フランスのデジタルユーロ実験、テゾス(XTZ)ブロックチェーンも参画へ

ソシエテジェネラルが実験

暗号資産(仮想通貨)テゾス(XTZ)のブロックチェーンが、フランスの中央銀行デジタル通貨(CBDC)の実験に選ばれたことが分かった。フランスでBNPパリバに続くメガバンクであり、世界中に支店を持つソシエテ・ジェネラルが実験を行う。

今年7月、フランスの中央銀行であるフランス銀行は、銀行決済におけるデジタルユーロの実験においてソシエテ・ジェネラルを事業者の一つとして選んでいる。

そのソシエテ・ジェネラルが今回、テゾスを選択、また、テゾスのエコシステムに属しパリを拠点とするR&DセンターであるNomadic Labsもプロジェクトに参加することが明かされた。

実験では、有価証券におけるデジタル決済と受渡しを、CBDCで行う方法の実現可能性についても探っていくとしている。

Nomadic Labsの所長、Michel Maunyはプレスリリースで以下のように語っている。

テゾスはその技術力、適応性、そして強力なコミュニティによって強化され既にフランスや海外の様々なプロジェクトに選ばれている。私たちは、このテクノロジーがソシエテ・ジェネラルによって選ばれ、我々のエンジニアリングの知見とそのクオリティが報われたことを再確認でき、とてもうれしく思う。

欧州で進むCBDCの取り組み

フランスでは、CBDC実験の一環として、今年5月にも4000万ユーロ分のカバードボンド(裏付けとなる資産がある債券)をセキュリティトークンとしてブロックチェーン上で発行した。

この実験にもソシエテジェネラルが関わっており、債券の決済はデジタルユーロで行われたことが明かされている。また、このトークンは格付け機関のムーディーズからAAAの評価を得た。

CBDCに関しては、ほかにもオランダなどが開発に意欲を示している。今年4月にオランダは、ビットコインやフェイスブックのリブラなど他のデジタル決済手段や現金と比較、CBDC設計の選択肢にまで言及した45ページにわたるレポートを発表した。

また、スウェーデンは今年2月より独自のCBDCであるe-クローナのテストを開始しており、今年6月には詳細なレポートを公開、民間のサービスとの提携を通じてCBDCの供給・管理を行う方法などを検討している。

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参考:プレスリリース


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