Symbolのロードマップを更新
仮想通貨(暗号資産)ネム(XEM)の次期大型アップグレード「Symbol」のロードマップが更新された。
今回更新されたのは2箇所で、テストネットのバージョン「0.9.6.1」のリリース時期とオプトインの開始時期。テストネットの新バージョンは6月中にリリースし、オプトインの開始時期の目標は7月と設定された。メインネットのローンチ時期は変更されていない。
Symbolは先週もロードマップに関する情報が更新されており、「0.9.6.1」のローンチは25日を目指していることが伝えられていた。また、もともと17日に予定されていたオプトインの開始が5週間ほど遅れることも説明されており、今回の更新でその日程を明確に7月中と指定している。
オプトイン:新通貨の付与方式の一つ
ネム(XEM)所有者が、自主的にトークンを受ける意思表明を行うこと。意思表明を行わない場合、XYMトークンを受けないことになる。 オプトインの選択は、Symbolのローンチ前・後の期間において可能。
先週の発表では、開発スケジュールに影響を与える可能性のあることが2点報告された。それは「外部のプロトコル検証企業によるファイナリティ機能の設計の確認が遅延していること」と「0.9.6.1のバージョンのローンチが必要になったこと」だ。
新バージョンの日程については上述した通りだが、ファイナリティについては現在も確認が続いているという。4月に終了する予定だったが、「メディカル的な要因(コロナ関連か?)」もあり遅延。今月12日の週には報告があると伝えていた。
遅延している理由は他にもある。それは参考にした技術に知的財産権がある可能性が発覚したことだ。特許の問題の解決が必要となれば、メインネットのローンチに影響を与える可能性があるという。