はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「禁止ではなく、正しい規制を」仮想通貨巡る議論高まるインドで

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「仮想通貨は禁止ではなく規制すべき」

仮想通貨についての規制方針がなかなか定まらないインドで、地元メディアが二人の識者にインタビューを行った。両者ともに、仮想通貨を禁止するのではなく規制すべきだという点で意見が一致している。

シンクタンクBegin Indiaの創設者Deepak Kapoor氏は、ビットコインを株式と同様に規制下で正しい市場への発展を推奨している。

Begin Indiaはインドで仮想通貨のあり方に関心を寄せる企業の一つであり、昨年12月には国連インド本部で非公開の会議を開催。仮想通貨の技術面や分配メカニズム、それが法執行機関にもたらす課題などを議題としていた。

Kapoor氏はまず、ビットコインをプライベートな「通貨」として扱うことは、国の経済を逆に危険にさらすかもしれないと述べ、ビットコインが法的地位を認められるとすれば、それは株式のように位置付けられ、規制下で取引されるべきだと主張。

ビットコインなど仮想通貨は他の法定通貨と同じ様に投資されるものであるためにSEBI(インド証券取引委員会)も、それをデジタル形式の資産として認定するべきだとした。

また、現地ジャーナリストRatan Sharda氏は、新しいテクノロジーと戦うよりも、むしろそれを最大限に活用する必要があり、仮想通貨を合法的なものとして管理し、すべてが追跡できる高速なトランザクションを社会にもたらすことに可能性を見出していると発言。

政府への提言として、仮想通貨を制御・管理するための草案の作成を開始すること、またインドが独自の仮想通貨を作り、その動きを追う恒久的な監視機関を構築するべきかどうかを検討することも挙げた。

11月に関連法案が提出される見込み

今年3月にインドの最高裁判所が、インド中央銀行(RBI)が仮想通貨取引所へ銀行口座サービスを禁止していたことについて「違憲」だという判決を下した。これ受けて、RBIも禁止令を公式に否定し、業界の気運も一時高まった。

しかしその後も、インド政府が、仮想通貨を禁止する法律を導入する方向に動くのではないかとの報道がたびたびなされている。

現在のところ、政府は11月に関連法案を国会に提出することを目指しているとみられ、この法案次第で、仮想通貨がインドで規制されつつ合法的な地位を得るのか、禁止されるのかが明らかになる見込みだ。

インドでは大手企業も仮想通貨分野に進出中

先行きが不透明な状況であるものの、インドの仮想通貨業界は好調で、積極的な業務拡大も見られる。

世界最大手の仮想通貨取引所バイナンスは、昨年11月にインドの取引所WazirXを買収、両方の取引所システムを相互接続し、それぞれのユーザーがもう一方のプラットフォームにログインして取引することを可能にしている。

また、インドの巨大企業グループであるタタ財閥傘下のIT企業タタ・コンサルタンシーサービスは、金融機関向けに仮想通貨関連サービスを発表。銀行や投資会社が、その顧客へ仮想通貨投資サービスを提供する上で便利なパッケージであり、仮想通貨とステーブルコイン、ブロックチェーン、取引所など一連の取引環境を整える。

関連:「銀行顧客へ仮想通貨の投資機会を」インドの巨大市場でタタ財閥がサービス設計

また、イギリスを拠点とする仮想通貨を取り扱う金融機関Cashaaも、インドでのサービス開始を発表。ビットコイン、イーサリアム、テザー、独自の仮想通貨Cashaaコインのサービスを提供、XRPやライトコインなども追加する予定を発表している。

同社CEOのKumar Gauravは「インドの金融セクターは大きな可能性を秘めている。バンキングと仮想通貨の次の大きな進化はインドから起こると信じている」とコメントしている。

こうした企業の動きが、インドで仮想通貨が禁止されないことを予測してなのか、見切り発車なのかは不明である。いずれにしても今年中に提出される予定の関連法案は、業界に大きなインパクトを与えそうだ。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/17 金曜日
17:24
仮想通貨市場20%超下落も底堅さ示すシグナル、CoinGeckoが2026年Q1レポート公開
CoinGeckoが2026年Q1仮想通貨レポートを公開。時価総額は前四半期比20.4%減の2.4兆ドルに縮小。地政学リスクと金融引き締め懸念がBTCや取引所市場を直撃した一方、ステーブルコインとDEXに底堅さも。
15:00
Driftハック被害者がサークルを集団提訴、約427億円不正流出
米法律事務所ギブス・ムラが、Solana最大のDeFiハック(約427億円)をめぐりUSDC発行元サークルを提訴。資金凍結を怠ったとして集団訴訟を起こした。
14:00
米ホワイトハウス、アンソロピック製機密AIモデル「Mythos」の全政府導入を準備
米ホワイトハウスが、アンソロピック社の強力なAIモデル「ミトス」の政府内展開を計画していることが判明した。国防総省との法的紛争が続く中、予算管理局(OMB)が主導して主要省庁へのアクセス環境を整備し、国家規模でのサイバー防御力の底上げを図る狙いだ。
13:35
米クラリティー法案、ステーブルコイン利回り条項の公開が来週以降へ延期
米ティリス上院議員は、仮想通貨市場構造法案「クラリティー法案」のステーブルコイン利回り条項の公開を来週以降に延期する方針を示した。銀行委員会での採決時期の確定を優先し、反対派による過度な精査を避ける狙いがある。
13:00
ロシア関連取引所グリネックス、約19億円ハッキング被害で運営停止 「敵対国家の関与」と主張
ロシア関連の仮想通貨取引所グリネックスが約19億円相当のハッキング被害を受け運営を停止。「敵対国家の関与」を主張し、当局への刑事告訴も実施。
11:30
韓国、トークン化預金の政府支出利用を実験へ
韓国の財政経済部は、トークン化預金を政府の支出に使用する実験プロジェクトを行うと発表。ブロックチェーン技術を活用し、運営プロセスの効率性を向上させる。
11:10
ビットコイン利回り型ETPが独最大市場に上場、ストラテジー社と連携
仮想通貨ETP大手の21Sharesが、世界最大のビットコイン保有企業「ストラテジー」の発行する優先株「STRC」への投資を提供する新商品「21ST」を、ドイツのゼトラ取引所に上場。ビットコインの資産価値と高いインカムゲインを両立。
10:49
決済向けL1「テンポ」、企業向けのプライベートな実行環境「Zone」提供へ
決済向けL1ブロックチェーン「テンポ」が企業向けプライベート環境「Zone(ゾーン)」を発表した。給与計算・財務管理・決済などのユースケースを想定している。
10:39
ハイパーブリッジで約4億円相当の不正流出、初期報告から被害額が約10倍に拡大
ハイパーブリッジのハッキング被害額が約250万ドル(約4億円)に拡大。資金の一部はバイナンスで追跡中で、回収不足時はBRIDGEトークンで補償する計画が発表された。
10:00
ビットコイン反発も、利益確定リスクも上昇中=クリプトクアント
クリプトクアントが仮想通貨市場の週間レポートを発表。ビットコインは反発したがトレーダーの平均取得価格が抵抗線となり、利益確定売りのリスクが高まっていると解説した。
09:27
日本機関投資家の仮想通貨ポジティブ見通しが30%超え、野村HD・レーザーデジタル調査
野村HDとレーザーデジタルが2026年機関投資家調査を公表。518名対象の調査で仮想通貨へのポジティブ見通しが31%に上昇、分散投資目的での活用関心が拡大している。
08:45
米シュワブ、仮想通貨現物取引を提供開始 BTCとETHから
チャールズ・シュワブが仮想通貨現物取引「Schwab Crypto」サービス展開を発表。ビットコイン・イーサリアムの現物取引を数週間以内に段階的開始。12兆ドル運用で仮想通貨の主流化を推進する。
08:15
ハック被害のソラナ基盤ドリフト、テザーなどから最大230億円超の支援
仮想通貨ソラナのブロックチェーン基盤のドリフトは、不正流出被害について現状を報告し、テザーなどから最大230億円超を支援してもらうことを発表。ユーザーへの補償計画などについて説明した。
07:45
アダム・バック、ビットコインの量子耐性移行に慎重姿勢
ブロックストリームCEOのアダム・バック氏が、ビットコインの量子耐性アップグレードについて慎重な段階的導入を支持。サトシ・ナカモトの資金凍結も辞さない強硬な「BIP-361」に対し、BitMEXリサーチが提唱する「カナリア方式」など、開発者間で議論が激化している。
06:45
XRP現物ETF、15日に27億円以上純流入 過去2番目規模
仮想通貨XRP価格が過去1週間で7%上昇しビットコインやイーサリアムのパフォーマンスを上回った。XRPの現物ETFが4月15日に27億円超の純流入を記録し機関投資家の復帰を示唆している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧