はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

メタップスのウォレットアプリpring(プリン):みずほFGのデジタル通貨「Jコイン」で導入か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

みずほFGなどのキャッシュレス決済の実証実験で「pring(プリン)」を採用
みずほFG、みずほ銀行、東邦銀行が共同で取り組む「キャッシュレス決済の実証実験」において、メタップスの子会社が提供するスマートフォンのウォレットアプリ「pring(プリン)」の採用が決定しました。
みずほ銀行のデジタル通貨「Jコイン」でも導入か
複数の報道機関が3月15日に報じたところによると、みずほFGやゆうちょ銀行などが共同開発、2020年までのサービス開始を目指すデジタル通貨「Jコイン(仮称)」を使用した、キャッシュレス決済の実証実験を福島県内で始めるとしており、実用化に向けて動き出しています。

キャッシュレス決済の実証実験で「pring(プリン)」を採用

株式会社メタップスのグループ子会社、株式会社pringが提供する、お金コミュニケーションアプリ「pring(プリン)」が、みずほFG、みずほ銀行、東邦銀行が共同で取り組む「キャッシュレス決済の実証実験」において採用されることが決定した、とのプレスリリースが出ました。

実証実験は、キャッシュレス決済の普及による住民の利便性や生活向上等、地域経済の活性化の観点でも、福島県が国と連携して推進するプロジェク ト「福島イノベーション・コースト構想」に寄与することから、福島県に支援・協力してもらいながら進めていくものです。

福島イノベーション・コースト構想:

東日本大震災及び原子力災害によって失 われた浜通り地域等の産業・雇用を回復するため、ロボット等の先端技術の開 発や産業集積の促進のみならず、先進的な技術や機器を活用した県民に身近な 生活の向上や、交流を生み出しながら当該地域の可能性を国内外へ発信するな ど、様々な取組により福島県の復興を推進する国家プロジェクト。(2017 年に 改正福島復興再生特別措置法に位置付けられた)

引用:株式会社みずほフィナンシャルグループ 資料

実証実験の概要
開始時期 2018年6~7月予定
実施場所 福島県富岡町周辺の施設・店舗に加え、順次浜通り地域に拡大予定
対象者 みずほ銀行または東邦銀行の口座保有者で、対象アプリを利用する人
決済アプリ pring(プリン)

pring(プリン)とは

みずほフィナンシャルグループの資料より

2017年5月、韓国の仮想通貨取引所「CoinRoom」を子会社が運営するなど仮想通貨関連事業を推進する株式会社メタップスが、ビッグデータを活用した新たな決済ウォレットアプリ事業を行う新会社として、株式会社pringを設立。

仮想通貨取引所 Coinroomとは/メタップス+が設立した韓国取引所
メタップスの韓国拠点、メタップスプラスが設立した仮想通貨取引所である「Coinroom」についての記事です。取扱通貨の追加等の最新ニュースもお届けします。

pring(プリン)は、pring社が提供するデジタルウォレットアプリのことで、みずほ銀行の口座からワンタップで電子マネーにチャージが行える機能のほか、個人間の送金や店頭での決済、キャッシュアウトなどの機能を備えたスマホ上のウォレット決済アプリです。

2017年10月より実証実験を開始しており、SNSや電話番号を用いた送金機能や、加盟店での「QRコード」を用いたスピーディーな決済等、実際の運用を意識した検証を行なっています。

キャッシュレス構想の概要

みずほフィナンシャルグループは、キャッシュレス構想の概要として、

「日本は、他の先進国と比べてキャッシュレス化が十分進展しておらず、現金決済比率が高い状況にある。」

「クレジットカードやデジタルマネー等のキャッシュレス決済の普及により、決済の利便性・効率性の向上と、現金取扱等に関わる社会コストの削減を図ることが急務と考え、統一規格の「QR コード」決済を促進することにより、日本におけるキャッシュレス社会を2020年までに進展させることを目指す。」

としています。

実証実験の協力企業

  • 東京電力ホールディングス株式会社:利用者
  • 株式会社pring:決済アプリの提供
  • 株式会社NTTドコモ:決済用端末の提供

新デジタル通貨:Jコインとは

2017年12月27日に日本経済新聞が報じたところによると、みずほFGが、デジタル通貨「Jコイン」を2018年に発行予定。2018年春に実証実験を開始するとしています。

コイン加盟店が負担する手数料は、クレジットカードより安く設定するほか、別のデジタル通貨や電子マネーと交換できるようになることを目指している「Jコイン」構想。

「Jコイン」構想は、みずほ銀行やゆうちょ銀行が主導で進めており、ビットコインのように相場に連動して価格変動する通貨ではなく、日本円の価値と連動・等価交換できる、電子マネーのように使用可能なデジタル通貨の仕組みとしています。

みずほFGは、Jコインについて、スマートフォンで「QRコード」を読み込むだけで決済する仕組みを検討すると発表しており、地元地銀の協力を得ながら課題や経済効果を検証しています。

Jコインに関する動き

また、3月15日に報じられた産経ニュースによると、東邦銀行の北村清士頭取と、みずほフィナンシャルグループの佐藤康博社長が、県庁で記者会見し、みずほFGが創設を目指す新たな電子マネー「Jコイン(仮称)」を使用した、キャッシュレス決済の実証実験を県内で始める、と伝えられています。

Jコインは、利用者の利便性向上や金融機関の現金扱いコストの削減を狙い、地方銀行などに活用を呼び掛けており、決済では専用のスマホ向けアプリを使用するとしています。

2017年2月28日に公表された日銀のデータによると、電子マネーにおける2016年1~12月の累計決済金額は、5兆円の大台を突破。前年比+10%の伸びを示しており、市場拡大には「Suica(スイカ)」や「PASMO(パスモ)」などの交通系電子マネーが牽引しているとのことで、今や私たちの日常生活に欠かせないものとなっています。

CoinPostの関連記事

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/07 月曜日
09:22
米シークレットサービス、過去10年間で犯罪関連の仮想通貨580億円相当を押収
米シークレットサービスが過去10年間で4億ドル相当の仮想通貨を押収した。米国では豚解体詐欺による銀行破綻も発生しており捜査当局は仮想通貨が関連する犯罪への対処を進める。
07/06 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ETH価格特化の新組織誕生や米国初のソラナ現物ステーキングETF上場など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン週次レポート:1600万円台を窺う展開、トランプ減税法案通過で相場底堅く推移|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン(BTC)対円相場は1600万円を窺う底堅い展開。トランプ減税法案上院通過で1520万円台で下げ渋り、ADP雇用レポート下振れによる早期利下げ観測で1570万円台に回復した。bitbankアナリスト長谷川氏は下降チャネル突破も11万ドル乗せに苦戦と分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|BitwiseのBTC20万ドル到達予測維持に高い関心
今週は金融アドバイザーの推奨ポートフォリオ、Bitwiseのビットコイン20万ドル到達予測維持、アリゾナ州知事による押収仮想通貨の準備基金法案への拒否権行使に関するニュースが最も関心を集めた。
07/05 土曜日
13:40
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:21
初心者向け|仮想通貨取引所のKYC手続きとは?スマホでできるeKYCの流れと注意点
口座開設の必須手順 暗号資産(仮想通貨)取引所を利用し始めるには、口座開設時に「KYC(本人確認)」と呼ばれる手続きが必要です。これは、ユーザーの身分確認や、利用目的の確認を通…
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
2800分の1の確率を突破 個人マイナーがビットコイン採掘に成功、5000万円獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧