はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

今週の主要仮想通貨材料まとめ、XRPとDOGEの現物ETF誕生やETHの機関投資家需要拡大など

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

暗号資産(仮想通貨)の材料まとめ

前週比の騰落率(14日〜20土)

  • ビットコイン(BTC):115,665ドル -0.4%
  • イーサリアム(ETH):4,472ドル -4.9%
  • XRP(XRP):2.99ドル -3.8%
  • ソラナ(SOL):238.90ドル -1.1%

時価総額上位の暗号資産(仮想通貨)銘柄を中心に、過去1週間の材料をまとめた。

時価総額1位:ビットコイン(BTC)

米連邦議会議事堂で16日、「ビットコイン法案」の承認を目指すための円卓会議が開催され、ストラテジー(旧マイクロストラテジー)のマイケル・セイラー会長らが出席したことがわかった。この法案は、ビットコインの推進派として知られる共和党のシンシア・ルミス議員が提出したもので、米政府が合計で100万BTC購入することなどが提案されている。

関連:米ビットコイン法案承認に向けた円卓会議、ストラテジーのセイラー会長らが出席

また、オンチェーン分析プロバイダーのルックオンチェーンがアーカム・データを引用して17日に報告したところによると、11年以上休眠していたビットコインクジラが1,000BTCを移動。保有する1,000BTCを4つの新しいアドレスに全額送金した模様だ。

関連:11年間休眠のビットコインクジラが1000BTC移動、170億円相当

さらに、調査会社K33リサーチがビットコイン・トレジャリー企業の現状を分析し、上場企業の4分の1が保有ビットコインの価値を下回る時価総額で取引されていると報告。mNAV(時価総額と保有仮想通貨価値の比率)が「1」を下回る状況が続くと、新株発行による資金調達が希薄化を招く構造的な問題が浮き彫りになっている。

関連:ビットコイン・トレジャリー企業の勢い減速か、4社に1社が純資産割れで取引=K33報告

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

時価総額2位:イーサリアム(ETH)

仮想通貨オンチェーン分析プラットフォームCryptoquantの週次レポートによると、イーサリアムが4月の1,400ドルから9月に5,000ドル近くまで上昇した。この期間中、主に米国の現物ETFを含むファンド保有量は670万ETHに達し、過去最高を記録した。

関連:イーサリアム、機関投資家需要拡大でオンチェーン活動が過去最高水準到達

また、スタンダードチャータード銀行のデジタル資産リサーチ責任者ジェフリー・ケンドリック氏が16日のレポートで、いわゆる仮想通貨トレジャリー(DAT)企業の台頭においてイーサリアムがビットコインやソラナより恩恵を受けやすいと分析。DAT企業とは、バランスシート上に仮想通貨を保有する上場企業を指す。

関連:イーサリアム、DAT企業からの恩恵で優位性維持か スタンダードチャータード分析

さらに、イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が17日、イーサリアムの開発計画についてプレゼンを行った。期間別に目標を示し、長期的な基本方針は安全性、簡潔性、最適性の3つであることなどを説明している。

関連:ヴィタリック、イーサリアムの開発計画をプレゼン 大阪開催の「EDCON」に登壇

関連:イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び

時価総額3位:XRP

米国のレックス・シェアーズとオスプレー・ファンドのXRPのETFが今週木曜日に上場する見込み。このファンドは1940年投資会社法に基づいて登録され、従来のビットコインやイーサリアム現物ETFとは異なるアプローチを採用している。

関連:米国でXRPとドージコインETFが今週上場予定か、専門家の見解は

また、米証券取引委員会(SEC)が、グレースケールによるマルチ仮想通貨ETF「グレースケール・デジタル・ラージキャップ・ファンド(Digital Large Cap Fund)」を承認。同社CEOのピーター・ミンツバーグ氏が18日にXで、「市場初のマルチ仮想通貨ETFが誕生」と発表した。

関連:米SECが承認、BTCやXRP投資のマルチ仮想通貨投資信託のETF転換

さらに、リップル社が18日、シンガポールの大手銀行DBSと資産運用大手のフランクリン・テンプルトンとパートナーシップを締結したことを発表。適格投資家や機関投資家に取引と融資のソリューションを提供することがパートナーシップの目的である。

関連:リップル社、DBS・フランクリンテンプルトンの2社とRWA領域で提携 RLUSDを活用

関連:XRPの買い方|初心者が知るべき投資メリットと注目点、最適な取引所選び

時価総額6位:ソラナ(SOL)

世界最大のデリバティブ取引所CMEグループが16日、10月13日にソラナの先物オプション取引を提供する計画を発表。規制当局の審査を経て正式に開始される予定で、顧客は毎営業日、毎月、四半期ごとの満期でオプション取引が可能になる。

関連:米CME、ソラナとXRPの先物オプション取引を10月に提供予定

また、米ナスダック上場のフォワード・インダストリーズが17日、最大40億ドル規模のATM(市場における株式発行)プログラムを発表。資金をソラナトレジャリー戦略を推進することなどに充てる予定だ。

関連:フォワード・インダストリーズ、最大5900億円規模の資金調達でソラナ戦略を推進

さらに、米ナスダック上場のブレラホールディングス(Brera Holdings)が18日、ソルメイト(Solmate)に社名変更しソラナ特化のデジタル資産トレジャリー企業に転換すると発表。発表を受けてブレラの株価は3.25倍暴騰し、前日比225.49%の上昇率を記録した。

関連:ソルメイト、443億円調達でソラナ特化企業に転換 Arkなどが出資

関連:ソラナ(SOL)の買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

時価総額8位:ドージコイン(DOGE)

米NYSE American上場企業のクリーンコアソリューションズが16日、1億枚ドージコイン(DOGE)を追加取得したと発表。これにより公式ドージコイン・トレジャリーの総保有量は6億枚を突破し、30日以内に10億枚の取得という短期目標に向けてさらに前進した。

関連:NYSE上場のクリーンコア、1億ドージコインを追加取得し総保有量6億DOGEを突破

また、ソーシャルメディアマーケティング事業を手がける米上場企業サムザップメディアコーポレーションが18日、約750万DOGEを約200万ドルで初回購入したと発表。同社は8月の5,000万ドル資金調達後、仮想通貨事業の本格展開を加速させている。

関連:トランプ・ジュニア出資のサムザップ、750万ドージコインを初購入

さらに、レックス・シェアーズとオスプレイ・ファンドの戦略的パートナーシップであるレックス・オスプレイが18日、米国初のドージコインETF「DOJE」を上場開始した。Cboe取引所でDOJEのティッカーシンボルで取引されている。

関連:米国初のドージコイン現物ETF、上場初日の出来高が専門家予想上回る

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/10 月曜日
12:28
ビットコイン105,500ドルに反発、トランプ給付金案と政府機能回復への期待高まる
仮想通貨市場ではビットコインやアルトコイン相場が反発し105,500ドルに。米国で2,000ドルの特別給付案が浮上し、2020年の景気刺激策時のような流動性流入への期待が高まる。政府閉鎖の終息見通しと90億ドルの取引所資金流入も追い風。
12:09
RWAトークン市場で金(ゴールド)担保型が躍進、機関投資家の関心集まる
ゴールド価格の上昇を背景に、金担保トークンXAUTの時価総額が30日で39%増の成長を示している。10月にはXAUT専門のトレジャリー企業オーレリオン社が誕生した。
11:48
仮想通貨ウォレットのLedger、米国でIPOまたは資金調達を検討=報道
ビットコインなど仮想通貨のハードウェアウォレット大手Ledgerが米国でのIPOまたは資金調達を検討。仮想通貨盗難が増加する中、2025年の売上は過去最高を記録している。
11/09 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、リップルの770億円調達やジーキャッシュ高騰の背景分析など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
週明けから急落のビットコイン、相場復調の前提条件は?|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン相場は続落の見通し。AIバブル崩壊や景気後退懸念から1560万円周辺まで下落。ただし短期筋の97%が含み損となっており、下値余地は限定的との指摘も。bitbankアナリストが今後の展望を解説。
11:00
週刊ニュース|金融庁の仮想通貨ETF関連デリバティブ国内提供への見解に高い関心
今週は、暗号資産ETF関連デリバティブの国内提供に対する金融庁の見解、ビットコインの10万ドル割れ、仮想通貨の最新市場分析に関する記事が関心を集めた。
11/08 土曜日
13:55
JPモルガンのビットコインETF保有量、3ヶ月間で64%増
JPモルガンが第3四半期にブラックロックのビットコインETFを207万株追加し、保有総数は528万株となった。6月から64%増加。
13:30
イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加 将来性への信頼高まり示すか
仮想通貨イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加している。The Blockが長期視点の投資家増加が示唆されると指摘した。ステーブルコインのインフラとしての期待も高まっている。
11:30
「ビットコインは重要なサポートレベル付近で推移」CryptoQuantレポート
CryptoQuantが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインが10万ドル付近の重要サポートレベルで推移していると指摘した。複数の指標から現在の状況を分析している。
11:20
ストラテジー、STRE優先株を1株80ユーロで価格設定 1100億円調達予定
ストラテジーが10%利回りのSTRE優先株を1株80ユーロで発行し、7億1500万ドルを調達する予定。当初計画の2倍超となる775万株を発行し、資金はビットコイン取得に充てられる見込みだ。
10:12
ビットコイン再び10万ドル割れ、USDXデペッグがDeFiに波及し信用不安広がる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは5日以来、再び一時10万ドルを割り込んだ。ステーブルコイン「USDX」の担保不足によるデペッグ(乖離)が複数のDeFiプロトコルに波及し、市場全体に信用不安を広げた。
09:50
トランプメディア、第3四半期に84億円の赤字、保有ビットコインの価値は73億円減
トランプメディアが第3四半期に5480万ドルの純損失を計上し、3四半期連続の赤字となった。保有ビットコインの価値は4800万ドル減少したが、オプション収入で1530万ドルを獲得。
09:35
カザフ、最大10億ドルの仮想通貨準備基金設立へ 2026年初頭立ち上げ予定
カザフスタンが最大10億ドル規模の国家仮想通貨準備基金を2026年初頭までに設立する。押収資産と国営マイニング収益を原資としてETFや関連企業に投資する方針だ。
08:25
XRP保有企業エバーノース、約120億円の含み損に 仮想通貨財務企業に圧力
仮想通貨XRPを企業の財務資産として保有するエバーノースが約2週間半で7900万ドルの含み損を抱えている。メタプラネットなど他の仮想通貨保有企業も大幅な含み損に直面している。
07:20
片山金融相「3メガバンクのステーブルコイン共同発行を支援する」
片山さつき金融相は、3メガバンクやプログマらが行うステーブルコイン発行の実証実験を金融庁がサポートすることが決定したと話した。決済高度化プロジェクトの設置にも言及している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧