はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

SBIグループが決算発表、仮想通貨関連事業は堅調に推移

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

SBIグループの大2四半期の決算が発表
SBIグループは30日、2020年第2四半期の決算を発表した。暗号資産関連事業は全体的に堅調しているほか、会見では北尾氏からリブラへの言及もあった。

SBIグループの決算が発表  暗号資産事業は全体的に堅調に推移

SBIグループは30日、2020年3月期 第2四半期(2019年 4月〜9月)の決算を発表した。取引所、マイニング事業は順調に推移しているほか、会見ではSBIグループ代表取締役の北尾吉孝氏からリブラに言及する場面もあった。

リップル社との協力関係に関しては目新しいニュースは見られなかったものの、今後もさらに協力関係を深めていく姿勢を見せた。

取引所、マイニング事業はともに堅調に推移

決算によると、取引所であるSBI VCトレードは上半期の税引き前利益がおよそ32億円と全体の業績に貢献しているほか、マイニング事業も黒字を維持し、第3四半期からは新たに2拠点でのマイニングが開始されているという。

また、マイニングチップの開発に関しては、すでにプレローンチサイト(sbicarbon.com)を公開し、例年度の販売開始を目標としている。

マイニング機器事業について、北尾氏は以下のように発言した。

アメリカの大手のあるところと組んで、すでにマイニングチップを開発し、サンプル機器の製造というところまで来ている。(中略)買い付けの打診を受け付けており、大型の案件も進行している。

そのほか、北尾氏は、暗号資産を組み入れたファンドに関しては金融庁が難色を示しているとしたが、その一方でリスクの高い金融商品には詐欺的な商品を売りつける業者もいるため、金融庁の対応には理解を示した。

リブラのような流れを止めることは不可能

北尾氏は会見で、リブラや、中国のデジタル通貨に関して以下のように述べた。

 

リブラはしばらくダメということになったが、中国は暗号通貨を使い、ドルの基軸通貨としての役割を奪っていこうと、虎視眈々としている。リブラのような発想のものをノーと言いつづけることは、時代の流れとして不可能だと考えている。

また、中央銀行デジタル通貨に関して、続けて以下のような発言を行なった。

 

(中略)デジタルの通貨が出てくるのは当たり前。今は中央銀行が管理しているがこれも無しにできるのではないか。金融政策、財政政策はどうなるんだという声があるかもしれないが、逆に金融政策手段として使える可能性もあるしそういうことを研究すべきだ。

新たな資金調達方法としてSTOを推進へ

SBIは新しい資金調達手法としてSTOの普及を推進するため、一般社団法人日本STO協会を設立した。

来春の自主規制団体の認定取得を計画している。

すでに協会にはSBI証券、カブドットコム証券、大和証券、野村證券、マネックス証券、楽天証券の6社が参画している。

STOに関して北尾氏は『我々は新しいビジネスの機会を作っていこうと(している)。これはベンチャー企業等への新しい資金調達の手段になる。積極的に活用する。』と語った。

また、モーニングスターの株主に対して行ったXRPの株主優待に関して、本体(SBIグループ)でも同様の取り組みを行っていくことを示唆した。

マネータップにリップル社の出資受け入れも検討

マネータップ社には現在の地銀を中心に30社が参加し、技術提携を視野に米リップル社からの出資受け入れも視野に入れているという。

また、現在は個人間送金とQRコード決済のサービス提供に止まるマネータップだが、今後は海外送金や給与の前払いサービス、少額集金サービスなどの検討を行っているとのことだ。

また、すでに報じられている通り、マネータップはヤフーのPayPayと提携し、PayPayはマネータップ社のインフラを通してチャージが可能になる。

関連記事:SBIHD子会社のマネータップとPayPayが提携

ヤフーとの連携

ヤフー株式会社を傘下に持つZホールディングスとSBIグループが提携し、証券、FX、銀行の三つの分野で業務提携を行っていくことが改めて示された。

ヤフーは2019年10月にグループを再編し、Zホールディングスへ社名を変更、グループにはヤフーやPayPay、取引所TaoTaoの運営、CoinDeskの日本版ライセンスを手がけるZコーポレーションといった企業が存在する。

Zはアルファベット順でヤフーのYの次の字に当たる。

CoinPostの関連記事

SBI北尾社長「国際送金は、仮想通貨XRP(リップル)を使用する形で」|フィンサム2019
SBI北尾社長はフィンサムにて、デジタル決済および仮想通貨領域について熱弁。米Rippleと提携したマネーグラムのほか、デジタル決済マネータップの展望、STOによる資金調達など、多岐に渡る事業展開に言及した。
SBIとヤフー親会社ZHD、金融サービスで業務提携
SBIHDとヤフー運営のZHDは10日、傘下のグループ会社間において業務提携を発表した。証券、FX、銀行の3分野で活用を図る。両グループは仮想通貨・ブロックチェーン事業も手掛けおり、今後の連携も期待される。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/05 土曜日
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
個人マイナーが再びビットコインブロック採掘に成功、3.17BTC獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
17:11
SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。
15:08
みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。
13:00
米ストラテジー社に集団訴訟 ビットコイン保有リスクを軽視と主張
米国でストラテジー社に対する集団訴訟が提起された。ビットコイン投資戦略を過大評価しリスクを軽視したと主張している。新会計規則適用後の損失計上が争点の一つになっている。
12:55
メタプラネット支援コンソーシアム、タイ上場企業買収でビットコイン戦略を東南アジアに拡大
メタプラネット支援者らが筆記るコンソーシアムがタイ上場企業DV8の買収計画を発表した。日本で成功したメタプラネットのビットコイントレジャリー戦略をタイで再現し、さらに東南アジアに展開する第一歩として注目される。
12:36
オルタナ信託、BOOSTRY・ALTERNAと連携しデジタル証券の管理体制を強化
デジタル証券特化の「オルタナ信託」設立。BOOSTRYとALTERNAが協業を深化し、STの取得から販売まで一貫した新たな枠組みを構築する。
11:35
米雇用統計好調でビットコイン一時11万ドル超、アーサー・ヘイズが下落リスクを警告する理由は?
米国6月雇用統計が予想を上回る14万7000人となり、ビットコインは一時11万500ドルまで上昇した。しかしBitMEX創業者アーサー・ヘイズ氏は、米財務省がステーブルコインを国債購入の受け皿として活用することで市場から流動性が奪われ、8月開催のジャクソンホール会議前に9万ドル水準へ下落すると予測した。
11:00
アルトコイン取引の増加傾向続く 仮想通貨OTCレポートが公開
Finery Marketsは、仮想通貨のOTC取引に関する2025年上半期のレポートを公開。ビットコインやイーサリアム、ステーブルコインの他にアルトコインの取引が増加傾向を継続していると指摘した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧