ブルームバーグターミナルに新たなBTCとETHインデックス
金融市場のデータ・指標を提供する大手ブルームバーグの端末「ブルームバーグターミナル」で、仮想通貨データサイトCoinmetricsの2つの独自指数『CMBIビットコイン』、『CMBIイーサリアム』の掲載が開始されたことがわかった。ビットコインの「終値」が確認可能になる。
Great to see the CMBI #Bitcoin Index and the CMBI #Ethereum Index are now available on the Bloomberg @TheTerminal pic.twitter.com/dTCesb9QYo
— CoinMetrics.io (@coinmetrics) April 16, 2020
Coinmetricsの独自指数は今年1月にローンチした新指標で、ビットコインとイーサリアムマーケットのより正確な取引価格を算出するインデックス。15秒ごとに価格が変化することでリアルタイムの相場推移を反映する。
また、24時間世界マーケットで取引が継続する仮想通貨市場で終値の算出も行なっている。対象マーケットから取引の時間加重、数量加重の中央値から正確なデータを算出、午後4時(米国東部標準時)にビットコインの終値の公表を行う。
『クローズレベル』としてビットコインの日間終値を作ることを目的とした新たな取組みとなる。
Coinmetricsの指数のほか、ブルームバーグターミナルは、著名投資家ノボグラッツが率いる仮想通貨投資企業Galaxy Digitalの作った複数銘柄からなる『BGCI指数』も提供している(2018年〜)。この指数は、ビットコインやイーサリアムのほか、リップル(XRP)やDASH、イーサリアムクラシックも対象としている。
多くのプロトレーダーや機関投資家だけでなく、金融機関、報道機関も利用するブルームバーグターミナルで、仮想通貨取引に関連した指数がより多く掲載されることは、データの可視化および市場の健全化が進み、マーケットの発展に繋がると言えるだろう。