はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン市場はレンジ相場続くか、大口投資家の確信低迷=グラスノード分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 大口の買い意欲が依然低い
  • 先物の過熱感はリセット済み

弱気相場中期から後期の水準

オンチェーンデータ分析企業Glassnode(グラスノード)は25日、最新の暗号資産(仮想通貨)週間レポートを公開。ビットコイン(BTC)現物需要の回復が見られるまでは、価格が一定ゾーン内で上下するレンジ相場になると予想している。

まず現状、ビットコインは最高値から47%下落し、6万ドルから7万ドルのレンジ内で推移していると指摘。これは歴史的に見て、弱気相場の中期から後期の局面にあたる水準だと続けた。

また、約920万BTCが含み損状態で、2月5日以降、蓄積トレンドスコアは0.5を下回っており、大口投資家が資金を投じるほどの確信を持っていない傾向が示されている。

蓄積トレンドスコアは、ウォレット残高の増減、その変化の規模や継続性をスコアにしたものだ。0.5前後は中立的な数字である。グラスノードは、より強固な底値が形成されるまでは、更なる価格下落の可能性が依然として高いと分析した。

関連:「AIによる破壊的イノベーション」と「脱グローバル化」が仮想通貨市場の重要な要因に=ウィンターミュート

流動性はさらに低下

グラスノードは流動性の状況がさらに悪化しているとも指摘する。実現利益と実現損失(確定した利益と損失)の米ドル換算値を比較した実現損益比率の90日移動平均は、現在1.0を下回っている。

このことは、確定損失が確定利益を上回り始めていることを示唆するため注目される。グラスノードは、この比率が安定して1を超えるトレンドに戻るまでは、流動性は構造的に低下したままであり、短期的には市場が持続的に回復する可能性は低いとしている。

次に米国のビットコイン現物ETFの資金フローを見ると、11月下旬以降、7日移動平均線が連続してマイナスで純流出領域にある。ビットコイン下落にともない、ここ数週間で流出は再び加速した。

出典:グラスノード

この状況は、機関投資家の需要が冷え込み、以前の上昇を支えてきた重要な構造的な追い風が失われたことを示している。グラスノードは、資金フローが安定するか、持続的な純流入に戻るまで、ビットコインはさらなる下落圧力の影響を受けやすい状況が続くと述べた。

なお、レポート発表直後の25日には、ビットコイン現物ETFは合計2億5,770万ドル(400億円相当)の純流入を記録。市場関係者の間では、機関投資家によるポートフォリオの再構築や押し目買いが本格化したとの見方も浮上している。

関連:米ビットコイン現物ETFに約400億円の純流入、5週連続の流出傾向に終止符

ビットコイン現物ETFとは

実際にビットコインを購入し、そのビットコインを基にした信託(ETF)を株式市場で取引するもの。投資家は直接ビットコインを購入することなく、その価値に投資することが可能になる。さらにはデジタル通貨市場の成熟と認知度の向上が期待される。

グラスノードは先物市場については、永久先物のファンディングレートが中立水準に向かって正常化しており、レバレッジがリセットされたことを示すと指摘した。

しかし、持続的なプラスのファンディングレートは見られず、強気な確信の回復ではなく、投機筋の意欲の低迷を表すと続けている。

なおファンディングレートとは、永久先物取引において、現物価格と先物価格の乖離を抑えるため、ロング(買い)とショート(売り)の保有者間で定期的に発生する手数料のやり取りのこと。先物価格が現物価格よりも高い場合はプラスとなる。

グラスノードは、持続的な上昇回復を実現するには、ビットコイン現物需要の回復、大口保有者による継続的な買い増し、機関投資家の資金フローが明確に流入へとシフトすることが必要だと結論した。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
02/26 木曜日
18:00
円建てステーブルコイン業界を代表する有識者に聞いた「ポジティブな影響と課題点」|MoneyX特集
JPYC正式リリースやメガバンク参入で加速する円建てステーブルコイン。業界有識者5名に国内普及の展望と課題を聞いた。
17:50
韓国議員、金融・仮想通貨インフルエンサーの保有資産公開を義務化する法案を準備
韓国国会で投資インフルエンサーの保有銘柄・仮想通貨の公開を義務化する法案が準備されている。YouTubeなどで投資推薦を繰り返す人物を対象とし、違反には懲役や高額罰金を科す。「ポンプ・アンド・ダンプ 」などの不正行為防止と投資家保護が目的だ。
17:05
リップルらが出資参加、AIエージェント企業t54 Labsが500万ドルを調達
t54 Labsが500万ドルのシードラウンドを完了。リップルやフランクリン・テンプルトンが参加し、AIエージェント向けの本人確認・リスク管理インフラの開発を加速する。
16:21
香港、仮想通貨をファミリーオフィス税優遇の対象資産に明記
この記事のポイント ファミリーオフィスの仮想通貨運用に0%優遇税率を適用へ シンガポール・ドバイとの富裕層争奪戦が激化 2026年前半に法改正へ 香港政府は25日、2026-2…
15:20
AIによる2028年経済崩壊シナリオに米金融大手が反論、世界で議論白熱
独立系アナリスト・シトリニが提示した「2028年AI経済崩壊シナリオ」に対し、シタデル・セキュリティーズが現在のデータをもとに正式に反論を展開した。雇用破壊の根拠を検証し、AIの普及速度と経済的限界を解説している。
15:06
SBI VCトレードとビーエヌ、国際会議「BGIN Block 14」でUSDC決済を試験導入
SBI VCトレードとビーエヌは、3月開催の国際会議「BGIN Block 14」でUSDC決済を試験導入。電子決済手段等取引業者との共同でイベント参加費をUSDCで支払える国内初の事例となる。
14:12
メタマスク、ハイパーリキッドと連携 ウォレット内任意トークンで直接証拠金取引が可能に
この記事のポイント USDCへの変換ステップが不要に 仮想通貨150銘柄以上・米国株にも対応 USDCへの変換ステップが不要に 仮想通貨ウォレット大手のメタマスクは26日、分散…
13:35
業界リーダーが議論したST市場の課題と2030年への展望|日本STO協会5周年シンポジウム
JSTOAが開催した開催したセキュリティトークン(ST)制度開始5周年イベントで、SBI加藤氏やHash Port吉田氏らがST市場の課題と展望を議論。ステーブルコイン不在やライセンスの分断が海外との差を生んでいると指摘し、AIエージェント対応や原資産の多様化を提言した。
12:46
米通貨監督庁、ジーニアス法に基づく決済ステーブルコイン規制案を公表
米OCCがジーニアス法に基づく決済ステーブルコイン規制案を公表。国法銀行や外国発行者などを対象に、準備資産の1対1裏付けや毎月の開示義務を規定。最終規則は2026年7月までに公布予定。
12:00
片山財務大臣・金融担当大臣「来賓挨拶」|MoneyX2026
2026年2月27日開催の次世代金融カンファレンス「MoneyX」にて、片山さつき財務大臣・金融担当大臣の来賓挨拶が決定。ステーブルコインを軸に通貨の進化と社会実装を議論する。参加登録は無料。
11:30
ビットコイン市場はレンジ相場続くか、大口投資家の確信低迷=グラスノード分析
グラスノードは週間レポートで、仮想通貨ビットコインは最高値から47%下落しており横ばいの相場が継続する可能性があると指摘。持続的回復の条件を解説している。
11:05
イーサリアムの速度・量子耐性・プライバシーの向上へ リサーチャーが開発計画を公開
イーサリアム財団のリサーチャーのジャスティン・ドレイク氏は、仮想通貨イーサリアムの開発計画を公表。2029年までに7回のアップグレードを予定していると説明した。
10:34
ハット8の2025年決算、ビットコイン価格下落で赤字へ AIインフラ開発中
ハット8が2025年通期決算を発表した。仮想通貨ビットコイン価格下落による含み損で純損失を計上する一方、AIインフラ開発により次世代事業への転換を加速している。
10:17
テザーがデジタルマーケットWhopに約300億円出資、ステーブルコイン決済を拡大
テザーがデジタルマーケット「Whop」に2億ドル(約290億円)を出資。Whopの評価額は16億ドルに。Whopはテザーのウォレット開発キットを統合し、USDTによる国際決済に対応する。
09:50
予測市場カルシ、MrBeastの編集者と元カリフォルニア州知事候補のインサイダー取引に罰則
予測市場カルシが、MrBeastの動画編集者と元カリフォルニア州知事候補のインサイダー取引を認定。編集者に約300万円の罰金と2年間の利用停止、知事候補に5年停止を科し、両案件をCFTCに報告した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧