はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

中銀のトークン発行で仮想通貨ネムのカタパルト採用事例=NEM財団理事長

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

カタパルトとリトアニアの独立通貨コレクション

東欧リトアニアの中央銀行が、トークンの発行領域で仮想通貨ネムのブロックチェーンを応用することがわかった。来春に予定する「デジタル・コレクターコイン(LBCoin)」発行で利用する。

ネム財団のTinsman理事長に取材を行なったところ、仮想通貨ネム関連の新ブロックチェーン「カタパルト」を利用することを明らかにした。

当該トークンは世界で初めて中央銀行・政府が、「デジタル・コレクターコイン」として発行されるもので、1918年2月16日のリトアニア独立法と、それに署名した20人に対する記念通貨の受け渡し方式に、ブロックチェーン発行のトークンを用いた新たな施策として取り込む。

具体的には、コレクション要素を持つ記念通貨を取得するためにランダム発行されたデジタルトークン(仮想通貨)を収集するゲーム要素を追加する。購入者にはランダムに独立の英雄を代表するデジタルコインを割り当てられ、6つのカテゴリーのコインを収集することで、物理的な記念銀貨と引き換える権利が与えられる。

以下が実物で、サイズと形はクレジットカードに類似。一般的な通貨に置き換わる中銀デジタル通貨(CBDC)には該当しない。

出典:ネム

デジタルコインと記念コインのコンセプトは、第一世界大戦時に、ドイツ軍の占領から独立した年「1918年」を記念するもので、19.18ユーロの額面の銀貨として発行される。

発表では、リトアニアの中央銀行はネムブロックチェーンを利用しプライベートウォレットでトークンを管理するが、いずれネムのパブリックウォレットに移す予定であることを明かしている。

来年Q1(2〜3月の間)にメインネットのローンチを控えるカタパルトを利用していることがわかった今回の事例、中銀が関与していることだけでなく、これからローンチするカタパルトが採用された事例ということで、業界の関心度は高まるだろう。

中銀としてはブロックチェーンに対する学習過程としてプロジェクトを採用した経緯があり、今後のブロックチェーン施策にも含みを持たせている。

参考:公式発表

CoinPostの注目記事

「仮想通貨収集で記念通貨をゲットせよ」世界初:リトアニア中銀が2020年に計画
世界初、リトアニア中銀が「デジタル・コレクターコイン」を発行。トークンの収集で、物理的な記念銀貨と交換できる仕組みを組み込む。ブロックチェーンに対する学習過程としてプロジェクトを採用した。
仮想通貨ネムの「カタパルト」 6つ以上の主要取引所が上場を検討=マイグレーション委員会
仮想通貨NEM(XEM)に関連した新たなブロックチェーン「Catapult」で新たな提案書が公開。6つ以上の中〜大規模の取引所が対応、新通貨が上場する方向で検討していることがわかった。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/03 木曜日
18:23
Aptos LabsがYellow Cardと提携、アフリカ20カ国で手数料無料のステーブルコイン送金開始 
Aptos LabsとYellow Cardが提携し、アフリカ20カ国で手数料無料のステーブルコイン送金サービスを開始した。USDT・USDC対応で即時決済を実現し、数百万人のユーザーがステーブルコインをより迅速かつ手頃な価格で利用できるようになった。
18:10
ストラテジー社のビットコイン財務戦略:価値創造と潜在リスクの両面
米国のストラテジー(マイクロストラテジー)などビットコイントレジャリー企業の財務モデルを軸に、株式を通じた投資の仕組みやレバレッジ効果、税務上のメリットなどを解説。日本のメタプラネットなど類似上場企業の動きも取り上げ、再現性の条件やリスク要因を多角的に考察する。
17:26
スイスFINMA規制のAMINA銀行、リップル社RLUSDを世界初サポート
スイス金融監督局(FINMA)規制下のAMINA銀行が、リップル社の米ドル建てステーブルコイン「RLUSD」の取扱いを開始。時価総額660億円超のRLUSDをサポートする世界初の銀行として、機関投資家向けに保管・取引サービスを提供。
16:14
米仮想通貨取引所コインベース、「LiquiFi」買収でトークン発行支援事業強化へ
米コインベースがトークン管理プラットフォーム「LiquiFi」を買収。トークン発行者を初期段階から支援するプラットフォームであり将来的に機関投資家向けサービスにも統合予定だ。
16:02
オルタナ信託設立とProgmat・ALTERNAの協業深化
三井物産デジタル・アセットマネジメントは、デジタル証券特化の信託会社「オルタナ信託」を設立。Progmatと協業し、ST発行・管理基盤を導入。ST市場の効率化と拡大を目指す。
12:04
ビットコイン反発で11万ドルに接近、Bitfinex分析ではQ3の季節性要因を警戒
仮想通貨取引所ビットコインは前日比+2.6%の108,733ドルまで上昇。Bitfinexレポートによると、4月安値から50%反発後は10-11万ドルのレンジ相場に移行し、第3四半期の季節性要因で平均リターン6%の「最弱四半期」を警戒する。一方、米国初のソラナステーキングETFが取引開始し初日3,300万ドルの好調なスタートを記録。
09:50
「ビットコイン保有者の大多数が含み益、HODLが主流に」Glassnode分析
Glassnodeの週次レポートによると、仮想通貨ビットコイン投資家の大多数が含み益状態で、長期保有(HODL)が市場の主要メカニズムになっている。
09:31
米SIFMA、証券トークン化の規制作りでSECに要望書簡送付
米SIFMAはSECに対し、RWAに分類される株などの証券のトークン化に対する規制整備について提案を行った。オープンで透明性の高いプロセスを通して、ルールを作るべきだと主張している。
08:55
米テック富豪ら、仮想通貨向け銀行「Erebor」設立を計画=報道
ピーター・ティール氏らテック投資家が仮想通貨企業向け銀行Erebor設立を計画。全米銀行免許を申請、シリコンバレー銀行の後継を目指す。
08:20
米上場の中国系アパレル企業アデンタックス、ビットコインを最大12000BTC買収へ
ナスダック上場の中国系企業Addentaxが最大1万2000BTCの買収で基本合意。約13億ドル相当を株式交換で取得予定、5月発表の8000BTCから規模拡大。
07:55
ブラックロックのIBIT、手数料収入が「S&P500ETF」超え
ブラックロックの仮想通貨ビットコインの現物ETF「IBIT」は、同社のS&P500のETFよりも手数料収入を生み出していることがわかった。IBITはビットコインETFの資金フローを主導している。
07:30
ドル指数が2022年以来の安値に、ビットコインや金に与える影響と今後の見通し=Cryptoquant分析
Cryptoquantが2日に発表した分析によると、ドル指数が2022年来安値を記録する中、ビットコインは膠着状態が続く。長期保有者の含み益減少も指摘。
06:55
ビットコイン、2025年後半に20万ドル到達目標を維持=スタンダードチャータード銀
スタンダードチャータード銀行のケンドリック氏がビットコイン20万ドル予測を維持。ETFや企業購入の拡大により2025年後半に史上最大の上昇を見込むか。
06:10
リップル、米国銀行ライセンス申請 サークルに続く動き
リップルが米通貨監督庁に国家銀行免許を申請。RLUSDステーブルコイン規制対象化とサークルとの競争激化が注目される。
05:50
オープンAI、ロビンフッドの株式トークン化サービスとの提携を否定 未承認でトークン発行か
OpenAIがロビンフッドの株式トークンサービスへの関与を公式否定。未上場企業トークン化における先買権問題が浮き彫りに。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧