はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

9000億円に迫るBTCの保管量 仮想通貨取引所コインベース

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

コインベースのビットコイン保有量がまもなく100万BTCに

ブロックチェーン分析会社LongHashは、主要仮想通貨取引所のコールドウォレットアドレスとそのビットコイン保管数を独自に分析した結果、米大手コインベースの保管数が最大で、まもなく100万BTCに達する見込みであることがわかった。

データによると、コインベースのビットコイン保管数は、価格変動の影響を受けることもなく、この1年で安定的かつ大幅に増加し、このペースでいけば、まもなく100万BTC(執筆時の価格で約9200億円)を超えることになる可能性が高いという。

出典:LongHash

昨年夏、同社のユーザー数は3000万人を突破したが、その群を抜いたビットコイン保管数の増加要因と優位性は、コインベースが短期的な価格変動にあまり関心のない多くの機関投資家の支持を得ているからだろうと分析されている。

その他の取引所の動向

  • Binance BTC保有量2位>3位  ほぼ横ばい
  • Bitfinex 3位>4位  昨年半ばに保有量が大きく減少するが、後半に回復
  • Huobi 5位>2位  保有量が大幅に増加
  • Bittrex 4位>5位  ほぼ横ばい
  • Bitstamp 6位>6位  ほぼ横ばい
  • Kraken 7位>7位  ほぼ横ばい
  • Coincheck 8位>10位  ほぼ横ばい
  • Bitflyer 9位>8位  大幅に増加
  • Gate.io 10/11位>11位 大幅に増加
  • OKex 10/11位>9位 大幅に増加

他の取引所に比べ保有量が大幅に増加したHuobi(5位から2位へ躍進)だが、仮想通貨史上最大の出資金詐欺と言われるPlusTokenのトランザクションの大部分が、同取引所を介して処理された可能性との見解も見られる。

取引所発行のトークンとBTC保管数の関係

LongHashは取引所が独自に発行するトークンの収益性とその取引所のBTC保管数の増減に相関関係があるかどうかについての分析も行なっている。

独自トークンを提供しているのは、Binance、Huobi、Bitfinex、OKExおよびGate.ioだが、そのうちHuobiとOKExはそれぞれ年末までにBTC建てで1.3倍と2倍の価格の増加を見た。そして両取引所ともに、BTC保有量が大幅に増加した。

一方、BinanceとBitfinexでは、収益率および増加率ともに横ばいとなった。

Gate.ioに関しては、独自トークン価格は下落したにも関わらず、BTC保有量は増加しているが、分析サンプルの中ではBTC保管数がもっとも少ない取引所であるため、誤差の範囲内ではないかとLongHashは判断し、トークン価格とBTC保有量にはある程度の相関関係があると結論づけている。

取引所の新しい測定基準としてのコールドウォレット保管数

さらにLongHashは、chain.infoのデータを用い、デポジットアドレス、ホットウォレットアドレス、コールドウォレットアドレス間の送金方法に関する一連の仮定に基づき、主要取引所のコールドウォレットアドレスとそのBTC保管数を分析した。

取引所のコールドウォレットに保有されるBTC数のデータは、ブロックチェーン上の資産の動きの分析から得られるものであり、偽造が困難なため、完全な測定基準ではないものの、取引所のユーザー数、取引量、収益に関するデータ分析の出発点として有益であると、説明している。

参考:LongHash

CoinPostの注目記事

マネロン対策で仮想通貨ウォレットをブロックも可能に=ウクライナ政府
ウクライナの財務省が、すべての仮想通貨関連活動を監視すると声明。不正取引が確認された場合、ウォレットをブロックし仮想通貨を没収することも可能だという。
ハワイ新法案提出、銀行による仮想通貨カストディを合法化へ
米ハワイ州の議員が、仮想通貨のカストディ業務を銀行が行うことを認める法案を提出したことが分かった。ハワイ州の銀行が、仮想通貨に加え、デジタル証券、デジタル資産、その他トークン保有を合法化する案になる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/07 火曜日
19:08
トレカ市場を変革?!TCGのNFT化(トークン化)とは?図解でわかりやすく
ポケモンカードをはじめとするトレーディングカードのNFT化(トークン化)とは何か。仕組み・メリット・注意点を図解でわかりやすく解説。CourtyardやCollector Cryptの事例も紹介。
17:18
「韓国個人投資家の9000億円がイーサリアム・トレジャリー企業に集中」 サムソン・モウが警鐘鳴らす
サムソン・モウ氏は、韓国の個人投資家による約9000億円がイーサリアムの価格を押し上げていると指摘し、イーサリアムおよびイーサリアム・トレジャリー企業に対する投資リスクを警告した。
15:29
なぜアフリカは仮想通貨普及で世界をリードし得るのか?金融イノベーションの最前線をレポート
アフリカの仮想通貨採用が急拡大している。ビットコインやステーブルコイン(USDT/USDC)がケニア、ナイジェリア、ガーナで浸透。M-Pesa連携、送金コスト削減、インフレ対策の実例と、EUのMiCA規制から学ぶアフリカの金融イノベーションの未来を探る。
13:50
ソラナ・カンパニー、775億円相当SOL超を蓄積
ナスダック上場のソラナ・カンパニーが6日、デジタル資産トレジャリー戦略の一環としてソラナの継続的な取得を発表した。220万SOL超と1500万ドル以上の現金を保有。
13:20
FIFAのトークン化チケット購入権RTB、スイス当局が賭博の疑いを調査
スイスの賭博規制当局が、国際サッカー連盟公式の2026年W杯チケット購入権トークンを調査している。賭博に該当する可能性を検討中だ。
11:35
シタデルのケン・グリフィンCEO、金とビットコインへの資金流入に懸念を表明
ブルームバーグが10月7日に報じたところによると、シタデルのケン・グリフィン氏が投資家がドルより金を安全資産と見なし始めている状況に懸念を示した。デベースメント・トレードと呼ばれる金、銀、ビットコインへの投資拡大に言及。
11:05
「年末にかけて金・仮想通貨・テック株を保有」チューダー・ジョーンズ氏
著名投資家ポール・チューダー・ジョーンズ氏は、現在の株式市場における強気相場にはまだ大幅な上値余地があるとの見方を示した。年末にかけて金、仮想通貨、テック株を組み合わせて保有すると説明している。
10:30
Plume Network、SECにトランスファー・エージェント登録 価格20%以上高騰
RWA特化のPlume Networkが米証券取引委員会からトランスファー・エージェント資格を取得した。米国証券市場のオンチェーン化を進めるとしている。
09:40
イーサリアムのM2相関性ラグ解消で価格1万ドル到達の可能性=アナリスト分析
Cryptoquantのアナリストは米M2マネーサプライの拡大とイーサリアムの流動性ラグについて分析し取引所在庫の減少と機関投資家の買い需要増加を背景にETH価格がこのサイクルで1万ドルに到達する可能性があると大胆予測。
08:02
メタプラネット、ビットコイン含み益が810億円に到達
10月7日の報道によると、世界第4位のビットコイン保有企業メタプラネットの含み益が5億4000万ドル(約810億円)に達し過去最高を記録。PHASE II戦略による今後の展開が注目される。
07:35
仮想通貨投資商品、先週は過去最大の約9000億円が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、先週のデジタル資産の投資商品への資金流純入額は約8,940億円だったと発表。ビットコインの投資商品への流入が最も多かったとし、要因の分析もしている。
07:02
ストラテジー、週次のビットコイン購入を一時停止 含み益約5兆円に
世界最大のビットコイン保有企業ストラテジーが9月29日から10月5日の週にビットコインを購入しなかったことが最新のSEC提出書類で明らかになった。優先株の配当支払いで1億4000万ドルを支出。
06:15
グレースケール、米国初のステーキング機能付き現物仮想通貨ETFを開始
グレースケール・インベストメンツが6日、イーサリアムとソラナのステーキング機能を備えた米国初の現物仮想通貨ETFの提供を開始した。
05:55
モルガン・スタンレー、仮想通貨のポートフォリオ配分上限を最大4%と推奨
大手銀モルガン・スタンレーのグローバル・インベストメント・コミッティーが先週発表したレポートで、顧客ポートフォリオにおける仮想通貨の配分上限を最大4%とする保守的なアプローチを推奨している。
05:40
トム・リー率いるビットマイン、1234億円相当のイーサリアム追加購入
ビットマインが6日に発表した最新の保有状況によると、283万ETHを保有し供給量の2%を超えた。仮想通貨と現金を合わせた総資産は134億ドルに達し、世界最大のイーサリアム・トレジャリー企業としての地位を強化。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧