「BTC下落とアルトコインの連れ安」が長期化
仮想通貨の分析を行うCeteris Paribusは14日、6月からの仮想通貨市場騰落率で、主要アルトコインの多くがビットコインのリターン率にを上回ることができない市場状況を報告した。データはMessari.ioのものから引用している。
ALT/BTC pairs since bitcoin peaked on June 26th (top 10). pic.twitter.com/kVSVVI8VZS
— Ceteris Paribus (@ceterispar1bus) November 23, 2019
19年6月時点からのBTC建ペアの推移では、最も好調に推移していたバイナンスのBNBも、11月23日時点ではマイナス23%に。半減期以降、下落基調な値動きが続いたライトコイン(LTC)は、マイナス36%と大きく落ち込んだことがわかった。
ビットコインが2019年の高値を更新したタイミングは、6月末であることを考慮すると、市場の下落ポイントで、アルトからの資金流出が長期化していることが確認できる。
9月に一旦の底を確認したBTCは、反発しているが、アルトの騰落率を確認すると依然BTC優勢であり、弱気相場の典型的な市場推移を繰り返したことがわかった。
BTCに一時70%ものドミナンスが偏った仮想通貨市場は、市場内循環や通貨の新陳代謝も起きにくい状況を作り出している。次回市場上昇のタイミングで、市場ドミナンスを意識したBTCを中心に流れるか、アルトが安値域として見られるか、前回の市場反転ポイントからさらに下落が続いているアルトコイン市場の動向には注目が集まる。