はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ブロックチェーンカードゲーム「Gods Unchained」プレセール完売で6.5億円以上売り上げ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブロックチェーンゲーム「Gods Unchained」
仮想通貨イーサリアムブロックチェーン上に構築された「Gods Unchained」のプレセール限定パックが完売、6.5億円以上を売り上げたことがわかった。賞金総額1億円以上の世界大会を控えている。

ブロックチェーンゲーム「Gods Unchained」

世界的ブロックチェーンカードゲーム「Gods Unchained(ゴッズ・アンチェイン)」の開発・運営を手掛ける「イミュータブル(Immutable)」社は、1年間に渡って開催されたプレセール限定の「ジェネシスパック」が完売したことを発表した。

今回販売されたカードの再販はなく、ゲームユーザー及び投資家同士のトレード以外で入手することはできない。カードパックの累計売上は33,333ETHに上り、売上高600万ドル(6.5億円)以上に相当する。仮想通貨イーサリアムブロックチェーン上に構築されたGods Unchainedは、2019年7月からオープンベータ版を稼働させており、2ヶ月足らずで400万枚以上のカードを販売していた。

公式動画

マジック:ザ・ギャザリングの元ディレクターも参画

2018年に発表されたGods Unchainedは現在、世界で最も有名なカードゲームである「マジック:ザ・ギャザリング アリーナ」の元ディレクター クリス・クレイが率いており、据え置き型ゲーム並のクオリティの高さで反響を呼んだほか、最高レアリティ「Mythic」のハイペリオン(Hyperion)が、62,000ドル(約700万円)で高額落札されたことも話題となった。

これは、マジック:ザ・ギャザリングの伝説的カード「ブラック・ロータス」の16万6,100ドル(約1,850万円)に次いで、世界で2番目に価値の高いカードになる。

最大賞金総額160万ドル(1.7億円)規模の世界大会の開催予定もあり、eSports市場も見据えるGods Unchainedは、競技性を重視するためゲームバランスにも配慮しており、課金額が強さに対して過剰に影響する「Pay to Win」にならないよう設計されているという。

約2週間前のパック販売ハードキャップは70%程度の進捗だったが、その後駆け込み需要で急伸して完売。データ情報サイトdappradarの情報を確認すると、直近1週間でのアクティブユーザー数は1.5万人、カードパック購入の取引ボリュームは56.6万ドル(6,100万円)に達するなど、ブロックチェーンゲームへの投資を含め、ローンチに向け過熱した様子が伺える。

出典:dappradar

充実した支援体制

Immutable社は今年9月、中国IT最大手テンセント筆頭株主のナスパーズや、仮想通貨EOSのVCファンドであるギャラクシーデジタルなどが主導する資金調達シリーズAラウンドにおいて、1500万ドル(約16.2億円)を資金調達したことを発表した。

テンセントは、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」やミクシィの「モンスターストライク(モンスト)」など国内最大手のソーシャルゲームメーカーとも業務提携、中国市場向けにローカライズしている。

調達した資金は、Gods Unchainedのさらなる開発や、カード・スキン・武器などの「イミュータブルアセット」を作成するためのオープンソースブロックチェーンプラットフォーム(Immutable Platform)を構築するために利用される。前回の資金調達では、仮想通貨取引所コインベースの運営する「Coinbase Ventures」などが出資しており、強力なバックアップ体制が伺える。

ブロックチェーンゲームの特徴として、ERC-721に紐付いてNFT化(アクティベート)されたデジタルアセットは個人保有資産となるため、所有するカードは「OpenSea」などサードパーティのマーケットプレイスで、投資家およびアセットホルダーの需給に基づいて売買できるようになる。

Immutableもゲーム内で取引が完結するプラットフォーム「Immutable Platform」を立ち上げる。これは、開発者がGods Unchained用に構築したコンポーネントで構成されており、ソーシャル、配信機能をカバーするより一般的なツールが含まれるという。

GodsUnchained 公式サイト

OUTPLAY, OUTTHINK, OUTBUILD your opponents. Play for free, play for keeps, and trade your rewards. Play Now.

参考:blockchaingamer.biz

CoinPostの関連記事

スクウェア・エニックス「ブロックチェーン技術の応用」に高い関心|大手メーカーのdAppsゲーム参入が実現した場合、仮想通貨業界にも追い風
国内最大手ゲームメーカーがブロックチェーンに高い関心を示していることがわかった。ブロックチェーンゲーム参入が実現すれば、dApps領域と親和性の高い通貨に巨大な実需が生まれるため、日本の仮想通貨市場にとって大きな追い風となるだろう。
【前編】世界No.1ブロックチェーンゲーム「マイクリプトヒーローズ」開発者インタビュー|500ETHのランド4種が完売
仮想通貨ETH使用した国産ブロックチェーンゲーム「マイクリプトヒーローズ」の開発者にインタビューを実施。最大の魅力である「士農工商エコシステム」の仕組みや、ついにクラウドセールを開始した「ランド」の裏話、国内外のブロックチェーンゲームの市場拡大について伺った。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/02 水曜日
18:40
BITPOINT、カルダノ(ADA)保有者向けNIGHTエアドロップを検討開始 
ビットポイントジャパンがMidnight財団と国内初連携。カルダノ(ADA)保有者やステーキング参加者に「NIGHT」トークンのエアドロップ参加機会を提供。2025年7月開始予定の「Glacier Drop」メカニズムの詳細と参加条件を解説。
13:45
トランプ大統領、イーロン・マスクに対する批判を再び展開、 『大きく美しい法案』巡る対立が再燃
「大きく美しい法案」をめぐり、トランプ大統領とイーロン・マスク氏の対立が再燃している。マスク氏の痛烈な法案批判に対し、トランプ氏は、マスク氏が率いる企業の政府補助金受給について政府効率化局(DOGE)で調査すべきと発言し、かつて盟友だった両氏の関係は緊迫感を増している。
13:20
アリゾナ州知事、押収仮想通貨の準備基金法案『HB2324』を拒否権行使
アリゾナのホブズ知事が犯罪捜査で押収した仮想通貨管理法案を拒否。地方自治体の協力阻害を懸念と声明。
11:45
パクソス、ステーブルコインUSDGを欧州全域でローンチ サークルとの競争激化
パクソスが米ドル建てステーブルコインUSDGをEU全域で発行開始した。MiCA規制に準拠している。合計30か国に展開しており、ステーブルコイン時価総額ランキングでは15位だ。
11:10
ナスダック上場DeFi Development Corp、1億ドル転換社債発行 ソラナ蓄積戦略を拡大
米初のソラナ準備金戦略企業DeFi Development Corpが1億ドル転換社債の私募発行を発表。調達資金でSOL購入継続、バリデータ運営による複利成長を目指す。
10:50
上場企業のビットコイン購入量24万BTC超えも、価格には反映されず その理由は?
2025年上半期に世界の上場企業が仮想通貨ビットコインを24万5510BTC購入しETF保有数の2倍超。前年同期比約5倍増でマイクロストラテジー戦略が拡散、企業準備金としての位置づけが確立された。
10:30
米SEC、仮想通貨ETFの上場基準を策定か 審査迅速化に期待
米証券取引委員会が、ビットコインなど仮想通貨ETF向けの汎用上場基準策定を検討していると伝えられる。19b-4様式省略により審査迅速化が期待される。
10:20
ETH1万ドル到達は『義務』と表明、イーサリアムに新組織誕生
仮想通貨イーサリアムに、イーサリアムコミュニティ財団という新たな組織が誕生。公式サイトで、イーサリアムの価格に特化した組織であると説明している。
07:55
NYSE上場DDCが760億円調達完了、ビットコイン準備金戦略を本格始動
アジア食品ブランド運営のDDC EnterpriseがNYSE上場企業として最大規模の仮想通貨専用資金調達を実施。Anson Fundsらから総額5億2800万ドルでビットコイン準備金構築へ。
07:25
XRP戦略推進へ、ナスダック上場のWebusが1億ドル調達合意
ナスダック上場のWebusがリップル・ストラテジー・ホールディングスと1億ドルの資金調達契約を締結。仮想通貨XRPを活用した事業戦略推進により株価が日中130%上昇も最終的には8%反落。
07:15
「ビットコインが25年に20万ドルへ到達するとの予測は維持」Bitwise
仮想通貨運用企業Bitwiseは、2025年の10の予測に対する中間評価を公開。ビットコインが20万ドルに到達するとの予測は維持することなどを記載した。
06:50
ストラテジーのビットコイン循環戦略、NAV超プレミアムを正当化か=TD Cowen分析
ストラテジーの株価は純資産価値(NAV)を大きく上回って推移。継続的な株式発行が1株あたりのBTC保有を押し上げる構造が、投資家の注目を集めている。アナリストはその持続性とリスクに着目している。
06:12
ビットコイン利確が加速 第3四半期は過去最弱の季節性=アナリスト分析
仮想通貨ビットコインの利確が進む一方、市場は方向感に欠ける展開。第3四半期は過去最弱の季節性もあり、アナリストは地政学リスクや米金融政策の不透明感に警戒を示している。
05:50
トランプ大統領の「大きく美しい法案」上院可決も、仮想通貨少額免税案は見送り
トランプ政権が推進する大型予算法案に、仮想通貨の少額免税や報酬課税見直しの修正案は含まれず。ルミス上院議員は今後の再提出を示唆し、業界団体もロビー活動を継続する構え。
05:37
米SEC、ビットコインやXRPに投資するグレースケールの仮想通貨ファンドETF化を承認
米証券取引委員会(SEC)は、グレースケールのバスケット型ファンドのETF転換を加速承認。構成資産の約8割をビットコインが占めており、今後の仮想通貨ETF全体に追い風となる可能性も。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧