はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

急騰後の仮想通貨ビットコイン(BTC)市況、ドミナンスから見る今後の展望(寄稿:響)

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン(BTC)市況
仮想通貨の著名トレーダー「響」氏が、急騰後のBTC相場展望を考察。チャート分析のほか、オプションやイーサリアム動向、ドミナンスを踏まえて最新の市況を読み解く。

ビットコイン(BTC)テクニカル分析

ビットコインは、執筆時9100$(99.2万円)前後の動きで方向感の無い展開が続き、短期の投機家からも「神経質な値動きの方向感を探るのに苦労している」との声が聞こえてくる。7400$(80.7万円)前後のサポートはしっかりと守った事で、しばらくはこちらが強いサポートラインとして機能していくと見ていく。

短期のサポートラインを見ていくと、4時間MA200にサポートされた8700$前後は一時的に機能していくラインとして見たい。逆にレジスタンスラインを見ていくと10,000$(109万円)付近は、戻り売りのラインとして相当強く意識されるラインと読む。

このあたりをしっかりと抜けて地面を固めていく事が、今後のBTCの上昇への足掛かりになってくるのではないだろうか。

BTCオプション動向分析

Deribit Options(3ヶ月)

コール建玉27644(+9%)、プット建玉:19637(-7%)、オプション動向を見ても、10,000$付近は強く意識されるゾーン。9000$(98.1万円)前後は守りたい側と崩したい側の思惑がぶつかるゾーンとなってくるように見える。

仮に9000$前後を割り込んでくると、8000$(87.2万円)前後までは簡単に崩れてもおかしくない感じか。

個人的には10000$コールオプションの動きよりも、9000$プットの建玉推移を見ていきたいと考えるが、年内はひとまず上限10000$付近がキーになってくるかなという目線で見ていきたい。

PCR(プットコールレシオ)が緩やかに反転しており、こちらの動きも合わせて見ておきたい。

オプションとは

決まった価格で買う権利(コール)や売る権利(プット)を売買するというもの。一般的に、コールオプションとプットオプションの2種類がある。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

イーサリアム考察

続いて、メジャーアルト先行によるBTCの動きの観察を行う。日本時間11/11深夜1時半前後の急騰で400$前後の上昇となった際、イーサリアム先行による上げが如実に出た感じとなった。

BTCの先行指標としてメジャーアルトのETH(イーサリアム)やXRP(リップル)を見ている方も多いと感じるが、ETH先行による上げの際は、BTCの値動きが止まる時もETHが先に止まるような動きとなってくるので、スタートの動きを確認した後はエンドの動きまで合わせて見ていきたい。

ETH先行で動きが出てきた事もあり、今後しばらくはドミナンス(現在69%前後)の動きを合わせて見ておきたい。今後アルトに資金が入ってくるようだと、年末に向けて面白い局面もありそうに感じる。

寄稿者:@Whiskey_bonbon_
日本株に始まり投資投機の経験は20年、幅広く分散投資を心掛ける。生涯を見据えた長期の投資も行うが、仮想通貨はFXを使った投機を好み積極的に行う。

CoinPostの関連記事

投機的なトレード視点でのビットコインチャート独自考察|仮想通貨市況(寄稿:響)
直近の仮想通貨ビットコイン(BTC)チャートから、出来高の少ない真空地帯と今後起こり得る「調整ライン」について解説。投機的なトレード視点での独自考察も行なった。
マイナー損益ラインとチャートから見るビットコイン価格考察|仮想通貨市況(寄稿:響)
ビットコイン市場におけるマイナー損益ラインとチャートから、仮想通貨の著名トレーダー「響」が独自考察。BTCオプションや個人のポジション動向と併せて、今後の展望を探る。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/21 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコインの2026年相場予測やブロックチェーン人気ランキングなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、流動性低下で来週も不安定な展開か|bitbankアナリスト寄稿
ビットコインの今後の見通しをbitbankアナリストが解説。年末のホリデーシーズンで流動性が低下する中、来週にかけても方向感に欠ける展開が続く可能性。12月の米雇用・物価データが金利見通しの鍵を握る。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|与党税制改正大綱の決定に高い関心
今週は、米SECのポール・アトキンス委員長の講演、ノルウェー政府系ファンドによるメタプラネットのビットコイン戦略に対する支持、政府・与党の2026年度税制改正大綱の決定に関する記事が関心を集めた。
12/20 土曜日
13:22
イオレがビットコイン追加取得、累計保有量101BTC超に
日本上場企業イオレが約1億6640万円分のビットコインを追加取得。ネオクリプトバンク構想の初期トレジャリー運用の一環として実施され、2026年3月期中に120億円から160億円規模の取得を目指している。
11:55
ブラックロックのビットコイン現物ETF、年初来リターンはマイナスも流入額6位入り
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が年初来のETF流入で6位にランクインした。一方でリターンはマイナスとなっており背景にある投資家心理が注目される。
10:50
メタプラネット、米国預託証券プログラム設立
ビットコイン保有企業メタプラネットがドイツ銀行を預託銀行とする米国預託証券プログラムを設立し、19日より米国店頭市場で取引を開始する。米国投資家の利便性向上と流動性拡大を目指す。
10:33
ビットコイン提唱者ルミス米上院議員が再選不出馬、仮想通貨法案成立に注力へ
仮想通貨推進派として知られるシンシア・ルミス上院議員が2026年の再選不出馬を表明した。任期終了までに包括的な仮想通貨規制法案や税制改革の成立を目指す方針を示している。
10:05
「ビットコイン価格は2035年に2億円に到達」CF Benchmarksが強気予想
CF Benchmarksが2035年の仮想通貨ビットコインの価格を基本シナリオで142万ドルと予想した。ゴールド市場のシェアを獲得することなどを前提とし弱気・強気シナリオも算出している。
09:10
イーサリアム、Glamsterdamの次のアップグレード名は「Hegota」
仮想通貨イーサリアムでGlamsterdamの次に実施されるアップグレードの名称がHegotaに決定。2025年と同様、イーサリアムは2026年に2回アップグレードを行う可能性がある。
08:15
ビットコイン、弱気相場入りか クリプトクアントが需要減速を指摘
クリプトクアントが仮想通貨ビットコインの需要成長鈍化を指摘し、弱気相場への移行を指摘。ETFの純売却や大口保有者の需要縮小、デリバティブ市場のリスク選好低下などが要因として挙げられている。
07:10
コインベース、2026年の税制変更で予測市場がギャンブルより有利になると指摘
コインベースが2026年の見通しレポートで、トランプ大統領が署名したワン・ビッグ・ビューティフル・ビル法により予測市場が従来の賭博より税制面で有利になる可能性があると指摘した。
06:50
アーサー・ヘイズ、FRBの新資金供給策RMPでビットコイン4年サイクル論が終焉と再度主張
著名トレーダーであるアーサー・ヘイズ氏がFRBの準備金管理購入プログラムを分析し、実質的な資金供給(QE)により仮想通貨ビットコインの従来の4年サイクルが崩れたとの見解を示した。ビットコインは2026年に20万ドルに向かうと予測。
06:20
仮想通貨の冬到来か、フィデリティ責任者がビットコインの2026年底値を6.5万ドル付近と予測
フィデリティのグローバルマクロ責任者ジュリアン・ティマー氏がビットコインの強気サイクル終了の可能性を指摘し、2026年の底値を6.5万ドルから7.5万ドルと予測した。機関投資家の参入により従来のサイクル論が変化しているとの見方が広がっている。
05:45
米FRB、仮想通貨企業向け「簡易版マスターアカウント」開設に進展か
米連邦準備制度理事会が仮想通貨関連企業を含む適格機関に決済サービスへの限定的なアクセスを提供する「ペイメントアカウント」案についてパブリックコメントを募集開始。
12/19 金曜日
17:38
税制改正大綱で仮想通貨税制が大きく前進、申告分離課税20%と3年間の繰越控除を明記
政府・与党が2026年度税制改正大綱を決定。暗号資産取引に申告分離課税を導入し、税率は株式と同じ一律20%に。3年間の繰越控除制度も創設される。金商法改正を前提とした条件付きで、2028年施行の見通し。昨年の「検討」から具体化が進み、web3業界の発展に向けた重要な一歩として評価されている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧