ジンバブエ中銀の方針転換
ジンバブエ共和国の中央銀行が、仮想通貨事業に関して前向きな規制の枠組みを整備する可能性があることがわかった。地元紙TheChronicleが報じた。
ジンバブエでは、2018年より商業銀行が入出金等金融サービスを仮想通貨関連業務に提供することを禁止していたが、国内需要の高まりを受け、改めて検討を行う。
具体的には、取引事業者やプロジェクト向けの規制のサンドボックス制度を整備する意向を示している。
サンドボックス制度を設けることで、企業が仮想通貨の業界参入を行う際の判断をクリアに。参入企業の申請に基づき、サンドボックス制度を通じて実証を行い、適切なビジネス対応を求めるとともに、規制の見直しにも繋げていく考えだ。
参入企業は、より厳密にプロダクトが要求されるほか、銀行などとの提携や、マイクロファイナンス企業と同様に許可が必要になる可能性もあるという。
中央銀行は、規制のサンドボックス制度を通じて、これまでにはなかった法的なインフラを整え、国内の市場環境を改善する施策に乗り出す可能性を示唆。仮想通貨の国内業者を法的に後押しする、一定の方針転換を示した。
一方、通貨を管轄とする中央銀行は、仮想通貨取引や送金について、規制の課題があると、中銀責任者は説明した。
参考:chronicle.co