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JPモルガン、ステーブルコイン市場の成長予測を維持も1兆ドル規模には否定的

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

1兆ドル規模は否定的

JPモルガンのアナリストが12月18日、ステーブルコイン市場が今後数年で1兆ドル規模に達するとは予想していないとの見解を改めて示したことが報じられた。成長は仮想通貨市場全体と連動する可能性が高く、それを大きく上回る加速は見込めないと主張している。

同行のアナリストチームは、ステーブルコイン市場が今年約1,000億ドル拡大し3,000億ドルを超えたと指摘。成長は最大手2銘柄に集中しており、テザーのUSDTが約480億ドル、サークルのUSDCが約340億ドル増加し、全体の大半を占めている。

アナリストは、ステーブルコインの成長が依然として仮想通貨エコシステム内の活動に主導されているという従来の見方を強化した。7月のレポートで指摘したように、需要の大半は仮想通貨取引の現金や担保としての使用、デリバティブやDeFiの貸借、ベンチャーファンドなど仮想通貨ネイティブ企業による余剰資金の保有に由来する。今年だけでデリバティブ取引所のステーブルコイン保有は約200億ドル増加し、無期限先物取引の急増が後押ししたという。

その結果、「ステーブルコイン市場は今後も仮想通貨市場全体とほぼ連動して成長し、2028年までに5,000億ドルから6,000億ドルに達する可能性がある。最も楽観的な予測である2兆ドルから4兆ドルをはるかに下回るだろう」とアナリストは述べた。

同行7月のレポートでは2028年までに約5,000億ドルへの緩やかな拡大を予測していた。一方で、シティのアナリストは2030年までに基本シナリオで1兆9,000億ドル、強気シナリオで4兆ドルと予測し、スタンダードチャータードは2028年までに2兆ドルに成長すると見積もっている。

関連:「1兆ドル予測は楽観的すぎた」、 JPモルガン ステーブルコイン時価総額の2028年予測を下方修正=報道

また、決済関連のユースケースは拡大しているものの、これが市場規模の大幅増加に直結するとは限らないとJPモルガンアナリストは警告した。ステーブルコインが決済システムに統合されるにつれ、流通速度が発行残高の絶対額よりも重要になると指摘。「決済採用が増えるにつれ、オンチェーン活動と流通速度が上昇し、大量のステーブルコイン保有の必要性が減少する可能性が高い」と述べた。

具体例として、イーサリアムブロックチェーン上のUSDTの年間流通速度が約50回であることを挙げた。「仮にステーブルコインが世界のクロスボーダー決済量の5%(年間約10兆ドル)を促進する場合、必要なステーブルコイン残高はわずか2,000億ドルになる」と試算した。

関連:米FDICがステーブルコイン発行規則案を承認、銀行子会社の申請手続きを整備

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