はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨取引所TAOTAO、ビットコイン未決済建玉(OI)の通知サービスを開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

TAOTAOがリアルタイムOI情報を配信へ

仮想通貨取引所TAOTAOは26日、国内投資家向けに未決済建玉(OI)の変動情報を配信開始することを発表した。

未決済建玉30BTC前後(*枚数閾値は調整可能性あり)の変動でアラートが通知される。

100万円割れでアラート

BitMEXの未決済建玉(OI)情報と異なるのは、「売り」「買い」の情報まで通知される点だ。

実際に配信されたTAOTAOアラートでは、初配信が100万円割れの節目に。2月26日 23:00〜0:00の間(図①)に約14BTC売り越されており、リバウンドを帳消しにするような値動きで9,000ドルの攻防を挟むなか、TAOTAOでは「続落を見込んだ新規ショート」が多く建てられたものと思われる。

BTC/JPYチャート

一方、2月27日 1:00〜2:00(図②)の未決済建玉(OI)通知では、105万円台のロングが37.8BTC、100万円台のロング30.5BTCのロスカットが確認できる。

Trade Blotterの派生

TAOTAOはこれに先駆け昨年12月、取引情報の準リアルタイムレポートサービス”Trade Blotter”(トレードブロッター)をリリース。トレーダー需要に応える形で、より利便性の高い、投資判断に役立つサービスを提供している。(下図)

出典:TaoTao Trade Blotter

これは、顧客取引における「未決済建玉」「指値」「歩み値」をタイムリーに配信するサービスで、荒川社長の「投資家の方々が適切な意思決定できるように」の理念の元、リアルタイムに情報を取得できるツイッターでも配信を開始する。

これまで仮想通貨取引所の公式アカウントで、価格情報配信を行うモデルは存在したが、未決済建玉(OI)の変動情報を定期配信する事例は今回が初。

コインポストに市況記事寄稿を行う仮想通貨の著名トレーダー響氏は、Trade Blotterのローンチ時、「未決済建玉(OI)情報からどのような情報が読み取れるか」について言及。

未決済売り建玉情報と未決済買建玉情報のグラフから、現時点でどのあたりに個人ユーザーのポジションが厚く入っているかを確認する事で、厚みのある価格帯での取引活発化が想定可能なほか、売建玉が多く残っている価格帯から現在値の価格帯まで上に開きがあれば、捕まっているショートポジションとなり、再びその価格帯を試す際の買戻しが想像できる。
逆に買建玉が多く残っている価格帯を割り込むような動きが続けば、ロスカット等を考えるユーザーも発生しやすく、下方向への圧力が強まる可能性が高まる。

などと解説。トレーダー目線で、未決済建玉(OI)推移の重要性に触れていた。

公式コメント

TAOTAOは、今回のサービス開始について、以下のようなコメントを寄せた。

透明性が高く、有用な情報を今後も出していきたいと考えています。弊社の未決済建玉の変動情報における自動ツイートを活用して、投資判断に役立てて頂ければ幸いです。
TAOTAO株式会社は、関東財務局長第00011号で登録される仮想通貨交換業者。荒川社長自ら質問箱を通じたユーザーへの回答を行うほか、取引所データの情報開示など、ユーザー本位の運営体制を支持基盤拡大に繋げていけるか注目される。

CoinPostの関連記事

仮想通貨取引所TAOTAO、「未決済建玉」など取引情報の準リアルタイムレポートサービスを提供開始
仮想通貨取引所TAOTAOは11日、顧客取引における「未決済建玉」「指値」「歩み値」をタイムリーに配信する取引情報の準リアルタイムレポートサービス"Trade Blotter"のリリースを発表した。
ビットコイン(BTC)今後の展望とTAOTAO新情報ツールの活用|寄稿:響
CoinPost所属ライターの著名トレーダー「響」が、仮想通貨ビットコイン(BTC)今後の展望について独自考察。本日17時にDeribitカットオフが控えるなか、TAOTAOの新サービス「Trade Blotter」の有用性と活用ポイントも解説した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/02 水曜日
11:45
パクソス、ステーブルコインUSDGを欧州全域でローンチ サークルとの競争激化
パクソスが米ドル建てステーブルコインUSDGをEU全域で発行開始した。MiCA規制に準拠している。合計30か国に展開しており、ステーブルコイン時価総額ランキングでは15位だ。
11:10
ナスダック上場DeFi Development Corp、1億ドル転換社債発行 ソラナ蓄積戦略を拡大
米初のソラナ準備金戦略企業DeFi Development Corpが1億ドル転換社債の私募発行を発表。調達資金でSOL購入継続、バリデータ運営による複利成長を目指す。
10:50
上場企業のビットコイン購入がETF上回る、2025年上半期24万超BTC取得で4倍以上増
2025年上半期に世界の上場企業が仮想通貨ビットコインを24万5510BTC購入しETF保有数の2倍超。前年同期比約5倍増でマイクロストラテジー戦略が拡散、企業準備金としての位置づけが確立された。
10:30
米SEC、仮想通貨ETFの上場基準を策定か 審査迅速化に期待
米証券取引委員会が、ビットコインなど仮想通貨ETF向けの汎用上場基準策定を検討していると伝えられる。19b-4様式省略により審査迅速化が期待される。
10:20
ETH1万ドル到達は『義務』と表明、イーサリアムに新組織誕生
仮想通貨イーサリアムに、イーサリアムコミュニティ財団という新たな組織が誕生。公式サイトで、イーサリアムの価格に特化した組織であると説明している。
07:55
NYSE上場DDCが760億円調達完了、ビットコイン準備金戦略を本格始動
アジア食品ブランド運営のDDC EnterpriseがNYSE上場企業として最大規模の仮想通貨専用資金調達を実施。Anson Fundsらから総額5億2800万ドルでビットコイン準備金構築へ。
07:25
XRP戦略推進へ、ナスダック上場のWebusが1億ドル調達合意
ナスダック上場のWebusがリップル・ストラテジー・ホールディングスと1億ドルの資金調達契約を締結。仮想通貨XRPを活用した事業戦略推進により株価が日中130%上昇も最終的には8%反落。
07:15
「ビットコインが25年に20万ドルへ到達するとの予測は維持」Bitwise
仮想通貨運用企業Bitwiseは、2025年の10の予測に対する中間評価を公開。ビットコインが20万ドルに到達するとの予測は維持することなどを記載した。
06:50
ストラテジーのビットコイン循環戦略、NAV超プレミアムを正当化か=TD Cowen分析
ストラテジーの株価は純資産価値(NAV)を大きく上回って推移。継続的な株式発行が1株あたりのBTC保有を押し上げる構造が、投資家の注目を集めている。アナリストはその持続性とリスクに着目している。
06:12
ビットコイン利確が加速 第3四半期は過去最弱の季節性=アナリスト分析
仮想通貨ビットコインの利確が進む一方、市場は方向感に欠ける展開。第3四半期は過去最弱の季節性もあり、アナリストは地政学リスクや米金融政策の不透明感に警戒を示している。
05:50
トランプ大統領の「大きく美しい法案」上院可決も、仮想通貨少額免税案は見送り
トランプ政権が推進する大型予算法案に、仮想通貨の少額免税や報酬課税見直しの修正案は含まれず。ルミス上院議員は今後の再提出を示唆し、業界団体もロビー活動を継続する構え。
05:37
米SEC、ビットコインやXRPに投資するグレースケールの仮想通貨ファンドETF化を承認
米証券取引委員会(SEC)は、グレースケールのバスケット型ファンドのETF転換を加速承認。構成資産の約8割をビットコインが占めており、今後の仮想通貨ETF全体に追い風となる可能性も。
07/01 火曜日
16:00
UXLINKが実現目指すWeb3の大衆化、CEOが語る成長戦略|WebXスポンサーインタビュー
5500万人のユーザーを擁するWeb3成長支援プラットフォーム「UXLINK」。WebX 2025への参加を控え、同社CEOが日本市場への期待を述べた。
14:49
日本初の仮想通貨建てクレジットカード「Slash Card」が登場 β版の事前登録開始へ
日本初の暗号資産建てクレジットカード「Slash Card」がβ版の事前登録を開始する。米ドル連動型ステーブルコインUSDC担保サービスで物理・バーチャル両対応。ソラナやイーサリアムなどマルチチェーン互換性とトークン還元リワードを特徴とし、Web3技術を現実世界の決済に橋渡しする。
13:30
ビットコイン需要減少で市場脆弱性指摘、イーサリアム大口投資家は巨額含み損で売却継続=アナリスト
Cryptoquant分析によると、ビットコインのオンチェーン需要指標がマイナス転換し短期調整リスクが高まる。一方でETH大口投資家は3週間で9万5313ETHを償還、4260万ドルの含み損を抱える状況。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧