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オンライン授業、仮想通貨決済で見えた「新たな可能性」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ズーム配信で仮想通貨による報酬を受け取るアプリ

イーサリアムのブロックチェーンを利用したアプリで、Zoom(ズーム)の動画セッションに、仮想通貨による支払機能を追加できるようになった。

各種レッスン等をオンライン提供する事業主にとって便利な選択肢になる。コロナの影響で事業縮小を迫られた事業者の新たな収入源の確保に繋がる可能性もある。

仮想通貨決済のサービスを提供するのは、イスラエルのブロックチェーンスタートアップ企業「2key」。Zoomによる動画通話について誰でも簡単に仮想通貨による支払いを受けることが出来る新しいアプリ「SmartSession(スマートセッション)」をリリースした。

Zoomは新型コロナによるリモートワークの拡大によって、にわかに脚光を浴びている動画通信サービス。無料版でも、100人まで参加可能なグループミーティングを気軽に行うことができることから、コロナ危機でオンライン化が早急に求められる中で、企業の他、遠隔授業を行う教育機関でも急速に普及した。

例えば最近は、ヨガの教師、パーソナルトレーナー、精神科医、家庭教師など様々な事業主がZoomを使って顧客にセッションを提供している。

しかし、オンラインビジネスへと移行する中で、ハードルとなっているのが決済手段だ。参加者にPayPalや銀行振込による支払いを個別に請求する必要があったため、収益化に時間を取られるなど、事業継続に手元資金が必要なニーズに新たな決済手段のあり方が問われた。

ここに着眼点を置いたのが、今回のサービスを展開する2keyだ。SmartSessionsを使用して、コンテンツ作成者は、オンライン決済を自動的に完了する顧客宛の独自アクセスリンクを作成をサポートする。

現在、決済に使用できる唯一の仮想通貨はイーサリアム(ETH)で、顧客がETHを持っていない場合は、アプリ内からクレジットカードで購入可能。17種類の法定通貨に対応している。今後はETHに加えて、ビットコイン(BTC)など他の仮想通貨による支払いも追加される予定だという。

2keyによると、イーサリアムで収集された報酬は、webウォレットのMetamaskや、ハードウォレットのLedger、また2keyが提供する仮想通貨ウォレットに直接保管される。

決済コストを下げ、荒らし行為を防止

事業主にとってのメリットとしては、仮想通貨決済を導入することで、換金できる資金がリアルタイムで受け取れることがある。銀行手数料を回避することや、グローバル向けのサービス展開にも繋がるメリットもある。また、支払いは迅速かつ安全に完了し、ブロックチェーンに記録される。

最近ではZoomの問題点として、招待されていない者が動画セッションに勝手に参入し、荒らし行為を行う「ズーム爆撃」というものが生じていた。

SmartSessionを使えば、こうした行為を防ぐ対策にもなる。SmartSessionへの招待リンクは完全に分散化されているため、第三者が通話に介入することを防いでくれる。

COVID-19のパンデミック下で、多くの国では隔離政策が取られており、在宅勤務に移行している事業主は多い。

4月22日にZoomを提供するズーム・ビデオ・コミュニケーションズが明らかにしたところによると、Zoomユーザーは過去3週間で50%増加し3億人に達した。同社の株価は2020年1月から倍以上に値上がりしている。

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