TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

R3、ドバイ企業と提携しCorda基盤の証券発行プラットフォーム開発へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

R3社がドバイのフィンテック企業とCorda基盤の証券プラットフォームを開発
ドバイ拠点のフィンテック企業Wethaqは、R3社と戦略的パートナーシップを結び、分散型台帳プラットフォームCorda基盤の証券発行プラットフォーム開発を発表した。イスラム市場のデジタル化推進を目的とする。

R3社がドバイのフィンテック企業と提携し、Corda基盤のプラットフォームを開発

28日、サウジアラビアのドバイを拠点としたフィンテック企業のWethaqは、R3社と戦略的パートナーシップを結ぶことをプレスリリースで発表した。

イスラム市場のデジタル化推進を目的とし、R3社が主体となって開発されている分散型台帳プラットフォームのCordaを基盤とした証券発行プラットフォームを共同で開発する。

新たに開発するプラットフォームはスクーク(イスラーム債)と呼ばれるイスラーム法に則った有価証券の発行手続きのデジタル化によって手続きを円滑化させることを目的としている。

スクークについては、その需要が増大しているなか、その発行手続きは依然としてデジタル化が進んでおらず、画一的な基準も無い中、手続きに多くの時間と費用を要する点が課題となっている。

現在Wethaq社はシャリーア(イスラーム法)に同社のプラットフォームが準拠しているかを確認するため、規制当局と協議を進めているという。

R3社のCEOを務めるDavid E. Rutter氏は以下のように述べている。

ブロックチェーンは資本市場におけるかつてないイノベーションであり、ますます多くの資産を完全なデジタル化へと動かしている。(中略)サウジアラビアや中東地域はCordaが経済を発展させる市場として大きなポテンシャルを秘めており、Wethaq社との提携はその実現への最初の一歩だ。

Wethaq社のCEOであるMohammed Alsehli氏はサウジアラビアで世界基準の金融インフラストラクチャーを作り上げることに取り組むと語っている。

イスラム圏における金融市場について

イスラム圏では、日本や欧米とは異なり、独自の金融体系が存在することが知られている。

それらは一般的にイスラム金融と呼ばれ、規則がシャリーア(イスラーム法)などに則して決められているなど、宗教的な要素が深く影響を及ぼしているのが特徴とされる。それにより、日本では当たり前のように存在する利子の受け取りや、投機目的での取引が禁止されているなど、他の文化圏とは異なる制度を持つ。

一方で、サウジアラビアなどは、ブロックチェーン技術に関しては積極的に利用していく姿勢を見せている。今後、Wthaq社のようなフィンテック企業の進めるデジタル化が保守的なイスラム圏の金融市場に変化をもたらしていくことが期待される。

CoinPostの関連記事

サウジアラビア大手銀がリップル社の国際送金システム導入
大手銀行サウジ・ブリティッシュ・バンク(SABB)がRipple社の国際送金システム基盤のサービスを立ち上げたことを公表。送金速度の向上や透明化が期待されるとした。
サウジアラビアとUAE、統一仮想通貨開発へ|XRP(リップル)やイーサリアムがデザインモデルとの見方も
サウジアラビア、UAEが共同で仮想通貨の開発を計画中であることが明らかに。両国が「7つの戦略的イニシアチブ」の立ち上げを発表。戦略的イニシアチブには「仮想通貨の共同開発」も含まれていることがわかった。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/23 土曜日
11:30
XRP・SOLOなど高騰、トランプ新政権でリップル技術採用への期待高まる
米SECのゲンスラー委員長が2025年1月に退任することが発表され、過去4年間の厳格な仮想通貨規制からの転換期待からXRPの価格が高騰している。
10:50
米仮想通貨業界団体、トランプ新政権に5つの優先事項を提案
米ブロックチェーン協会が次期トランプ政権に仮想通貨の取り組みにおける優先事項を提案した。SEC新体制など5つの項目を掲げている。
10:20
トランプ次期米大統領、仮想通貨支持派のベセント氏を財務長官に起用する方向
ドナルド・トランプ次期米大統領が、親仮想通貨のヘッジファンド経営者のスコット・ベセント氏を財務長官に起用する方向で最終調整に入っていることが、ブルームバーグなど複数のメディアの23日の報道で明らかになった。
08:40
独保険最大手アリアンツ、マイクロストラテジー転換社債の25%取得
ドイツ最大の保険会社アリアンツが、米マイクロストラテジーが発行した26億ドル規模の2031年満期転換社債の約25%を取得した。ビットコインを間接的に保有することになった。
07:55
L1アルトコイン、米大統領選後に価格が急上昇
仮想通貨を分析するCryptoQuantは、L1アルトコインの価格が米大統領選後に上昇していると報告。この価格上昇は、現物取引の出来高を伴っていると指摘している。
06:45
米マラソン、転換社債販売で1500億円を調達 5771BTCのビットコインを取得
ビットコインをさらに買い増し 米マイニング大手のMARA Holdings(マラソン)は23日、2030年満期のゼロクーポン転換社債10億ドル(1500億円)の発行を完了し、そ…
11/22 金曜日
20:30
XRPのETF承認はどうなる?市場価格への影響を分析
トランプ次期政権下でのXRP現物ETF承認の可能性を詳しく解説。SEC委員長交代や規制緩和への期待、市場への影響を専門家の見解とともに分析。ビットコイン、イーサリアムに続く承認タイミングと価格への影響を予測します。2025年のXRP市場展望を徹底解説。
15:00
仮想通貨XDC(XDC Network)の買い方と将来性は?
ハイブリッド型ブロックチェーンを採用する仮想通貨XDCの特徴や将来性を解説。SBIとの提携や買い方、リスクについても詳しく紹介します。
13:50
米SEC敗訴、連邦地裁がディーラー規則は無効と判断 「仮想通貨業界全体にとっての勝利」
米連邦地裁がSECのディーラー規則を無効と判断し、SECの敗訴が確定した。原告の米ブロックチェーン協会CEOは、この判決は仮想通貨業界全体の勝利であると表現。ディーラー規則は分散型金融に重大な影響を与える可能性が危惧されていた。
13:10
トレードの機会損失を最小限に、メタマスクがイーサリアムガス代込みスワップを新たに導入
仮想通貨イーサリアムの主要ウォレットMetaMaskは新機能「Gas Station」の導入を発表した。ガス代不足によってスワップが中断されることを防ぐものである。
11:26
チャールズ・シュワブ次期CEO、規制緩和で仮想通貨現物取引への参入示唆
米大手ブローカー、チャールズ・シュワブの次期CEOが、規制環境の変化があれば仮想通貨現物取引へ参入すると述べた。トランプ新政権に期待する格好だ。
10:10
仮想通貨擬人化BCG「コインムスメ」、板野友美がアンバサダー就任
タレントの板野友美氏がWeb3ゲーム「コインムスメ」のアンバサダーに就任。板野氏プロデュースのアイドルグループとのコラボユニットも結成する。
09:55
Suiブロックチェーン、稼働停止の原因や対策を公表
約2.5時間稼働を停止していた仮想通貨SUIのブロックチェーンが復旧。その後、原因や今後の対策を公表している。
08:20
マイクロストラテジー、ビットコイン追加購入のための30億ドル調達を完了
米マイクロストラテジーは21日に仮想通貨ビットコイン追加購入のための、2029年満期の無利息転換社債の募集を完了したと報告した。
07:50
金融庁、仮想通貨仲介業の新設を検討
仮想通貨のイノベーションと利用者保護の両立に向けて、金融庁が仲介業の新設を検討。この会議ではステーブルコインも議題に上がった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧