はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「米国の承認が得られるまでリブラはローンチしない」ザッカーバーグ氏が米議員、トランプ大統領と面談

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リブラのローンチには米規制当局の承認が必要
フェイスブック社CEOのマーク・ザッカーバーグ氏が、米国の規制当局の承認が得られるまでは、仮想通貨リブラをローンチしないと発言。上院民主党議員との夕食会で「米国の承認 」を重要視する姿勢を示した。

リブラは米規制当局の承認が必要

米フェイスブック社CEOのマーク・ザッカーバーグ氏が、米国の規制当局の承認が得られるまでは、同社が主導する仮想通貨リブラを他の国でもローンチしないと明確にした。

ザッカーバーグ氏は、18日の上院民主党議員らとの夕食会でそのように説明したと、上院銀行委員会トップのMark Warner議員が明かした。リブラをローンチするに当たり規制遵守を最優先する姿勢は以前からザッカーバーグ氏や役員のマーカス氏も示してきたが、今回の発言で米国の判断に大きく依存していることが分かった。

ザッカーバーグ氏は夕食会翌日の木曜日に、米国議員との討論に参加。今回の議会訪問は、インターネット規制の未来について話し合うことが目的だった。

ザッカーバーグ氏は、フェイスブック社のプライバシー保護やフェイクニュースへの対策を改善するように多くの厳しい言葉を受けたと、複数の議員が話している。7月17日に開かれた米国上院のリブラに関する公聴会では、フェイスブックのデータプライバシーや信頼問題に重点が置かれ、フェイスブックという企業に対する批判が相次いだ。

なお、トランプ大統領とも会談した報告があった。ザッカーバーグ氏が具体的にトランプ氏とどのような話題について話したかは明らかではない。

トランプ氏は以前、リブラについて「信頼性に欠ける。フェイスブックや他の企業が銀行の役割を果たそうとしているのであれば、(厳格な規制基準の敷かれた)銀行同様の規制対象となるべきだ。」と発言した。

リブラは今年6月にホワイトペーパー(事業計画書)が発表されて以来、各国政府や規制機関から多くの懸念が示された。上述したフェイスブックの問題だけでなく、マネーロンダリングに悪用される可能性や通貨主権を脅かすという声も出ている。

最近ではフランスの経済財務大臣ブルーノ・ル・メール氏が、政府の通貨主権が脅かされることを理由に「少なくとも現時点では欧州でリブラの開発は認められない」と言及。ドイツ政府も、フェイスブック主導の仮想通貨リブラやその他のステーブルコインを含む「法定通貨に並行する通貨」を、ドイツで発行することは禁止するというブロックチェーン戦略を閣議決定している。

一方、SECの長官らは米下院の金融サービス委員会が9月24日に主催する仮想通貨とリブラの規制に関する公聴会に出席する予定をしている。

関連仮想通貨規制とリブラの新たな公聴会

参考資料 : ワシントン・ポスト

CoinPostの注目記事

独、ブロックチェーン戦略を閣議決定 リブラ含む並行通貨の発行禁止へ
ドイツ政府が、フェイスブック主導の仮想通貨リブラを含む並行通貨の発行を禁止することを閣議決定した。経済のデジタル化は推進するが、国家主権の中核となる通貨発行の役割を民間企業に託すことはないと説明している。
リブラ協会幹部は強気姿勢を堅持「2020年のローンチ時期に変更はない」=仏Les Echos
リブラ協会のジェネラルディレクターが、Facebook主導の仮想通貨リブラの最新動向について、仏大手ニュースメディア「Les Echos」で語った。将来的には、欧州の他エリアやアジアにも拠点を構えることになると明かした。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:20
アリゾナ州知事、押収仮想通貨の準備基金法案『HB2324』を拒否権行使
アリゾナのホブズ知事が犯罪捜査で押収した仮想通貨管理法案を拒否。地方自治体の協力阻害を懸念と声明。
11:45
パクソス、ステーブルコインUSDGを欧州全域でローンチ サークルとの競争激化
パクソスが米ドル建てステーブルコインUSDGをEU全域で発行開始した。MiCA規制に準拠している。合計30か国に展開しており、ステーブルコイン時価総額ランキングでは15位だ。
11:10
ナスダック上場DeFi Development Corp、1億ドル転換社債発行 ソラナ蓄積戦略を拡大
米初のソラナ準備金戦略企業DeFi Development Corpが1億ドル転換社債の私募発行を発表。調達資金でSOL購入継続、バリデータ運営による複利成長を目指す。
10:50
上場企業のビットコイン購入がETF上回る、2025年上半期24万超BTC取得で4倍以上増
2025年上半期に世界の上場企業が仮想通貨ビットコインを24万5510BTC購入しETF保有数の2倍超。前年同期比約5倍増でマイクロストラテジー戦略が拡散、企業準備金としての位置づけが確立された。
10:30
米SEC、仮想通貨ETFの上場基準を策定か 審査迅速化に期待
米証券取引委員会が、ビットコインなど仮想通貨ETF向けの汎用上場基準策定を検討していると伝えられる。19b-4様式省略により審査迅速化が期待される。
10:20
ETH1万ドル到達は『義務』と表明、イーサリアムに新組織誕生
仮想通貨イーサリアムに、イーサリアムコミュニティ財団という新たな組織が誕生。公式サイトで、イーサリアムの価格に特化した組織であると説明している。
07:55
NYSE上場DDCが760億円調達完了、ビットコイン準備金戦略を本格始動
アジア食品ブランド運営のDDC EnterpriseがNYSE上場企業として最大規模の仮想通貨専用資金調達を実施。Anson Fundsらから総額5億2800万ドルでビットコイン準備金構築へ。
07:25
XRP戦略推進へ、ナスダック上場のWebusが1億ドル調達合意
ナスダック上場のWebusがリップル・ストラテジー・ホールディングスと1億ドルの資金調達契約を締結。仮想通貨XRPを活用した事業戦略推進により株価が日中130%上昇も最終的には8%反落。
07:15
「ビットコインが25年に20万ドルへ到達するとの予測は維持」Bitwise
仮想通貨運用企業Bitwiseは、2025年の10の予測に対する中間評価を公開。ビットコインが20万ドルに到達するとの予測は維持することなどを記載した。
06:50
ストラテジーのビットコイン循環戦略、NAV超プレミアムを正当化か=TD Cowen分析
ストラテジーの株価は純資産価値(NAV)を大きく上回って推移。継続的な株式発行が1株あたりのBTC保有を押し上げる構造が、投資家の注目を集めている。アナリストはその持続性とリスクに着目している。
06:12
ビットコイン利確が加速 第3四半期は過去最弱の季節性=アナリスト分析
仮想通貨ビットコインの利確が進む一方、市場は方向感に欠ける展開。第3四半期は過去最弱の季節性もあり、アナリストは地政学リスクや米金融政策の不透明感に警戒を示している。
05:50
トランプ大統領の「大きく美しい法案」上院可決も、仮想通貨少額免税案は見送り
トランプ政権が推進する大型予算法案に、仮想通貨の少額免税や報酬課税見直しの修正案は含まれず。ルミス上院議員は今後の再提出を示唆し、業界団体もロビー活動を継続する構え。
05:37
米SEC、ビットコインやXRPに投資するグレースケールの仮想通貨ファンドETF化を承認
米証券取引委員会(SEC)は、グレースケールのバスケット型ファンドのETF転換を加速承認。構成資産の約8割をビットコインが占めており、今後の仮想通貨ETF全体に追い風となる可能性も。
07/01 火曜日
16:00
UXLINKが実現目指すWeb3の大衆化、CEOが語る成長戦略|WebXスポンサーインタビュー
5500万人のユーザーを擁するWeb3成長支援プラットフォーム「UXLINK」。WebX 2025への参加を控え、同社CEOが日本市場への期待を述べた。
14:49
日本初の仮想通貨建てクレジットカード「Slash Card」が登場 β版の事前登録開始へ
日本初の暗号資産建てクレジットカード「Slash Card」がβ版の事前登録を開始する。米ドル連動型ステーブルコインUSDC担保サービスで物理・バーチャル両対応。ソラナやイーサリアムなどマルチチェーン互換性とトークン還元リワードを特徴とし、Web3技術を現実世界の決済に橋渡しする。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧