Bitmainが新型マイニングマシンを発表
5月に予定される仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)の半減期に向け、マイニング機器の競争が激化してきた。
大手仮想通貨採掘企業Bitmainは27日、次世代のマイニング機器「Antminer S19」と「Antminer S19 Pro」を発表。近日中に販売が開始される予定だが、現時点では配送日は未定となっている。
S19シリーズはそれぞれ2種類の機器があるという。f2poolが提供するデータによると、マイニング機器で得られる利益のランキングで、すでにS19 Proが1位、2位がS19となっている。
主な仕様については、S19の1つのハッシュレートが95TH/sで、もう一方は90TH/s。電力効率はどちらも34.5+/-%5J/THとなっている。
S19 Proに関しては、ハッシュレートと電力効率ともに大きく進化したと説明。2種類のハッシュレートはそれぞれ110TH/sと105TH/s。どちらも電力効率は29.5+/-%5J/THである。
本シリーズでは同社のカスタムされたチップを採用しているという。安定性も向上し、起動のスピードも速くなった。
上述したマイニング機器のランキングで、3位にランクインしているのはMicroBT社のWhatsminerのM30S。MicroBT社は昨年12月にM30モデルをローンチした。プレオーダーの受付を先週開始したばかりで、サンプルユニットの配送は来月にも開始される予定だが、注文を受ける企業によってばらつきが出る可能性がある。
中国のマイニング企業は、コロナウイルスの影響で製造や出荷に遅れが生じていた。しかし14日に、MicroBT社が生産を再開したことが分かっている。BTCの半減期が5月に迫っており、製造者側の動きも加速しているが、利益を維持するために、マイナーは出来るだけ早く機器をアップグレードする必要がある。
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参考資料 : Bitmain