BTCのツイートが2016年水準に低下
ビットコイン(BTC)関連ツイートのSNS投稿数が2015〜2016年の低水準まで低下してきていることが分かった。仮想通貨データサイトSkewが掲載した。
チャート推移から、ビットコイン関連ツイート数とビットコインの相場には高い相関性があることがわかる。2017年の強気相場は特に投稿数が多く、2019年でも春〜夏にかけて確認できた上昇トレンド時に、ツイート数が急増していることが確認できる。
現在のレベルは、2015年、2016年時点と同水準だ。
2015年、2016年にも相場の上昇時期に、ツイート数が高い水準まで増加する動きが見られているが、今年の上昇相場の場合もツイート数の上昇幅は低く、市場の関心が低下している傾向を示している。
今年の相場状況に限って言えば、BTCの価格上昇にアルトコインが連れ高しなかったことも、投稿数の上値が重かった理由にあがる。BTCの高いドミナンスからBTC=アルトの連動性が高い市場で、アルトコイン投資家も高い意識を向けるためだ。
ビットコインの投資家やトレーダー、コミュニティメンバーは、ツイッターで様々な情報・コメントを発信しているが、低迷する相場に伴い多くのアナリストや有識者もコメントも減少している。
特に日本では、規制が厳しくなったことや、ハッキング事件に伴う自粛ムードなどで、業界関係者から積極的な仮想通貨の配信が大きく減少した。コミュニティとの信頼感が必要な新興市場なだけに、信頼ある事業者の積極的な配信は、今後の業界においても重要な役割を担いそうだ。
参考:Skew