はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ライトコイン「開発放棄」の噂にチャーリー・リー氏が真っ向から反論

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ライトコイン開発放棄の噂にチャーリー・リーが反論
CMC時価総額5位の仮想通貨ライトコイン(LTC)の開発者であるチャーリー・リー氏は、開発放棄状態にあるとの噂を否定。事実関係を明らかにすべく、開発手法とその背景について詳しく説明した。

ライトコイン開発放棄の噂にチャーリー・リーが反論

時価総額5位の仮想通貨ライトコイン(LTC)の開発者であるチャーリー・リー氏は、ライトコインが開発放棄状態であるとの噂を否定し、その背景を詳しく説明する一連のツイートを発信した。

「先ずは、事実関係を明確にしたい。」

ソーシャルメディア上には、特定の仮想通貨に対しての不安・疑念・不信(FUD)を煽る噂が度々現れるが、ライトコインの場合は、ソフトウェア開発プラットフォームGitHub上で、2019年には活発な活動が見られないことから、開発停滞の噂がくすぶっていた。

それに火をつけたのが、アメリカ最大級のソーシャルニュースサイトReddit に投稿された、リー氏と「ライトコイン財団幹部の会話」とされる一連のメッセージだった。

LTC Foundation chat leaked: no evidence of development, lack of transparency from CryptoCurrency

「リーク」として公開された内容では、リー氏がライトコインプロトコルに携わる有能な開発者不足について述べ、それに対し、開発が思うように進まない状況を危惧する財団側の返答となっている。

チャーリー・リー氏の反論

批判に対するリー氏の説明は、次のようなものだ。

  • ライトコインの8年に及ぶ歴史の中で、ライトコインコアに取り組んできた開発者は数人だった。(リー氏を含む6名)
  • ライトコインのコードは、意図的にビットコインのコードに近いものにしてあるため、ライトコインのリード開発者に必要とされるのはコードの統合であり、他の開発者の役割コードのレビュー、テスト、Gitian構築だ。
  • ライトコインのGitHubが、2019年には何の活動もしていないように見える理由:
  • 1. ライトコインに適用される更新のほとんどが元々ビットコイン向けに開発されているため、GitHubの性質上、元の開発日と開発者のみが表示されてしまう。

     

    Litecoin Core 0.17.1は今年5月にリリース済みだが、ライトコインの更新としては表示されない。

    2. ライトコイン開発者がGitHubのプロジェクトのマスターブランチで作業しないため。(コードを安全に保つための優れた実践方法)

         

    実際、ライトコイン開発者は個人用ブランチでバージョン0.18.1を開発中。

  • ライトコイン開発は上記のような開発手法で、これまでも行ってきたため、昨年もライトコイン開発は中止しているといった同じようなFUDが流布された。

2019年の成果と匿名技術の進捗は

さらに、今年はライトコインの認知と普及活動に時間を割き、米ナショナル・フットボール・リーグのマイアミドルフィンズの公式仮想通貨に採用されるなど大きな成果をあげていることを強調した。そのほかにも、アメリカで人気を博すKポップのコンサートとの連携や仮想通貨支払いのFlexaとの提携などの例も挙げた。

一方、期待を集めている匿名取引を可能にする匿名技術ミンブルウィンブル(Mimblewimble)の実装に関しては、関与できる時間が限られ、進展が遅れていることを謝罪した。そして、今後は、ライトコインの進展や活動についてもっと頻繁に更新し、コミュニティとのコミュニケーションを改善する努力をしたいと結んでいる。

ライトコインは8月5日に、4年ぶり、2度目の半減期を迎え、マイニング報酬が25LTCから12.5LTCに半減されたが、特に大きな動揺もなく無事、実行が終了している。

デジタルゴールドとしてのビットコインに対し、日常的に使われることを目的として作られたライトコインは、銀(シルバー)に例えられることが多い。SegWitを導入し、速く安く安全に決済が可能で、積極的に企業との提携も行い、決済サービスへの実用化が期待されていることから、根強いファンも多いようだ。 

コミュニティとの連携は、仮装通貨の成功に大きな影響力を持っているため、ライトコイン開発者側からの積極的なコミュニケーションが望まれるところだ。

CoinPostの関連記事

半減期を終えたばかりのライトコイン、ハッシュ値下落でビットコイン(BTC)市場にも警戒感
半減期を終え、安定水準を保っていたライトコインのハッシュレートが下落。最新のビットコイン市場と今後の注目点も交え解説。
トロン代表が落札したバフェット「5億円昼食」、ライトコインのチャーリー氏もゲスト参加へ
TRONのCEOが、世界三大投資家バフェット氏との会食権を5億円で落札した件で、ライトコイン開発者のゲスト参加が判明した。ゲストは最大7名まで招待可能で、高い関心が集まっている。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/17 月曜日
12:15
金融庁、資金調達目的の暗号資産発行者への情報開示義務化へ=報道
金融庁は資金調達型暗号資産発行者に年1回の情報開示を義務化する方針。金融審議会では継続開示の必要性や頻度をめぐり議論が展開。ICO・IEOの構造的課題も指摘され、2026年の金商法改正案に盛り込まれる見通し。
11:40
デッドクロス形成のビットコイン、市場心理は「極度の恐怖(総悲観)」水準で推移
ビットコイン急落に伴いテクニカル指標は弱気のデッドクロスを形成している。FRB利下げ期待の後退を受け、投資家がリスク資産から安全資産へシフト。市場心理は「極度の恐怖(総悲観)」を示す水準まで悪化した。デリバティブ清算が連鎖しETF大規模償還につながったが、専門家は感謝祭後の回復を予測している。
11:30
「ビットコインは底値圏に達した」金融大手JPモルガンのアナリストらが見解
JPモルガンが、仮想通貨ビットコインの価格を生産コストの観点から分析。底値に到達したとの見解を示している。同社はビットコインの目標価格を17万ドルとしている。
10:45
カードン・キャピタル、888BTC取得完了 不動産とビットコインの融合プロジェクト
不動産投資大手カードン・キャピタルが「101 Mizner Boca Bitcoinプロジェクト」向けに888BTCの取得を完了。年内で3,000BTC超を購入し、不動産収益でビットコインを継続購入する独自の融合モデルを展開。マイクロストラテジー戦略を不動産に応用した新たな投資手法として注目を集める。
09:49
アーサー・ヘイズ、保有していたアルトコイン大量売却か 実際の価値提供が必要との意見も
著名仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏がイーサリアムやエセナなどのアルトコインを大量売却している。専門家は4年サイクル論の終焉と実需の重要性を指摘している。
11/16 日曜日
16:22
金融庁、暗号資産105銘柄の「金融商品」扱いを検討 金商法適用へ=報道
金融庁は暗号資産に金融商品取引法を適用し、交換業者が取り扱う105銘柄に情報開示とインサイダー取引規制を導入する方針。税率は最大55%から株式と同じ20%への引き下げを検討。2026年の通常国会で改正案提出を目指す。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、XRP現物ETFの米上場や世界初のZcash保有企業の91億円調達など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナ、ジーキャッシュといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、下値余地残すも反発は時間の問題か|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC相場は1530万円周辺で推移。米政府機関閉鎖解除後もハイテク株軟調で上値重い展開。12月FOMC前の経済指標不足が懸念材料に。一方、STH損失レシオが95%超となり売られ過ぎの水準。オプションOI分析では9.5万ドルがターゲットに。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米史上最長の政府閉鎖終了に高い関心
今週は『金持ち父さん貧乏父さん』著者ロバート・キヨサキ氏によるビットコイン・金・銀の価格予想、堀田丸正のBitcoin Japanへの社名変更、米政府の閉鎖終了に関する記事が関心を集めた。
11/15 土曜日
13:55
続落するイーサリアム、長期保有者が1日4.5万ETH超を売却=グラスノード
グラスノードによると、イーサリアムの3年から10年保有者が1日あたり平均4万5000ETH超を売却している。イーサリアム現物ETFも13日に2億6000万ドルの純流出を記録し売圧を高めている。
13:20
リミックスポイント決算発表、仮想通貨評価益で売上高が大幅増加
リミックスポイントが2025年4~9月期決算を発表した。仮想通貨評価益で売上高が大幅増加している。同社はビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨を財務資産として蓄積している。
13:00
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者、ステーブルコインの展望を語る|CoinPostインタビュー
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者ニシント・サンガヴィ氏がCoinPostの独占インタビューに応じ、ステーブルコイン決済戦略の拡大、CBDCとの共存、米国ジーニアス法の影響について詳しく語った。4つのステーブルコインと4つのブロックチェーンをサポートし、2億2,500万ドル超の決済を実現。今後5年間のアジア太平洋地域におけるデジタル通貨の展望と、Visaが果たす役割について解説。
11:15
テクノロジー大手アリババが預金トークン決済を開発 中国当局のステーブルコイン懸念に対処か
中国アリババが預金トークン決済システムを開発している。当局によるステーブルコイン規制を回避することも背景とみられる。AI活用サービスも発表した。
10:30
ビットコイン急落、45日ルール通過とFOMC利下げ見送り観測で売り圧力が最大化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは足元で強い売り圧力に晒されているが、ヘッジファンドの45日ルール通過により解約売りの終了が期待される。ビットコイン長期保有者が直近1カ月で12兆円相当のBTCを売却したことは心理を悪化させていた。
09:50
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、売上高99億円に増加 決算発表 
トランプ一族の仮想通貨マイニング企業「アメリカン・ビットコイン」が2025年7~9月期決算を発表した。前年同期比で黒字転換し、ビットコイン保有量は4,090BTCに到達している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧