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リップル社、DBS・フランクリンテンプルトンの2社とRWA領域で提携 RLUSDを活用

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

RWA領域で提携

リップル社は18日、シンガポールの大手銀行DBSと資産運用大手のフランクリン・テンプルトンとパートナーシップを締結したことを発表した。

適格投資家や機関投資家に取引と融資のソリューションを提供することがパートナーシップの目的。まずは、ブロックチェーン「XRPレジャー(XRPL)」上でマネー・マーケット・ファンド(MMF)をトークン化し、リップル社のステーブルコイン「Ripple USD(RLUSD)」で取引できるサービスを提供する。

マネー・マーケット・ファンドとは

投資家から資金を集めて運用する投資信託の一種。国債などで安全性の高い運用を行うことが特徴である。

関連:リップル幹部が語る「大きな転換点」、RLUSDによる世界戦略と日本市場への期待|CoinPostインタビュー

リップル社は発表で、デジタル資産のエコシステムは成熟してきており、機関投資家からの関心が高まっていると説明。そのような状況の中で、今回のパートナーシップは新たなマイルストーンであると述べた。

具体的には、まずはフランクリン・テンプルトンのトークン化MMFである「sgBENJI」を「DBS Digital Exchange(DDEx)」に上場し、RLUSDで取引できるようにする。このサービスの背景には、単純な仮想通貨投資の場合は価格変動の影響を大きく受ける可能性があったり、利回りを得られない場合があったりするためだ。

このサービスによって、DBSの顧客は1週間24時間、相対的に価値が安定した資産を使ってポートフォリオを迅速に調整できるようになり、利回りを得られるようにもなる。

また、今後についてはDBSが、sgBENJIを担保に使えるようにする方法を模索していくと説明。例えば、レポ取引などのユースケースを想定しているとした。

レポ取引とは

一定期間、資金と証券を交換する取引のこと。短期融資の一種である。

今回の発表にDDExのLim Wee Kian CEOは以下のコメントを寄せた。

デジタル資産の投資家は、ボーダレスで1週間休みなく取引できる資産に合ったソリューションを必要としている。今回のパートナーシップは、グローバルな金融市場により高い効率性や流動性をもたらしながら、トークン化証券がどのようにその役割を果たすことができるかを示すことになるだろう。

当社は2021年からアジアのブロックチェーンエコシステムで積極的に事業を行っており、今回の取り組みは我々のリーダーとしてのポジションを強固にする。また、顧客がデジタル資産のポートフォリオを構築するための、信頼性が高い機関レベルのソリューションを提供するというミッションにおける新たな局面にもなるだろう。

関連:シンガポール大手銀DBS、イーサリアム上で仕組債をトークン化へ

リップル社は発表で、今回XRPLが採用された理由は、処理の速さ、効率性の高さ、取引コストの低さであると説明した。

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