はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインが年内21万ドル到達の可能性、プレスト責任者が『デジタルゴールド』としての価値を強調

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

年内の価格展望は強気目線

米国の仮想通貨専門の定量取引会社プレストのピーター・チャン研究責任者は、ビットコイン(BTC)が2025年末までに21万ドル(3,000万円)に達するという予測を堅持している。チャン氏はCNBCのインタビューで、仮想通貨ビットコインが「デジタルゴールド」と「リスクオン資産」という二面性を持つと指摘した。通常はリスクオン資産として振る舞うが、危機的状況下では金のような安全資産として機能すると説明している。

チャン氏によると、ビットコインの価格上昇は機関投資家の参入とグローバルな流動性拡大に支えられる見通しだ。2月から始まった相場調整は健全なもので、ビットコインが主流資産として再評価される道を開いたと分析している。4月の「トランプ関税ショック」後の市場動向では、米ドル基軸の金融システムに対する懸念が高まり、ビットコインが金と同様の逃避先として選択されたという。

この予測は大手ヘッジファンドARK Investmentの見解とも整合する。ARKは最新の「Big Ideas 2025」レポートで、ビットコインが2030年までに3つのシナリオで30万ドルから150万ドルに達する可能性を示した。基本シナリオでは約71万ドル、強気シナリオでは約150万ドルを見込んでいる。

ARKの分析によれば、価格上昇の主な要因は機関投資家からの資金流入とデジタルゴールドとしての地位確立だ。弱気・基本シナリオではデジタルゴールドとしての役割が最大の貢献要因となり、強気シナリオでは機関投資が最も大きな影響を与えるとしている。

また、新興市場でのビットコイン採用も重要な成長要因だ。特に自国通貨価値の下落から資産を保護したい投資家にとって、ビットコインは重要な選択肢となっている。この潜在市場は約68兆ドルと推定される。

関連:ビットコイン今後の価格シナリオ 2030年までに最大240万ドル到達へ=米ARK

一方、仮想通貨ビットコインの価格動向がグローバルM2マネーサプライ(世界的な通貨供給量)と強い相関関係を示すという分析も浮上している。ビットコインアナリスト「Collin Talks Crypto」が4月20日に公開した分析によれば、ビットコイン価格はM2マネーサプライの推移を78日から108日のタイムラグを伴って追従する傾向があり、この相関関係が続けば価格は12万ドル以上に到達する可能性があるという。この見方も、チャン氏やARKの強気予測を裏付ける根拠(ボトムライン)の一つとなっている。

出典:Collin Talks Crypto

関連:ビットコイン価格とM2マネーサプライの相関関係が明らかに、12万ドル到達の可能性も 複数アナリストが考察

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/07 金曜日
14:05
著名投資家ダリオ、FRBの量的緩和再開はバブル加速への引き金 更なるインフレリスクを警告
ブリッジウォーター創設者レイ・ダリオ氏が、FRBの量的緩和再開は従来と異なり「バブルへの刺激」になると警告している。現在の状況下でのQE拡大は、実質金利の低下や株価収益率の上昇につながり、テック/AI/グロース株や、金などの価格を押し上げる可能性がある。
13:35
ビットワイズ、ドージコインETFの20日以内上場を目指す動き=ETF専門家
ビットワイズがドージコインETFで「8(a)手続き」を採用。ブルームバーグアナリストによると、11月6日の予備目論見書提出から20日後の11月26日頃に自動承認される可能性。SECの介入がなければ上場実現へ。
13:10
サークルとコインベース、ステーブルコイン規制「ジーニアス法」施行で重要な提言
サークル社とコインベースが米財務省にジーニアス法施行に関する提言を提出した。ステーブルコインの公平な競争条件の確保や利回りをめぐる過剰規制の回避などを求めている。
13:01
日本3メガバンク共同でステーブルコイン発行へ、金融庁が「FinTech実証実験ハブ・決済高度化プロジェクト」を支援 
金融庁が決済分野に特化したプロジェクトを新設し、みずほ・三菱UFJ・三井住友の3メガバンクによる共同ステーブルコイン発行を初の支援案件として承認した。信託型の枠組みで100万円の送金上限が撤廃され、円建てに加え米ドル建ても視野に。片山財務相も支援を表明し、国を挙げた金融イノベーション推進が本格始動する。
11:41
仮想通貨市場の投資家心理は最低水準、10万ドル節目の攻防続く
ビットコインが6月以来初めて10万ドルを割り込み、10月高値から20%超の急落。長期保有者による416億ドルの大量売却と、ETFからの9億ドル流出で市場は動揺している。個人投資家のセンチメントは過去最悪レベルに落ち込む一方、Bitwise幹部は機関投資家の投資意欲は旺盛で、年末の最高値更新もあり得ると指摘した。
11:05
テザー、新たな提携でトークン化証券市場を加速
ステーブルコイン大手テザーが資産運用会社クレインシェアーズ、ビットフィネックス・セキュリティーズと戦略提携。トークン化証券市場は2030年に約1500兆円規模へ急拡大の見込み。
10:50
時価総額トップ100の仮想通貨の内の72銘柄、最高値から50%超下落
ギャラクシーのリサーチ部門は、時価総額トップ100の仮想通貨の内72銘柄の価格が過去最高値から50%以上下落していると報告。今後の相場の見通しに注目が集まっている。
10:25
「ビットコイン市場は脆弱な均衡状態に」Glassnodeが鍵となる価格水準を分析
Glassnodeが最新市場分析を発表。仮想通貨ビットコインは軽度の弱気相場にあると指摘した。ビットコインの持続的な回復あるいは下落に必要な水準を分析している。
10:05
JPモルガンのダイモンCEOがステーブルコイン事業参入を表明、他行との共同構築も検討
JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOがステーブルコインの将来は不透明としながらも事業参入を表明した。他の銀行との共同構築も検討している。
08:35
アイルランド中銀がコインベース欧州法人に約36億円の罰金、3000万件超の取引監視を怠ったと指摘
アイルランド中央銀行がコインベース欧州法人にマネーロンダリング対策違反で約38億円の罰金を科した。取引監視システムの設定ミスで総額31兆円相当の取引が未監視だった。
07:45
年間10兆ドル超のステーブルコイン取引を扱う7団体、決済標準化コンソーシアムを設立
ファイアブロックスやソラナ財団など7団体がブロックチェーン・ペイメンツ・コンソーシアムを設立した。クロスチェーンのステーブルコイン取引を標準化し、従来の決済と同様の利便性を図る。
07:05
SBIデジタルマーケット、チェーンリンクと提携
SBIデジタルマーケットは、チェーンリンクと戦略的パートナーシップを締結。これからチェーンリンクの技術を活用して、TradFiとDeFiの橋渡しをすると説明している。
06:45
グーグル・ファイナンスが予測市場データなどを統合、金融情報機能を大幅強化
グーグルが金融情報検索にカルシとポリマーケットのデータを統合し、将来の市場イベントに関する質問に回答できるようになった。
06:25
トム・リーのビットマインが210億円相当のイーサリアムを追加購入、2600億円の含み損抱えるも買い増し継続
ビットマインが6日にも約1.4億ドル相当のイーサリアムを追加購入。17億ドルの含み損を抱えながらも下落局面での買い増しを継続。
05:50
JPモルガン、ビットコイン価格予測を17万ドルに引き上げ その条件は=The Block
JPモルガンのアナリストがビットコインの今後6カ月から12カ月の価格予測を17万ドルに引き上げた。レバレッジ調整の進展と金に対する相対的な魅力の向上が理由だという。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧