- Binanceの分散型取引所(DEX)
- 3月13日にバイナンスの公式サイトから、分散型取引所(DEX)の開発を進めていると発表があり、基軸通貨となるBNBトークンが30%もの暴騰も見せました。
DEXの基盤となるブロックチェーンを開発
3月13日、海外の大手仮想通貨取引所「Binance」が分散型取引所(DEX)の開発を進めていることが分かりました。
DEXとは
ブロックチェーン上に存在する分散型取引所なので、運営会社の事情による破綻リスクやハッキングリスクを防ぐことができる。デメリットは、手数料がかかることと、出来高が少なく板が薄いこと。
大手仮想通貨取引所のBinanceは、DEXのための独自ブロックチェーンとして、Binance Chainの開発を発表しました。
公式のアナウンスでは、以下のように述べられています。
以前から分散型取引所に関するフレームワークを幅広く調査しており、Binance Chainを開発することで、これまでの機能などを分析し、バイナンスユーザーに慣れ親しんだ取引経験を提供するべく、大幅な改善が行われます。
既存の中央集権型取引所は共存を意識し、お互いに助け合い、相互依存性ももちます。
Binance Chainはパブリックブロックチェーンとして開発され、主にブロックチェーン資産の移動と取引に焦点を当てて、新しい可能性を提供するとのことです。
Binance Chainのフォーカスは、”パフォーマンス・使い勝手・流動性“に重点をおいており、Binance coin(BNB)はさらにアップデートされて、基軸通貨となります。
この発表によって、Binance Coin(BNB)は約30%急騰、今後もプロジェクトが順調に進めば価格はまだまだ伸びる可能性があります。
CoinPost考察
これまで分散型取引所(DEX)系のプロジェクトは多く存在していましたが、世界最大規模の取引所がDEXの開発を進めているという発表で、他の取引所にも非常に大きなインパクトを与えたと思います。
既存の中央集権型取引所は不正やハッキングなどのリスクがある反面、DEXは流動性が低いなどのデメリットがありました。
しかし、今回のバイナンスの発表でDEXがより世間に認知され、他の多くの取引所のセキュリティーレベルも高くなっていくと思われるため、仮想通貨業界によりいい影響を与えるニュースと言えるでしょう。
CoinPostの関連記事