初めてパブリックチェーンで展開
JPモルガン・チェースは、デジタル預金トークン「JPMコイン」を内部ブロックチェーンからコインベースのパブリックイーサリアムベースネットワーク「ベース」に移行した。The Blockなどが報じた。
同行は2019年に機関投資家向けにブロックチェーンベースの預金口座を導入して以来、6年を経てパブリックネットワークへの展開に踏み切った。当初は許可型イーサリアムを使用し、後にキネクシスとしてブランド化していた。
JPモルガンの幹部によると、顧客からえ接決済や担保管理を行いたいという需要が急増している。多国籍金融機関である同行はトークンへのアクセス管理を維持しつつ、日々約10兆ドルの決済を処理するには、プライベートネットワークよりパブリックネットワークの方が適していると判断した。ベースチェーンでのJPMコインは11月12日に開始され、マスターカードとコインベースによるテストが成功している。
JPMコインは銀行預金のデジタル表現として機能し、規制準拠とKYC、銀行インフラを備えた機関投資家向けの設計となっている。ブルームバーグの報道によると、JPモルガンは預金トークンを他のブロックチェーンにも拡大する計画で、商標「JPME」を取得してユーロ建て預金トークンの発行も検討している。
また、JPモルガン・アセット・マネジメントは15日、イーサリアムブロックチェーン上で初のトークン化マネー・マーケット・ファンド「My OnChain Net Yield Fund(MONY)」をローンチした。私募ファンドとして適格投資家のみが現金やステーブルコインでMONYを購入・償還でき、米国債と米国債を担保にしたレポ取引に投資する。
関連:JPモルガン、イーサリアム上でマネー・マーケット・ファンドをトークン化 適格投資家に提供へ



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