メタプラネットのビットコイン戦略を支持
ノルウェー政府年金基金を運用するノルウェー銀行投資管理部門は、日本の上場企業メタプラネットが12月22日に開催する臨時株主総会の経営陣提案5件すべてに賛成票を投じたことがわかった。同ファンドの運用資産は約1.7兆ドルで、6月30日時点でメタプラネットの約0.3%の株式を保有していた。
メタプラネットのビットコイン戦略担当ディレクター、ディラン・ルクレール氏が17日に投票内容を開示した。5つの提案はメタプラネットの資本柔軟性を拡大し、希薄化を伴わないビットコイン(BTC)蓄積を支援する内容となっている。
提案の1つは資本金と資本準備金を減少させ、資金を剰余金に移すことで配当や自社株買い、ビットコイン取得を普通株式数の増加なしに実行可能にすること。別の提案では授権株式数を増やし、新たな優先株式クラスを導入する。メタプラネットは将来的にビットコイン購入資金を調達しながら資本構造の柔軟性を維持できると説明した。
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メタプラネットはビットコイン追加購入資金として1億5,000万ドルの第三者割当の一環で、機関投資家に「MERCURY株式」を発行する承認を求めている。優先株式構造は普通株主への希薄化を抑えながら長期的な機関投資家資本を引き付けることを目的としている。
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ADR登録も
メタプラネットは12日、米国証券取引委員会にアメリカ預託証券の登録申請書フォームF-6を提出した。ドイツ銀行トラストカンパニーアメリカズが預託銀行を務める。1普通株式を表すアメリカ預託株式2億株を名目価値約1,000万ドルで登録する予定だ。
ADR登録により、米国投資家が東京証券取引所を経由せず米ドル建てでメタプラネット株を取引できるようになる。これは流動性向上と国際的な投資家層の拡大につながり、ビットコイン保有企業として注目を集めた同社にとって資金調達の選択肢が広がる。
ADRは外国企業の株式を基に預託銀行が発行する証券で、米国市場での取引を容易にする仕組みだ。
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