はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン8200ドルの重要性、コインチェック上場発表のモナコイン暴騰が物語る「好地合い」|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場

●急騰直後のブルトラップで急落したビットコイン、次の節目は

●海外アナリストが解説、今回の急落局面は好機となるか

金融市場と仮想通貨

31日の東京株式市場は3日続落し、前日比341円安の2万601円で引けた。

米トランプ政権が、6月10日にメキシコからの輸入品すべてに5%の追加関税を課すと発表し、メキシコ政府の不法移民への対応に厳しい姿勢を示したことも相場の押し下げ要因となった。

今回の発表を受け、ダウ工業株30種平均の先物が再び2.5万ドルを割り込んだほか、メキシコの法定通貨ペソが急落、5ヶ月ぶりの安値を付けている。

同時期に最高取引高を記録したメキシコのビットコインP2P取引(LocalBitcoin上)の出来高推移にどのような影響が出るのか。市場へのニューマネー流入を見る上でも注目したい要因の一つとなるだろう。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株は、ビットコイン急落で6.53%安となったリミックスを筆頭に、マネックス、SBIホールディングス、GMO、フィスコといった交換業者銘柄が2〜5%安となるなど、いずれも冴えない。

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。

ビットコインテクニカル分析

ビットコイン価格は、0時半頃にペナント上抜けで年初来高値の97.5万円を更新(①)。そのまま騰勢を強め、2018年5月以来の9,000ドル(99万円=bitFlyer)の高値を付けるなど、約1年ぶりの高値を記録した。

しかし、100万円の大台を目前にして急反落。リターンムーブで上値の重さを確認(②)した後、一時8,000ドル(88万円)まで約12万円幅下落(③)した。今回のような騙し上げは、BTC市場で出現頻度の高い”典型的なブルトラップ”であり、bitFlyer BTCFXのレバレッジ変更前の建玉である「15倍ポジション」を刈り取るような動きと言える。

現在サポートされているのは、19〜25日にかけて何度も跳ね返された反落ポイントでの攻防になっている。ここを下抜けた場合の支持線としては、過去チャートの反発ポイントや出来高を勘案すると、8000ドル(88万円)、7900ドル(86万円)、7350ドル(80万円)、7000ドル(77万円)辺りの水平線は意識されやすいだろう。

今回の相場のプルバックが、強烈な振い落としとして押し目となるのか、月単位の一時的な下げトレンドに移行するのかは、日足の形状から慎重に見極める必要があるものの、直近出来高推移やマーケットの材料感度(バイナンスコインやモナコインの高騰など)から鑑みても、4月以前とは一線を画する”地合い好転”の状況にあることは間違いないだろう。

コインポストの仮想通貨市況では、便宜上、bitFlyerチャートを使用したJPY表記で解説することが多いが、仮想通貨の特性上、世界基軸である「USD基準」で見る投資家の方が多いため、特にBitMEXなどで心理的節目(6000,7000,8000ドルなど)は意識されやすいポイントとなるため、指値・逆指値を入れる際は、板の厚さも同時に確認しておきたい。

モナコインが暴騰

本日は、仮想通貨大手取引所コインチェックがモナコインの新規上場を発表するというサプライズも飛び出した。

コインチェックハッキング事件を発端に、金融庁の規制および認可基準が厳しくなって以来、国内での新規コイン上場は、2018年1月末にbitFlyerにLiskが上場して以来、約1年4ヶ月ぶりとなる。

これに伴い、ビットコインなど仮想通貨市場全体が調整局面にある中、120円台で推移していたモナコインが急動意。18:30時点で前日比100%高を超える250円付近まで急騰した。

bitbank

一時400円付近まで暴騰する局面もあるなど過熱感が伺えるものの、その人気の高さを如実に物語っている。国内最大手コインチェックで取扱いが開始される「2019年6月上旬」に向け、関連プロジェクトの今後の動向を含め、国内外から高い関心を集めることになりそうだ。

8200ドルラインの重要性

25日、人気アナリストJosh Rager氏は、ビットコインの1つの節目として8200ドル(約90万円)のラインを超えることが、継続的強気相場を形成するにあたり極めて重要であることを指摘した。同アナリストは、29日には9,000ドルからのプルバックを警告していた。

なお、これからの心理的節目ついては、「現相場は再び9,000ドルまでリバウンドする可能性もあるが、本日終値で8,200ドルを守れるかどうかが極めて重要だ。」と、独自の見解を述べている。

急落局面は買い戻しの好機か

もう1人の人気仮想通貨アナリストChonis Trading氏は、今回の急落に関して、ビットコインを買い戻す絶好機と見ている。

同氏は、深夜に起きた-10%以上の価格調整が、5月において6度目となる1,000ドル(約10万円)幅の価格変動であり、中・長期トレンドが上向きである限り、今回も押し目ではないかと分析した。

なお、仮に終値(日本時間6月1日9時)が8548ドル(約93万円)以上にあれば、フィボナッチ上では上げ相場、それ以下であれば下げ相場に転じる可能性が考えられるとの見解を述べている。

CoinPostの関連記事

仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
仮想通貨取引所コインチェック上場でモナコインが高騰|国内の新規上場は1年4ヶ月ぶり
国内の仮想通貨大手取引所コインチェックは31日、モナコインの新規上場を発表した。国内での新規コイン上場は、2018年1月末にbitFlyerにLsikが上場して以来、約1年3ヶ月ぶりとなる。

免責事項

当ページは、仮想通貨の信憑性・正確性を保証するものではありません。

掲載されている内容やリンク先、サービス等、または投資情報からの不利益や損害については、当サイトでは一切の責任を負いかねます。投資する際は、ご自身の判断の元、自己責任でお願い致します。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/26 金曜日
10:36
パンテラの専門家が2026年仮想通貨12大予測 DAT企業統合や量子パニックなど
パンテラ・キャピタルのジェイ・ユー氏が2026年の仮想通貨業界12大予測を発表。AI技術の浸透、DAT企業の統合、トークン化ゴールドのRWA主役化、ステーブルコイン決済の拡大、量子コンピューターによるBTC懸念など、注目のトレンドを解説。
10:02
2025年仮想通貨デリバティブ市場レポート、取引高1300兆円突破=コイングラス
コイングラスが2025年の仮想通貨デリバティブ市場に関するレポートを公開。ETFやDAT企業などへの機関投資家による投資が加速したと分析している。
06:55
トラストウォレットで9億円以上不正出金、数百人のユーザーが被害か=報告
オンチェーン探偵のザックXBT氏が、トラストウォレットの複数ユーザーから資金の不正流出報告があったと明らかにした。クローム拡張機能のアップデート後に発生し最低でも600万ドル以上が盗まれたと推定。
06:40
金融庁、仮想通貨の担当部署を「課」に昇格へ
金融庁は、2026年7月の次期事務年度に仮想通貨の担当部署を「課」に昇格させる方針を固めたことがわかった。金融サービス変革への対応能力を強化する。
05:45
ロシアの主要証券取引所、2026年の規制発効で仮想通貨取引提供開始へ
ロシアのモスクワ証券取引所とサンクトペテルブルク証券取引所が、2026年に予定される仮想通貨規制の発効後に仮想通貨取引の提供を開始する準備ができていると発表した。
12/25 木曜日
18:01
Komlock labと東証上場TDSE、AIエージェントによる自律決済の実証実験開始
TDSEとKomlock labがAIエージェントによる自律決済の実証実験を開始。日本円ステーブルコイン「JPYC」を活用し、AIが人間を介さず決済する「Agentic Commerce」の実現を目指す。
18:00
アルトコインを保有する上場企業一覧|ETH・SOL・XRPなど主要銘柄別に分析
イーサリアム、ソラナ、リップル社開発のXRPなど、ビットコイン以外の仮想通貨をトレジャリー戦略で保有する上場企業が急増中。銘柄別一覧とともに投資効率や保有動向をわかりやすく分析。
17:38
日銀総裁、利上げ継続示す 30年ぶり高水準更新へ
日銀の植田和男総裁が25日の講演で利上げ継続方針を表明。政策金利は既に30年ぶりの0.75%水準に達しており、今後の追加利上げによる円キャリートレード巻き戻しが仮想通貨市場に与える影響が注目されている。
16:21
SBI VCトレードとアプラス、USDCによる店舗決済の実証実験を来春開始
SBI VCトレードとアプラスが米ドル建てステーブルコインUSDCを活用した店舗決済の実証実験を2026年春に開始。大阪・関西万博のデジタルウォレット成果を発展させ、QRコード決済でインバウンド顧客向けに新たな決済モデルを創出する。国内唯一の電子決済手段等取引業者であるSBI VCトレードと、豊富な加盟店ネットワークを持つアプラスが協力し、ステーブルコイン決済の社会実装を加速。
14:55
量子コンピュータは仮想通貨の脅威か 専門家が語る「共存」の可能性
量子コンピューティングが仮想通貨業界に与える影響について、楽観論と懸念論が交錯する中、専門家は「共存」の可能性を指摘。ビットコインベテラン投資家やマイクロストラテジー会長は量子が仮想通貨を強化すると主張する一方、開発者は5~10年の移行期間が必要と警告。ソラナやイーサリアムなど主要ブロックチェーンは既に量子耐性技術の実装を開始している。
13:50
アステリア、JPYC企業利用支援の「JPYCゲートウェイ」発表
アステリアは企業向けJPYC入出金管理サービス「JPYCゲートウェイ」を発表。ウォレット管理やガス代負担など企業利用の課題を解消し、100以上の既存システムと連携可能。2026年1月よりβ版提供開始。
13:30
2025年世界仮想通貨浸透率ランキング、日本は47位
Bybitは2025年世界仮想通貨ランキングで、79カ国をユーザー浸透度、取引利用度、制度整備度、文化的浸透度の観点から相対的に評価。シンガポールと米国が上位にランクインし、日本は47位となった。また国別の一人当たりGDPから分析したところ、投資主導型と実用主導型の二つの採用パターンが明確となった。
12:13
ビットコイン価格予想が二極化 来年の37000ドル悲観論と最高値更新説の根拠は
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+%の1BTC=87,850ドルに。 ビットコインが一時的に88,000ドルを上回ったことは、米国上場…
11:44
仮想通貨投資大手が大規模取引か、ワールドコインに3000万ドル投入の可能性
マルチコイン・キャピタルと関連するウォレットが24日、ワールドコイン(WLD)6000万トークンを約46億円で購入した疑いが浮上。オンチェーンデータ分析サービスが報告。WLD価格は史上最高値から95%下落中。
10:30
個人投資家が計22億円の詐欺被害に、米SECが仮想通貨企業などを起訴
米SECは、複数の個人投資家から最低でも計約22億円をだまし取ったとして仮想通貨企業などを起訴。詐欺の手口を説明し、投資家に注意喚起を行っている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧