はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインも年初来高値更新 一時120万円に迫る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインも年初来高値更新

28日の仮想通貨市場でビットコイン(BTC)が急伸。日本円建てで一時120万円に迫り、イーサリアムに続き年初来高値を更新した。

26日に米ドル建の節目1万ドル(105.3万円)を突破したビットコイン市場は堅調な流れを継続。3日連続で大幅高を記録し、28日も前日比+11%の119万円まで対円相場が急伸した。

覇権争いとして先鋭化する米中対立の激化も昨今のゴールド買いに拍車をかけるなか、ビットコインへの資金流入も強まった。価格の急伸を受け、一般投資家の関心も高まり、米国では63,993件のツイート数で、トレンド入りも果たしている。

ビットコインの高騰については、日経新聞も『米中対立への警戒感などから外国為替市場で米ドル安の傾向が強まり、中国人民元にも先行き不安がくすぶる。このため国家の枠組みに縛られない「デジタルゴールド」として、ビットコインが復権してきた。』と報道した。軍事衝突の可能性を含めた地政学リスクは、過去にもビットコインが騰勢を強めた材料として注目されてきた見方で、現環境下の投資家ポートフォリオの選択肢としてニーズも拡大する一要因になっている。

Skew.のデータによると、ゴールドとの1ヶ月間の実現相関係数はコロナショック後で最も高い50%付近に達しており、デジタルゴールドとしての見方も再び広がりそうだ。

一方、買われ過ぎかを判断するときに使われるテクニカル指標のひとつ「14日相対力指数(RSI)」は、3月の相場上昇開始以来初めて買われ過ぎのしきい値を上回った。市場は一時的な過熱感を示しており、利益確定売りから一旦調整を入れる動きにも繋がる可能性もある。

ロスカット状況

ポジションの増減データでは、BitMEXで1万BTC、Bitfinexで4500BTCのショートポジションのロスカットが確認された。大口のSポジション利確及びショートカバーを引き起こしている可能性も指摘される。

ハッカーが資金移動

また、2016年に起きた仮想通貨取引所Bitfinexのハッキング事件で、ハッカーが盗んだ2800万ドル(約30億円)に相当するビットコインを再び移動させたことが、トランザクションデータから判明した。

ハッカーは複数回の送金で約2550BTCを「Unkown」のアドレスに送っていた。「Unkown」とは、アドレスの所有者が判明していないもので、取引所等のアドレスに属しない一般アドレスに該当するケースが多い。

これらの資金移動は、6月10日に15万ドル〜30万ドル、今月24日にも約500万ドルに相当するビットコインが同じハッカーのアドレスから送金されたことが確認されており、2ヶ月間で3度目の資金移動だ。

送金の意図は判明していないが、大口の資金移動は市場の警戒ポイントにもなり得る。

今回のケースの場合、ハッキングで流出したビットコインは、流出日時から時間が経過しており、すでに各主要取引所がハッカーのアドレスをブラックリストに入れているため、直接取引所に入金し売却する方法は困難と見られる。一方、ミッシングなどで資金の出どころを不明確にし売却し直すシナリオも考えられるため、市場にも一部警戒するトランザクションデータの一つとなる。

Bitfinexのハッキング事件は2016年8月、12万BTCに及ぶビットコインが不正流出した(当時約7200ドルに相当)。その後Bitfinex側がBFXトークンを発行し、影響されたユーザーに補償を行なっている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/01 水曜日
18:59
リミックスポイント、SBIグループ2社と連携強化
リミックスポイントがSBI VCトレードとビットポイントジャパンと包括連携。約1,350BTCを保有する同社のビットコイン取引・保管・運用を一元的にサポートする体制を構築。
18:02
メタプラネット、ビットコイン購入で新資金調達戦略を発表
メタプラネットが新成長戦略「PHASE II」を発表。永久型優先株による資金調達でビットコイン保有を加速し、Bitcoin.jpを軸にプラットフォーム事業も拡充する。
17:53
J-CAM、イオレと暗号資産金融事業で提携 暗号資産の知見とAI技術の融合へ
暗号資産レンディングサービス「BitLending」を運営するJ-CAMが、東証グロース上場のイオレと暗号資産金融事業で戦略的提携を発表。暗号資産の運用知見とAI技術を組み合わせた新プロダクト開発へ。
17:30
メタプラネット、通期予想を上方修正
メタプラネットは2025年12月期通期予想を上方修正。営業益は88%増の470億円に達し、ビットコイン・インカム事業が収益を牽引した。
15:04
大和証券、暗号資産担保ローンの紹介を開始
大和証券は全国の本支店で、Fintertechの暗号資産担保ローン紹介を開始。ビットコインやイーサリアムを担保に円資金を調達可能に。
14:24
自称「IQ276」の投資家、ビットコイン100倍を予測し全財産転換へ
自称世界最高のIQ記録「276」を保持するキム・ヨンフン氏が、ビットコインは10年で100倍に上昇すると予測し、自身の全資産を投入したと発表した。同氏の経歴とその主張の実現可能性を検証する。
13:28
米SEC、株式トークン化規制実現で協議中 証券取引所グループから懸念の中=報道
米証券取引委員会が株式をブロックチェーン上で取引可能にする規制変更を協議中と伝えられる。ナスダックがトークン化証券を申請する一方、証券業界は監督強化を要請している。
11:40
リップル社のデビッド・シュワルツ最高技術責任者が年末退任へ
リップル社のデビッド・シュワルツCTOが2025年末に退任することを発表した。仮想通貨XRP台帳のコーディングに貢献した同氏は、取締役として引き続き関与していく。
11:20
SBI Ripple Asia、東武トップツアーズとの提携を発表
SBI Ripple Asiaは、新たな決済プラットフォームの構築に向け、東武トップツアーズと基本合意書を締結。独自トークンの発行に仮想通貨XRPのブロックチェーンXRPLを使う。
11:17
bitFlyer、後藤真希さん起用の新TV CMを全国放映開始
暗号資産取引所大手のbitFlyerが、歌手・タレントの後藤真希さんを起用した新CM「暗号資産知らなかった篇」を10月1日から全国で放映開始。記念キャンペーンも実施中。
11:10
「テザー社は過去最大の利益企業になる可能性」Bitwise幹部
Bitwiseの最高投資責任者は、テザー社が過去最大の利益企業になる可能性があると試算。定期公開するメモで今回は仮想通貨が目指す市場規模の大きさについて論じている。
09/30 火曜日
19:30
ビットコインで利回りを狙う|Lombard(ロンバード)・LBTCの始め方
Lombardを通じてビットコインを利回り資産として活用する方法を解説。LBTCの仕組みや始め方に加え、注意点やリスクも整理しました。
19:11
USDHがハイパーリキッドの成長を加速させる理由
USDHはなぜハイパーリキッドを強化するのか?仕組みから収益循環、HYPEへの影響までわかりやすく解説します。
17:14
ハイパーリキッド「Hypurr NFT」エアドロに高い関心、初動のフロアプライス1000万円弱に
暗号資産(仮想通貨)HYPEを発行する分散型取引所ハイパーリキッドのNFTコレクション「Hypurr」が配布され、フロア価格800万円、24時間取引高105億円を記録した。特に希少NFTは最高7000万円で落札するなど反響を呼んだ
16:34
マーチャント・バンカーズ、ビットコイン購入 不動産の暗号資産決済に本格参入
マーチャント・バンカーズが3億円分のビットコインを購入し、FINX JCryptoと協業。不動産決済サービスや暗号資産事業強化へ動き出す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧