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ビットコイン、休眠クジラの6000億円BTC移動などで急落も大口の歴史的買い圧力は継続

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

32,322BTCが移動

クリプトクアントのコミュニティアナリストMaartunn氏は8日、3年から5年間休眠していたウォレットから32,322BTC(6,000億円相当)が昨夜オンチェーン上で移動したと報告した。

これは2025年に入って3〜5年休眠したビットコインの最大の移動となる。この動きもあってか、ビットコインは前夜の125,000ドル台から120,000ドル台まで急落。現在は122,186ドルで取引されている。

一方で強い買い圧力も確認されている。ビットコイン(BTC)は過去1週間で10%以上値を上げ、126,080ドルの新高値を記録したが、アナリストのアリ・マルティネス氏によるとこの動きは、わずか7日間でクジラウォレットが6万BTC以上を取得したことに伴うものだという。

また、100から1,000BTCを保有するウォレットアドレスから得られたデータによると、先週6万BTC以上が追加され、保有量は511万BTCに達した。この変化は8月に始まった蓄積期間の後に起こり、10月初旬に急激にピークを迎えたようだ。この期間中、ビットコインは110,000ドルから126,000ドル超まで上昇し、大規模なウォレット蓄積と価格上昇の明確な関連性が示された。

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さらに、クリプトクアントの登録アナリストであるOnChainSchoolも前日の分析で、取引所ネットフローの14日単純移動平均が平均でマイナス7,500BTCの流出を示しており、2022年から2023年以来の規模だと指摘した。一般的には取引所からの流出(出金)は売圧低下を示唆する動きだ。

現在ビットコインの価格動向は、休眠クジラウォレットからの大量移動という売り圧力の可能性と、継続的な機関投資家や大口投資家による強い買い圧力の間で綱引きが続いている状況だ。取引所からの大規模な流出は投資家の長期保有姿勢を示しており、短期的な価格変動にもかかわらず市場の基礎的な強さを裏付けていると分析されている。

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