CoinPostで今最も読まれています

米ホワイトハウス「違法ドラッグの売買に仮想通貨が悪用されている」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ホワイトハウスが注意喚起
米ホワイトハウスが深刻化する違法薬物問題について注意文書を発行した。麻薬鎮痛剤の成分などで使用されることもある強力な違法ドラッグの売買に仮想通貨も悪用されており、これを問題視している。

深刻化する違法薬物問題

ホワイトハウスは、米国における違法薬物の売買に関して、8月21日付で注意文書を発行した。

本文書は、金融機関向けとソーシャルネットワークなどのデジタルプラットフォーム向けに2種類発行されている。

米国では、毎日130人以上が違法ドラッグの過剰投与で命を落としているほど、問題が深刻化している。米国政府と金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)は協力して、違法ドラッグ「フェンタニル」の流行を止める試みも行なっている。

麻酔などで使用される「フェンタニル」は、がん患者の鎮痛薬として使用される「モルヒネ」の50倍から100倍の鎮痛作用があると言われており、専門知識を有する医師による適切な投与方法でなく人体に摂取するには非常に危険な薬物だ。フェンタニルやそれに似た違法薬物は、メキシコと中国から米国に流れてきていると説明されている。

注意文書には、薬物の入手経路、販売されている薬物の名前を含め、詳細な説明を記述した。米国内の違法ドラッグの生産者やディーラー、また購入者は、仮想通貨を初めとするオンライン決済も利用していると説明がある。

仮想通貨に関しては、「ビットコイン(BCH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、モネロ(XMR)などの仮想通貨が、フェンタニルという薬物の購入に使われている」と、銘柄の例まで挙げられている。こういった仮想通貨は、ダークウェブに限らず、インターネットを介して違法な売買に利用されやすい。仮想通貨はドルなどの法定通貨へ容易に代えることができるからだ。

ホワイトハウスは、違法薬物売買との関係が疑われるアカウントやプラットフォームなどを発見した場合は、必ず報告するように呼びかけている。

CoinPostの関連記事

米財務省、中国「麻薬王」のビットコイン(BTC)アドレスを制裁対象へ
米財務省の外国資産管理室(OFAC)は中国の麻薬密売組織が麻薬の密売で利用していたビットコインおよびライトコインのアドレスを制裁対象に指定した。
『ダークウェブ』利用者の数百万ドル相当の仮想通貨が没収、70ヶ月の懲役刑を宣告
米加州に住む男が、ダークウェブを通じ麻薬を売りさばいた疑いで懲役刑を宣告された。麻薬取引に使用したとされる数百万ドル相当の仮想通貨についても没収に同意した。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/27 土曜日
09:30
Runesデビュー1週間、ビットコインネットワークで200億円以上の手数料生み出す
手数料については、ミーム仮想通貨取引への高い需要が原因で、4月初めの5ドルから平均40ドルまで高騰している。ビットコインのマイニング報酬が半減し、収益が大幅に減少する見通しとなっていた採掘業者にとっては朗報だ。
08:00
半減期後のBTCのリターン、Nansen主席アナリストが分析
半減期後の仮想通貨ビットコインのリターンを、ブロックチェーン分析企業Nansenの主席リサーチアナリストが分析。半減期後250日までが最もリターンが高いという。
07:30
円安158円台に、米ハイテク株高 来週FOMC金利発表|金融短観
本日の米国株指数は反発。エヌビディアやアルファベットなど大手IT株がけん引役となった。前日発表の米1-3月期GDPは予想を下回って悪材料となっていたが、昨夜発表の米3月PCEデフレーターはほぼ予想通りだった。
05:55
パンテラ、FTXの仮想通貨ソラナを追加取得
FTX破産財団はこれまですでにロックアップされた仮想通貨SOLの約3分の2を手放した。その多くは4年後に完全にアンロックされる見込みだ。
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。
07:35
ETHの証券性巡りConsensysがSECを提訴
仮想通貨イーサリアムは証券ではないとの判断などを裁判所に要請するため、 Consensysが米SECを提訴。同社は事前にウェルズ通知を受け取っていた。
07:15
米SEC、イーサリアム現物ETF申請を非承認する可能性高まる
イーサリアム現物ETFの米国での承認は不透明。SECとの一方的な会合や訴訟の影響で、2024年後半までの承認延期が予想されETH今後の価格に下落圧力がかかっている状況だ。
06:50
米Stripe、ソラナやイーサリアムでUSDC決済を導入予定
Stripeは2014年に初めて仮想通貨ビットコインの決済を導入した経緯がある。しかしその4年後の2018年にビットコインのバブル崩壊を受け同社はその取り組みを中止した。
05:50
モルガン・スタンレー、ブローカーによるビットコインETF勧誘を検討
最近の仮想通貨ビットコインETF資金流入状況に関しては昨日、ブラックロックのIBITが1月11日ローンチ以来初めて資金流入がゼロとなり、71日連続の流入記録が終了したことが確認された。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア