はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米ノースカロライナ州、公的資金の最大10%をビットコインに投資する準備金法案が提出

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マイニング事業の実施検討する内容も

米国ノースカロライナ州の州議員らは18日、戦略的ビットコイン(BTC)準備金を創設する法案を提出した。「金融革新戦略」の一環として、公的資金の最大10%をビットコインに割り当てるという内容だ。

この上院法案327(SB327)を提出したのは、共和党のトッド・ジョンソン議員、ブラッド・オーバーキャッシュ議員、ティモシー・モフィット議員である。

法案の目的は、ビットコイン投資を金融革新戦略として推進し、ノースカロライナ州を、米国州レベルにおける仮想通貨採用のリーダーとして位置付けることだ。

ビットコイン保有は、州の長期財務戦略の一環として位置づけられている。州の財務長官には、ビットコインを活用したステーキングや貸付、その他の利回り創出活動などの投資戦略を行う権限も付与される。

ビットコインの取得方法については、有利な市場条件を利用するために戦略的な大量購入を通じて実施する計画だ。その際には、規制準拠した米国の取引所を使う。

財務長官は、最小限のコストで州の保有量を増やす手段として、ビットコインのマイニング事業を実施することも検討する。

また、ビットコインを売却する際には、州両院の3分の2以上の承認が必要だという内容も盛り込んだ。さらに、売却できるのは深刻な金融危機に対処する場合や、投資計画の一部として使用する場合、重要なインフラ・経済開発プロジェクトへの資金提供などに限定している。

その他に、州の財務長官が、ビットコイン準備金についての詳細を記載した四半期報告書を議会に提出することも規定。この報告書はウェブサイトでも公開するものとしている。

ノースカロライナ州では、下院でも、州がビットコイン上場投資商品(ETF)に投資できるようにする法案(HB92)が提出されているところだ。公的資金と退職金制度の最大10%をこうした商品に割り当てることを提案している。

関連トランプ政権下で仮想通貨企業の銀行免許申請が増加 ロイター報道米国のビットコイン現物ETF、17日に410億円の資金が純流入 2月5日以降で最大規模

ビットコインETFとは

ビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。実際にビットコインを購入し、そのビットコインを基にした信託(ETF)を株式市場で取引するもの。投資家は直接ビットコインを購入することなく、その価値に投資することが可能になる。

米国におけるビットコイン準備金の状況

Bitcoin Reserve Monitorによると、米国では現在、12州以上で、州のビットコイン準備金の創設を目指す法案が提出されている。一方で、ワイオミング州やモンタナ州など5州ではすでに否決された。

出典:Bitcoin Reserve Monitor

最近の動きとしては、ミネソタ州で「ミネソタ・ビットコイン法(SF2661)」が提出された。

これは州がビットコインなどの仮想通貨に投資することや、退職金の積み立てにビットコインを組み入れられること、住民がビットコインを使って州税や手数料を支払う選択肢を持つことなどの内容を盛り込んでいる。

関連米ミネソタ州議員、ビットコイン投資の法案を提出

米国全体では、ドナルド・トランプ氏が先日、現在すでに政府が持つビットコインを売却せずそのまま保有するという大統領令にサインしたところだ。

また、実現可能性については不透明であるものの、スコット・ベセント財務長官らは、次のステップとして、納税者に負担をかけない予算中立的な方法で、新たにビットコインを取得する戦略についても検討する意向を示している。

関連トランプ政権、予算中立のビットコイン取得計画進行中か 高官発言

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/04 木曜日
17:45
2026年2月17日(火)、「Digital Space Conference 2026」開催決定
一般社団法人日本デジタル空間経済連盟(所在地:東京都港区、代表理事:北尾 吉孝、以下「当連盟」)は、2025 年 2 月 17 日(火)に、大規模カンファレンスイベント「 Di…
16:49
MUFGグループ、トークン化MMFの商品化へ Progmatと協業開始
2026年に機関投資家向け提供を目指す 三菱UFJアセットマネジメント、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJ信託銀行の3社は4日、Progmat(プログマ)との協業を…
16:49
FRB利下げと流動性回復、2026年の仮想通貨市場に追い風か=Delphi Digitalレポート
仮想通貨リサーチ企業Delphi Digitalは、FRBの利下げ継続とQT終了、TGA取り崩し、RRP枯渇により、2026年に仮想通貨市場にとって追い風となる流動性環境が生まれると分析。ビットコインやイーサリアムなどデジタル資産に有利との見方を示した。
15:09
ランボルギーニとレジャー、限定ウォレット発表 「いつランボ買える」ミームに呼応
仮想通貨ハードウェアウォレット大手レジャーとイタリア高級車ランボルギーニが提携し、限定版「Ledger Stax」を2026年初頭に発売。フェラーリやポルシェなど高級ブランドのWeb3参入が加速する中、24万人超の仮想通貨ミリオネア増加が背景に。
13:25
米コネチカット州がロビンフッドなど3社に停止命令、無免許でスポーツ賭博提供と主張
コネチカット州消費者保護局がロビンフッド、クリプトドットコム、カルシに無免許オンライン賭博運営の停止命令を発行した。3社は州法に違反してスポーツ賭博を提供しており、利用者の資金や情報にリスクをもたらしているという。
12:26
チャールズ・シュワブ、2026年前半に仮想通貨取引開始へ 既存取引所に手数料圧力か
米大手証券チャールズ・シュワブが2026年前半にビットコインとイーサリアムのスポット取引を開始。低手数料戦略で既存取引所に圧力か。バンガードやバンク・オブ・アメリカも参入し、ウォール街で仮想通貨の主流化が加速。
11:15
メタマスク、最大1万ドルの損失を補償する「トランザクション・シールド」開始 
仮想通貨ウォレット「メタマスク」が有料補償サービス「トランザクション・シールド」を開始。対象となる取引について月額9.99ドルで最大1万ドルの損失を補償する。
11:02
NTT Digital、仮想通貨ソラナのバリデータを運用開始
NTTドコモグループのNTT DigitalがSolanaバリデータ運用を開始。Dawn Labsが技術支援を担う。国内ではモブキャストHDもソラナ財団認定を取得するなど、企業参入が加速している。
10:45
三井物産デジタルAM、デジタル証券ファンドを早期償還
三井物産デジタル・アセットマネジメントは、デジタル証券ファンド「日本橋・人形町」を早期償還し、当初予想3.0%を上回る年5.0%の利回りを達成。累計利益分配金は25億円を突破した。
10:30
「バイナンス・ジュニア」、キッズ向け仮想通貨口座導入 安全性に関する議論も
バイナンスが6~17歳向けの仮想通貨プログラム「バイナンス・ジュニア」を開始した。親の監督下でシンプルアーンによる資産運用などが可能となる。
10:26
イーサリアム保有企業購入量、ピークから80%急減 ビットワイズが指摘
ビットワイズの報告によると、イーサリアム保有企業の11月購入量は8月比81%減の37万ETHに急減。一方、ビットマイン社は12月に1.5億ドル相当を追加購入し、フサカアップグレードへの期待を示した。
10:00
スターテイルとソニーのソニューム、ステーブルコイン「USDSC」をローンチ
スターテイルは3日にソニーグループと共同で開発・運営するブロックチェーン「Soneium(ソニューム)」において、米ドルステーブルコイン「Startale USD(USDSC)」と報酬システム「STAR Points」をローンチしたことを発表した。
09:45
ビットコインが1万ドル反発、イーサリアム「フサカアップデート」好感で10万ドル視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは反発の勢いを強めている。ETHの「フサカ・アップデート」を好材料とし、2日に付けた8万3,000ドル台から1万ドルの上昇を見せた。
08:55
米SECが仮想通貨含む高レバレッジETFを阻止、3倍・5倍商品の審査停止を通告
米SECが株式や仮想通貨の日次リターンを3倍・5倍に増幅するETFの審査を停止した。プロシェアーズは3倍レバレッジ仮想通貨商品を含む複数の申請を取り下げている。
08:02
アンソロピックが来年IPO検討か、評価額3000億ドル超目指す=報道
AI企業アンソロピックが早ければ来年にもIPOを検討している。マイクロソフトとエヌビディアから合計150億ドルの出資確約を得ており、オープンAIと上場を競う。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧