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米格付け大手ムーディーズ、オンチェーン信用分析を提供へ 最初はカントンネットワークに対応

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • ブロックチェーン上の金融インフラに信用格付けを提供
  • カントンネットワークのノード運営を格付け機関で初開始

オンチェーン信用分析を提供

米大手信用格付け機関ムーディーズ・コーポレーションは17日、ムーディーズ・レーティングスが、ネットワークにとらわれないソリューション「Token Integration Engine™(TIE)」をローンチしたことを発表した。

TIEは基盤となる統合レイヤー。TIEを使用することで同社は、ブロックチェーン上の金融インフラに、自社の信用分析を提供する。同社は、まずは信用格付け機関として初めてカントンネットワークのノードを運営すると説明した。

関連:ウォール街が注目のカントンネットワークとは 特徴・独自仮想通貨・将来性を解説

ムーディーズ・レーティングスはTIEを活用してブロックチェーン上のデータを取り込み、信用に関する洞察を共有する。発表では、ブロックチェーン上の金融インフラに独立した信用分析を提供する信用格付け機関は同社が初だと述べた。

そして、TIEのローンチについて、今回の節目はデジタルイノベーションに対するムーディーズの取り組みにおいて重要な一歩であると説明している。

今後については、まずはカントンネットワークでノード運営を行うが、普及に合わせて他のデジタル金融ネットワークや事業、商品にTIEの対応を広げていくと述べている。

ムーディーズ・レーティングスでデジタルエコノミー部門のグローバル責任者を務めるファビアン・アスティック氏は発表で以下のようにコメントした。

金融市場のデジタル化が進む中でも、独立性があって信頼できるリスク分析や信用分析に対するニーズは変わらない。

ムーディーズ・レーティングスは、グローバルな規制上の期待、当社のガバナンス、透明性、コンプライアンスの慣行に沿って、その厳格さをデジタル市場のインフラへと拡大させている。

また、カントンネットワークの共同創設者であるユヴァル・ルーツ氏のコメントは以下の通り。

ムーディーズの顧客は、活動の場が広がりつつあるデジタル市場やオンチェーン金融のワークフローにおいて、信頼できる信用洞察にアクセスするための新たな手段を獲得した。

オンチェーンの独立したリスク分析は、許可された関係者への提供を効率化したり、摩擦を軽減したり、取引ライフサイクルの透明性を向上させる。

これにより、プライバシー、コントロール、コンプライアンスを維持しながら、市場の効率性を強化することが可能になる。

なお、カントンネットワークはウォール街の大手企業などから注目を集めるブロックチェーン。先月には国内企業のSBI VCトレードがカントンネットワークの暗号資産(仮想通貨)である「カントンコイン」を上場する計画を発表した。

関連:国内初、SBI VCトレードが「カントン(CCトークン)」取扱いへ

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