WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン悪用の資金洗浄、世界的なマネロングループ所属の容疑者を逮捕

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

麻薬カルテルの資金洗浄に仮想通貨を使用

米国当局は今週、麻薬取引に関連する資金の出所を追跡不可能にするため、仮想通貨(暗号資産)と小切手を利用したとの罪状で、マネロン関与の業者を逮捕した。

逮捕された、Pedro Antonio Aquino-Eufracia容疑者は、麻薬カルテルと共謀し、キャッシャー小切手(口座から引き出した資金に基づく小切手)と仮想通貨を組み合わせて利用し、資金洗浄を行った容疑がかけられている。

立件に伴い、米国麻薬取締局(DEA)の捜査員Gizzi氏は、容疑者は「大規模で世界的な資金洗浄グループ」の一部だと申し立てている。グループ構成員は主にフロリダやニュージャージー、ドミニカ共和国やその他の場所に拠点を置いているという。

Gizzi氏によると、当局は合法的に取得したモバイル通信履歴やその他電子的な証拠を含む捜査結果により、容疑者は2018年4月と5月に少なくとも2回、麻薬取引に関わる現金を共謀者から受け取り、その現金を仮想通貨に変換したことを突き止めた。

資金洗浄組織の幹部は、Aquino-Eufracia容疑者に、現金の出所を不明確にすることを望み、仮想通貨をとあるウォレットに預けるよう伝えたとされる。

続けて、法執行当局が2018年7月に共謀者から20万ドル(2200万円)近くを押収していたと説明。全体として、数百万ドル(数億円)にのぼる麻薬の売上金が資金洗浄されたと主張している。

申立書は、仮想通貨の一例としてビットコインに言及しているものの、今回容疑者が、資金洗浄に使用したと考えられる仮想通貨の種類や、具体的な米ドル相当額については明かしていない。

また申立書は、仮想通貨を、マネーロンダリング組織が利用する様々な手段の一つとして挙げており、ビットコインについては「分散型のP2Pネットワークを介して動作するコンピューターソフトウェアによって生成および制御され」、主に「インターネットベースの通貨単位」であると説明している。

米国省庁は仮想通貨監視のために予算増額を希望

近年、各国で犯罪捜査当局も仮想通貨の追跡技術を発達させており、仮想通貨を悪用した犯罪を摘発することに成功する事例も増えている。

また仮想通貨の登場や国際金融市場の相互接続など、近年の技術的進歩により金融犯罪やインターネット上の犯罪がテロリストの資金調達と密接に関わることも捜査において新たな課題となっている。

米国では2021年の会計年度において、様々な省庁が仮想通貨関連の監視や業務を行うために予算増額を求めている。

特に、財務省内の主要機関が仮想通貨関連の取り組みを強化するために資金を求めており、内国歳入庁(IRS)とOFAC(対外資産管理局)は、暗号関連の業務を大幅に拡大する意向を示していた。

参考:courtlistener.com

CoinPostの注目記事

60億円以上の仮想通貨ビットコインを押収 アイルランド当局の麻薬捜査で
アイルランドの犯罪資産局が、麻薬の売人から5200万ユーロという巨額のビットコインを押収。裁判所の許可なしにウォレットから引き出せないようにする。
スイス規制当局、仮想通貨マネロン対策を厳格化へ
スイス金融市場監査局(FINMA)はアンチマネーロンダリングに関する新たな規定を提出。この新たな規定が採択された場合、仮想通貨の取引には、より厳しい監視の目が向けられることになる。
Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/16 金曜日
17:54
3メガ銀、共同発行ステーブルコインで国際決済の実証を完了
みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行の3メガバンクなど5社が、共同発行する円建てステーブルコインで三菱商事の国際決済を想定した実証を実施した。信託型の発行スキームとAML対策、2026年度中の実取引に向けた設計を整理する。
17:24
ANAP、ビットコイン評価損43.7億円を計上 前期の評価益12億円から反転
ANAPホールディングスは15日、2026年8月期に保有ビットコインの評価損43億7,466万円を計上したと発表。最終損失は73億2,300万円に拡大した。前期の評価益からの反転と、期中に開示した評価損の推移をまとめる。
16:51
英上場スマーター・ウェブ、83BTCのビットコインを追加取得 保有2830BTCに
英上場のスマーター・ウェブ・カンパニーが83BTCを約520万ポンドで追加取得し、ビットコイン保有量は2,830BTCに。優先株の調達資金でコインベースからの借入を圧縮したほか、累計のBTC売却額も開示した。
15:45
リップル社、株式や金属などに連動する無期限スワップを機関向けに開始
リップル社の機関投資家向けプライムブローカー「リップルプライム」が、株式やETF、金属、為替など100超の市場を参照するRWA無期限スワップの提供を始めた。ハイパーリキッド上の先物を参照し、24時間取引できる。担保にはRLUSDも使える(法域により異なる)。
14:53
SBIら、ドル建てOUSD連合に参画 円建てJPYSCと相互運用を検討
SBIホールディングスとスターテイルが、米ドル建てステーブルコインOUSDを推進するオープンスタンダードに参画した。ビザやコインベースなど140社超が加わる枠組みで、円建てステーブルコインJPYSCとの相互運用に向けた実証実験を検討する。
14:20
グーグル、量子コンピュータ「20年の壁」に前進 必須工程でエラー40分の1に
Google Quantum AIは、量子プロセッサ「Willow」で「マジック状態の培養」を実証したと発表した。エラーを約40分の1に低減し、T状態の論理忠実度99.99%を達成。成果は科学誌Scienceに掲載された。
14:01
オープンAIの研究モデル、イーサリアムのテストネットで他者の資金を無断使用
オープンAIは15日付の報告で、社内研究モデルがイーサリアムのテストネットSepoliaで、公開シードフレーズから第三者のウォレット鍵を導出し、無断で手数料を支払っていたことを明らかにした。モデルは許可を自問しつつ実行し、最終報告でも開示しなかった。
12:30
レジャー、不正部品攻撃は流通経路狙った組織的犯行と説明 対策も公開
レジャーは、同社仮想通貨ウォレットへの不正部品混入は組織的犯罪グループによる流通段階の改ざんだったと説明。東南アジアでの販売停止や陳列禁止など対策も公表した。
11:29
バイナンスUS、最大1億ドル調達へ 評価額約10億ドル=報道
米仮想通貨取引所バイナンスUSが最大1億ドルの資金調達を模索していると、ブルームバーグが報じた。評価額は約10億ドルで、2022年調達時の45億ドルを大きく下回る。予測市場への参入や州ライセンスの回復も視野に入れる。
10:50
上場ビットコインマイナー3社の9月採掘量、2社が前月比4〜11%減
仮想通貨ビットコイン採掘企業3社が9月の実績を報告。クリーンスパークとビットフフが前月比で減少し、カナーンは横ばいだった。データセンターや排熱利用などの進捗も述べた。
09:54
MSCI新ルール決定、メタプラネットなどビットコイン保有企業の指数除外可能性高まる
米指数算出大手MSCIが非事業会社をグローバル指数の採用対象外とする新基準の導入を発表した。5つの財務比率で判定し、11月30日に発効する。ビットコイン保有企業ストラテジーやメタプラネットへの影響と判定方法を整理する。
09:00
レジャー、新端末「Ledger Atom」発表 不正装置対策も計画
仮想通貨ウォレット大手レジャーは、新デバイスLedger Atomを発表。2027年夏にローンチしたり、不正装置対策を講じたりする計画を説明した。
10/15 木曜日
16:28
ドル建てステーブルコインUSDC払い可能な「Slash Card」一般公開へ
Slash Visionは15日、アプリ「Slash App」を正式リリースし、USDCで決済できるVisaカード「Slash Card」を一般公開した。事前登録制を終え、誰でもアプリから申し込める。運転免許証による本人確認にも対応した。
14:30
ビットコイン相場が膠着状態、8万ドルが重要な分岐点に=Glassnode分析
オンチェーン分析企業Glassnodeは、ビットコインが上値の売り圧力と下値の厚いサポートに挟まれた膠着状態にあると分析した。ETFの売り再開も影響し、8万ドルが重要な分岐点となるとみる。
14:00
ステーブルコインUSDC、EU初の「重要な電子マネートークン(EMT)」に指定
EU当局は14日、サークル社のステーブルコインUSDCをMiCAに基づく初の「重要な電子マネートークン」に分類した。準備資産や流動性などの直接監督権限がEUに移る。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧