大量清算の可能性も?
米仮想通貨資産運用会社ビットワイズは、2026年までに米国で100本以上の仮想通貨関連上場投資信託(ETF)が上場すると予測した。同社はXへの投稿で、規制の明確化と発行障壁の低下により「ETFパルーザ」と呼ぶ大量上場の時代が到来すると述べた。
転換点となったのは9月に米SECが公表した仮想通貨ETFの一般的な上場基準だ。この措置により、発行者は個別承認を求めるのではなく、標準化された枠組みの下で商品を市場に投入できるようになった。
承認期間の短縮と法的不確実性の軽減により、幅広いデジタル資産や仮想通貨関連戦略に連動するETFの立ち上げが容易になると見られている。
米国の仮想通貨ETF市場は急速に進化している。数年にわたる申請却下を経て、ビットコイン現物ETFは2024年初頭にようやく上場した。2025年にはソラナやXRP連動ETFの上場と一般的な上場基準の導入により、対象範囲がさらに拡大した。

出典:ブルームバーグ
ビットワイズの予測が実現すれば、ETF市場は単一資産商品からテーマ型、バスケット型、利回り重視型、戦略主導型の商品へと移行することになる。
ブルームバーグのETF専門家ジェームズ・セイファート氏はビットワイズの予測に全面的に同意した。一方で同氏は、仮想通貨ETP商品の大量清算も予想しており、2026年末か2027年末までに発生する可能性があると指摘した。発行者が多数の商品を投入しており、少なくとも126件の申請があるという。
セイファート氏は、バッファー型やカバードコール型商品を含めると既に130本の商品が市場に存在すると述べ、50%の価格下落がなければ、100本という数字は安全な予測だとコメントした。
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