10日間連続で資金が純流入
仮想通貨ソラナの現物ETFは10日時点で、取引開始から10日間連続で資金が純流入。この状況について、事前の予想を上回っているとの見方が上がった。
08:05
スタンダードチャータード、シンガポールでステーブルコイン決済カード「デカード」を支援
スタンダードチャータードがDCSカードセンターと提携し、ステーブルコインを実店舗で使用できるクレジットカード「デカード」の主要銀行パートナーとなった。
07:35
プライズピックス、ポリマーケットと提携 米国で予測市場参入
プライズピックスが世界最大の予測市場プラットフォームのポリマーケットと複数年提携を締結した。連邦規制下でスポーツやエンターテインメントに関する予測市場契約を提供し、米国での事業拡大を目指す。
07:02
メタプラネット、株主数が日本の人口の約0.2%相当まで増加
仮想通貨ビットコイン財務企業メタプラネットのサイモン・ゲロヴィッチ代表取締役社長は、同社の株主数が日本の人口の約0.2%相当にまで増加したと報告。過去数カ月で日本の株主数は66%増加したとも説明した。
06:30
TDコーウェン、ビットコイン年末価格を14万ドルと予想 ストラテジーのBTC追加購入数も試算
TDコーウェンがストラテジーの新規ユーロ建て優先株発行により6720ビットコインが追加されると予測した。ビットコインの年末ベースケース価格は14万1277ドルに据え置かれ、強気シナリオでは16万ドルを想定。
06:05
ブラジル中銀、仮想通貨と国際資本取引の新ルール導入
ブラジル中央銀行が仮想通貨取引および国際資本取引に関する包括的な規制を発表。サービス提供企業への許可制度や報告義務を設け、資本移動の透明化および安全性を強化する。
05:35
中国がアメリカによる20兆円ビットコイン窃取を主張、ルビアンハッキング事件で
中国国家計算機ウイルス緊急対応センターが、2020年のルビアンマイニングプールから127,272ビットコインが盗まれた事件について、米国政府による国家級ハッキング作戦だとする報告書を公表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧