はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

リップル社CTO、仮想通貨XRPを担保としたステーブルコイン機能追加を提案

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

XRPを担保とするステーブルコイン
リップル社CTOのDavid Schwartz氏が、仮想通貨XRPに関する一連の機能強化案を公表。XRP LedgerにXRPを担保としたステーブルコイン機能の追加することを提案している。

XRPを担保とするステーブルコイン

リップル社CTOのDavid Schwartz氏は、仮想通貨XRP(リップル)に対するこれからの機能強化策をリップル・コミュニティに問いかける記事をブログに投稿した。その内の一つとして、XRP LedgerにXRPを用いたステーブルコイン機能を追加することも提案している。

議題に挙がっているのは、法定通貨を担保とする代りに、XRPを担保として発行するステーブルコインだ。この仕組みでは、価値としては米ドルと連動しているが、イーサリアムを担保に発行されるステーブルコイン「DAI」に類似する。

Schwartz氏は、構想中のステーブルコインの主な特徴として「担保プールの元帳にあるXRPにいつでも償還可能である」ことを挙げている。例えば、1ドルのステーブルコインを保有している場合、1ドル相当のXRPを保有しているように、いつでも元帳で支払いを行うことができる。

「このモデルは、完全に分散化されたものではない」とSchwartz氏は付け加えた。ステーブルコインの機能が損なわれしまわないために、ある組織が常にコインと連動する価格を担保(ペッグ)し続けなくてはいけないという。

つまり、スマートコントラクトによる分散型台帳上で発行されるものの、中央集権的な組織がコインとペッグされる米ドルなどの価値に応じて、価格を調整する必要がある。「その組織はステーブルコインのシステムへの課税するため、あるいは担保不足のポジションを買い取る準備金を用意するために、準備金率も設定する権限を持つことになる。」と説明。

なお、XRPを担保とするステーブルコインは、まず米ドルなどの不換資産(法定通貨)とのペッグが考えられるが、貴金属や株式、インデックスとの連動もあり得るという。

一連の強化案の中には、他にコンセンサス・メカニズムの調整や、ソフトウェアのリソース消費に関する理解を深めることで、メモリや帯域幅などのリソース消費を削減して、ネットワークのパフォーマンスを向上させることなども挙げている。

リップル側は現在、XRPコミュニティのメンバーからの、一連の機能強化案に対するフィードバックを受付中である。

参考:Ideas for the Future of XRP Ledger

CoinPostの注目記事

リップル社Xpring、開発者向けのプラットフォームを公開 「価値のインターネット」の実現へ
米リップル社の投資部門「Xpring」が、開発者向けのプラットフォームをローンチ。XRPレジャーとインターレジャープロトコルを利用し、開発者がアプリに決済手段を取り入れる際の苦労や摩擦を解消することが狙いだ。
仮想通貨XRP(リップル)利用のxRapid、9月にかけて送金高が急拡大
仮想通貨XRPを利用するリップル社の送金ソリューションxRapidにて、メキシコとフィリピンへの9月の「ポテンシャル送金」で、前月比80%増の約2000万ドルを記録していたことが分かった。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/02 水曜日
10:30
国内上場のenish、1億円相当のビットコイン購入へ Web3事業強化で
株式会社エニッシュが1億円相当のビットコインを4月1日から4日にかけて取得すると発表。ブロックチェーンゲーム開発を手がけながら、Web3領域での事業展開強化と財務戦略の一環としてビットコインを活用へ。
10:15
バックパック、FTX EUの顧客へのユーロ返還手続きを開始
仮想通貨取引所バックパックは、FTX EUの顧客にユーロを返還するための手続きを開始。FTX自体は現金での返還をすでに開始しており、仮想通貨の買い圧につながるのではないかとの見方も上がっている。
08:20
バリュークリエーション、2度目の1億円分のビットコイン購入を実施
東証グロース上場のバリュークリエーション株式会社が3月31日、1億円で7.8BTCの追加購入を発表。3月17日の初回購入から2週間で2回目の投資を実施した。
08:15
ビットコイン一時50万円上昇、米経済指標とトランプ関税政策が影響|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは前日比で一時50万円の上昇となった。現在、市場の最大の注目材料はトランプ大統領による関税政策であり、ビットコインはリスク資産である米国株価指数との相関性が非常に高くなっている。
07:50
『ビットボンド』提案、トランプ政権のビットコイン準備金戦略、年間10兆円の財政削減効果も
ビットコイン政策研究所が「ビットボンド」提案を発表。米国債の金利負担軽減と仮想通貨ビットコイン保有増加を同時実現する戦略で、2兆ドル規模で導入した場合、年間700億ドルの節約効果と推算。
07:20
ビットコイン購入準備のゲームストップ、2200億円調達済み
米ゲーム小売大手ゲームストップが15億ドルの無利子転換社債発行を完了し、ビットコイン購入計画を進行。マイクロストラテジーの戦略に類似する企業の仮想通貨投資の新たな展開に。
06:55
三井住友FG、アバランチらとステーブルコインを共同開発
三井住友FGは、ステーブルコインの開発を行うことがわかった。仮想通貨アバランチを開発するAva Labsら3社と協業し、26年度を目処にした発行を検討している。
06:35
トランプ家支援のAmerican Bitcoin、二社統合モデルでIPO計画
トランプ家支援のAmerican Data CentersとビットコインマイナーHut 8が設立した合弁会社American Bitcoinが上場計画を発表。エネルギー・インフラとマイニング事業を二社統合モデルで展開していく。
06:12
ブラックロック、英で仮想通貨事業者認可を取得、ビットコインETF提供へ
世界最大の資産運用会社ブラックロックが英国金融行動監視機構から仮想通貨事業者として認可を取得。資産12兆ドルの投資巨人が欧州向けのビットコインETFを英国拠点から運営へ。
05:50
AI関連株と仮想通貨が反発、OpenAI過去最大の6兆円調達受け
OpenAIが史上最大の400億ドル資金調達を実施し企業価値3,000億ドルを達成。週間ユーザー数は5億人に拡大し、年間売上高は127億ドルを見込む。これを受けてCoreWeaveが38%上昇、AI関連仮想通貨も5%以上上昇した。
04/01 火曜日
17:40
メタプラネット、ビットコインを696 BTC追加購入
メタプラネットが696BTCを追加取得した。キャッシュ担保付きプットオプションで第1四半期に7.7億円の収益を計上し、長期的なビットコイン蓄積と安定収益を同時に狙う戦略を公開した。
15:02
オリコン調査 ビットコイン取引所満足度ランキングbitbankが首位【現物取引】
オリコン顧客満足度調査2025で暗号資産取引所を徹底比較。現物取引ではbitbankが2年連続の総合1位を獲得し、手数料・システム安定性で3年連続首位となった。GMOコインはステーキング・レンディングで高評価。6,260人の利用者の声から見る信頼性の高い取引所選びに。
14:15
エックスモバイルがWeb3参入 暗号資産モバイルサービスを今年度中に開始
マジモバ・ホリエモバに続く展開 格安携帯電話サービスを提供するMVNO「エックスモバイル」は1日、暗号資産(仮想通貨)を含むWeb3事業への本格参入を発表した。今年度中に、ブロ…
13:45
テザー、1Qに8888BTC追加購入
ステーブルコイン最大手テザーが2025年第1四半期に約1,100億円相当のビットコインを追加購入。総保有量は92,647BTCとなり世界第6位のホルダーに。
13:10
イーサリアムL1の手数料収益が大幅減少 目標達成も課題浮上
仮想通貨イーサリアムのDencunアップグレード後、L1の手数料収益が大幅に低下。ガス代削減という目標は達成したものの、ETHのインフレ課題が浮上していることを解説する。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧