はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨 ダッシュ(DASH)とは|今後の将来性とおすすめ取引所

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

匿名性に特化した仮想通貨
「Darksend」と呼ばれるトランザクション形式により高い匿名性を実現。
取引速度が速いため、即時取引が可能
「Instant Send」と呼ばれる機能により数秒で取引完了。
マスターノードの存在
マスターノードとなって「Darksend」や「Instant Send」の運営の補助をすることにより手数料報酬を得られる。
目次
  1. 概要
  2. 特徴
  3. ウォレット
  4. マイニング
  5. まとめ

概要

 
通貨コード DASH
取引開始日 2014年01月18日
認証アルゴリズム Proof of Work(X11)
発行上限 約22,000,000DASH
現在の流通量7,445,394DASH(7/11)
ブロック生成間隔約2.5分
ブロックチェーンURL ブロックチェーンサイト
公式サイト DASH公式サイト
WhitePaperWhitepaperページ

ダッシュ(DASH)は匿名性が高く、また即時取引が可能な仮想通貨です。

DASHは元々「Darkcoin」という名前でした。名前から想像出来るように、匿名性に特化した仮想通貨です。また、DASHへと改名した時に「InstantX」と呼ばれる機能を導入し、即時取引も可能になりました。現在ではこの機能を「Instant Send」と呼びます。

特徴

特殊なアルゴリズムやマスターノードなど様々な特徴を備えた通貨がDASHです。それぞれの特徴を簡潔に紹介します。

匿名性の高さ

Darksendと呼ばれるトランザクション形式を用いて高い匿名性を実現しています。ビットコインはブロックチェーンを確認すれば、誰が誰に送ったのか1対1でわかるようになっています。しかし、DASHではブロックチェーンを確認してもわかりません。このようなDarksendの仕組みは、Coinjoinと呼ばれています。

Coinjoinとは、一般的な仮想通貨の送金とは異なり、同じ時期に送信しようとしている複数のユーザーの仮想通貨を、一度一定の場所に入れてから再度個別に特定のユーザーに送金していく方法のことを言います。従来はビットコイン用に考案されたミキシング方法を利用しています。

上画像はCoinjoinの例です。5 DASHと1.3 DASHを送金するために、一度送金プールにまとめられます。ここで送受信情報をシャッフル(金額単位の小分け)し、受信者に送金されます。送信側と受信側の金額は同じになるので送受信は正確に行われつつ、誰のコインが誰に送られたかという情報が分からない仕組みです。

Darksendの利用ルールとしては、2つの制限が存在しています。

  • 参加者が3人以上必要
  • 送金限度額は1000DASHまで

同じように匿名性の高い通貨としてはMonero、ZCash、Komodoなどがありますが、この中でも時価総額はDASHが最も高くなっています。

仮想通貨 モネロ(Monero)とは?

仮想通貨 Zcash(ジーキャッシュ)とは?

取引速度の速さ

Instant Sendはマスターノードに承認を一任することで、承認スピードを上げます。ビットコインでは現在、10分以上、最近では30分近くかかる承認を約4秒で行うことが可能です。

マスターノードの存在

Instant Sendなどを実現するために、DASHにはマスターノード(Masternodes)というものが存在します。マスターノードは、Instant Sendのためのトランザクションのロック、コインのミキシング、資金調達の投票などDASHに関する重要な意思決定を行うコンピュータのことです。マスターノードになることで、手数料などを貰うことが出来ます。公式サイトによると、1週間で2 DASH程度手に入れることが出来るそうです。

マスターノードになるためには様々な条件が必要で、まずは1000 DASHをノードに格納する必要があります。支度金のようなものです。さらに、専用のIPアドレスを用意して1時間以上の接続を失うことなく、1日24時間稼働させることのできるコンピューターが必要になります。

イメージとしては、ブロックチェーンを処理するコンピューターの中にDASHに特化した専門のプロを採用するイメージです。 プロが処理することで、スピードの処理の解決や、匿名性のための複雑な取引を安全にかつ迅速に行うことができるようにしたのがDASHです。マスターノードはDarksendやInstant Sendなどの特定サービスの運用を支える対価として、手数料の45%を分け合っています。

特殊なアルゴリズム

採用しているハッシュアルゴリズムのX11は複数のハッシュ関数を用いることにより、セキュリティを高めています。

11種類の関数、blake、groestl、jh、skein、bmw、shavite、simd、echo、luffa、keccak、cubehash、また、Scrypt(LTCやGAMEなどで採用されている様々な関数)よりも消費電力が少ないといわれています。

その他の特徴

海外ではその取引スピードから自動販売機などでも使用することが出来ます。また、送金金額を間違ったとしても、返金されるシステムが導入されています。

ウォレット

スマートフォンのウォレットで初心者にとって使いやすいウォレットとして、jaxxが代表的です。

その他のDASHに対応しているウォレットは、公式ページに掲載されています。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/17 水曜日
05:30
グーグル、AI決済でステーブルコイン対応
グーグルが16日に発表した新しいAI決済プロトコルは、ステーブルコイン対応を含む機能でAIエージェント間の自動決済を可能にする。
09/16 火曜日
19:12
Pudgy Penguins CEO、ミームコイン関連イベントでPENGUの日本戦略発表
暗号資産取引所MEXCのベンチャー部門であるMEXC Venturesは7日、「From Doge to Pengu: The Evolution of Memes」を開催した…
18:00
Superteam Japan代表が語るソラナエコシステムの日本展開戦略|独占インタビュー
ソラナエコシステムの日本展開を牽引するSuperteam Japanが、設立から1年3か月で世界トップクラスの実績を達成。コミュニティGDPで世界1位、ビジネスコンペ「Brea…
17:00
米SECアトキンス委員長、仮想通貨企業に訴訟前に「違反通知」を追加へ=報道
米SECアトキンス委員長が仮想通貨企業などへの執行措置前に警告段階を設ける方針を表明した。ゲンスラー前委員長の方針から転換し、トークンの多くは証券ではないとも改めて述べる。
15:20
Pudgy Penguins、日本で大型イベント開催|MEXC Venturesとの連携で世界展開を加速
人気NFTプロジェクトPudgy Penguins、東京でWebX2025イベント開催。MEXC Venturesと連携し、日本展開でグローバル戦略を加速。2027年IPO実現目指す。
14:50
MiCAの監督格差問題 仏・墺・伊が共同でEUの規制強化を要請
フランス、オーストリア、イタリアの規制当局がMiCA施行後の各国による監督格差を問題視し、EUの仮想通貨規制の強化を求める共同声明を発表した。EUパスポート制度の課題と3カ国の規制当局による4つの改善提案を解説する。
11:36
FOMC控え様子見基調の仮想通貨相場、デリバティブ市場は強気傾向
明日のFOMC会合を控え、市場の95.9%が25bp利下げを織り込む中、ビットコインは115,206ドルで小幅上昇。デリバティブ市場ではコール優勢の展開が続き、ETF流入も好調。利下げサイクル開始への期待が暗号資産(仮想通貨)市場の追い風となるか注目が集まる。
10:56
ロビンフッドが非上場企業投資ファンド「RVI」を計画 個人投資家の参加機会拡大へ
仮想通貨・株式取引のロビンフッドが米国で未上場企業への投資機会を個人投資家に提供するファンドの設立を計画している。SECに登録届出書を提出し、NYSE上場を目指している。
10:30
クレディセゾンのベンチャー部門、70億円超のWeb3ファンドをローンチ
クレディセゾンのベンチャー部門は、ブロックチェーンのスタートアップ対象のファンドOnigiri Capitalのローンチを発表した。トークン化RWAのソリューションを開発する企業に投資する。
10:12
コインベース支援のL2「Base」、独自トークンの発行検討を開始
仮想通貨取引所コインベース支援のL2「Base」は、ネットワークトークンの発行検討を開始。これまではガス代にイーサリアムを使用し、独自トークンの発行予定はないとしてきた。
09/15 月曜日
17:40
Web3インフラの進化はグローバル取引を変える|WebX2025
大型Web3カンファレンス「WebX」で「グローバル取引の絶対基盤: 世界を繋ぐインフラ戦略」をテーマとしたパネルセッションが開催され、Web3インフラの重要性と発展に向けた課題、そして10年後のグローバル取引の展望について活発な議論が交わされた。
15:00
人工知能と人間の創造性、消費者アプリの活用事例|WebX2025トークセッション
WebX2025で専門家が人工知能エージェントの可能性について徹底議論。創造性や、人間の仕事を消滅させる可能性、安全性や開発上の課題などを多角的に話し合った。
12:25
イーサリアム財団がプライバシー強化ロードマップ発表 3つの重点分野で取り組みへ
イーサリアム財団が包括的プライバシー構築のロードマップを発表。仮想通貨イーサリアムのネットワークが世界的な決済レイヤーになることを前提に3つの重点分野に取り組む。
10:00
アジア仮想通貨規制の現状と課題:香港・台湾の最新動向と地域連携の必要性|WebX2025
大型Web3カンファレンス「WebX」で、「アジアにおける規制フレームワークと今後の見通し」をテーマとしたパネルセッションが開催された。このセッションでは、香港と台湾の最新の規制動向から、仮想通貨規制におけるアジア諸国の国際協力まで、活発な議論が展開された。
09:55
「ビットコインは毎日最高値更新する必要はない」アーサー・ヘイズが語るBTC長期投資の真価
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏が、各国の金融緩和政策を背景にビットコインの長期的上昇を予想した。4年サイクルよりもマクロ見通しが要因になるとしている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧