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「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEOが指摘=日経

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨財務企業に言及

日本取引所グループ(JPX)の取締役兼代表執行役グループCEOである山道裕己氏は20日の記者会見で、暗号資産(仮想通貨)財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明した。会見の要旨はまだ公開されていないが日経新聞が報じた。

一方で山道氏は、仮想通貨財務企業も含め、株式上場後に事業内容が大きく変わっている事例が散見されると指摘。その上で、この事例にどう対応していくか考える必要があるとも述べている。

仮想通貨領域では、社債や株式を発行するなどして多くの資金を投じて仮想通貨を購入する財務企業の存在感や影響力が大きくなっている。たしかにこういった企業の中には事業内容を変えた企業が含まれる。

一時は企業が仮想通貨へ投資する方針を示すと株価が急騰するケースが見られたが、最近は多くの企業の株価が下落基調にあり、勢いの衰えを指摘する声は多い。規制強化が最近関心を集めている背景には、個人投資家が損失を被っていることへの懸念があるようだ。

また、仮想通貨投資家の間では、財務企業が売り圧になることへの警戒感も広がっている。

山道氏は、9月26日の会見でも仮想通貨財務企業に関する質問に答えていた。この時は1人の記者が、仮想通貨を購入する上場企業の数がアジアの中で日本が最も多いとの統計もあるとし、JPXや東京証券取引所が仮想通貨財務企業にどういう見解を持っているかを質問していた。

この質問に対し山道氏は、上場企業が適切な開示をする中で、仮想通貨を買っているということもしっかり開示している場合は、ただ購入しているからという理由で即座に上場廃止などにすることは難しいと思うと答えた。

そして、開示に問題があれば別だが、いろいろな事例を見ながら考えていくしかないだろうとは思うと述べている。

また、山道氏は今回の20日の記者会見で、金融庁が投資信託への仮想通貨の組み入れの認可を検討していることについて、法改正を経て取り扱えるようになれば、どういう商品が適切なのかも含めて考えたいとも話したという。

関連:資産運用大手6社、日本での仮想通貨投資信託の提供を検討=日経

規制強化の報道

最近では13日にブルームバーグが、「日本取引所、暗号資産トレジャリー企業の規制強化を検討-関係者」というタイトルの記事を公開し、多くの関心を集めた。

事情に詳しい複数の関係者によると、この規制強化とは、仮想通貨投資を中核事業にするような企業の拡大を抑制するというもの。JPXは、裏口上場の防止を目的とした不適当な合併などに対するルールの厳格化や新たな監査の義務化などを検討しているという。

一方で関係者は、現時点で具体的な方針は決まっていないと述べた。

この報道の影響は大きく、複数の仮想通貨企業が見解を発表。例えば、ビットコイン(BTC)財務企業のメタプラネットは13日に文書を公開し、現時点で関係当局から規制措置や調査等を受けている事実はないこと、報道されている内容は透明性や信頼性を高める上で必要な動きと考えていることなどを説明した。

関連:メタプラネット、第3四半期決算でビットコイン評価益206億円を計上

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